プロジェクター選択のポイントは、解像度と輝度であることに変わりはない。特に、講堂やホールなどの大きな会場でプロジェクターを使用する場合や、明るい場所でのプロモーション用途でプロジェクターを使用する場合には、解像度と輝度が重要になる。せっかく大画面を投影しても、細部が見えにくかったり、画面が暗かったりしては、効果的なプレゼンテーションはできない。また、大画面を投影する際は設置場所も重要になる。
リコーの『RICOH PJ WU6480』と『RICOH PJ X6480』(以下、『PJ WU6480』『PJ X6480』)は、2つのランプを搭載したハイエンドプロジェクターだ。『PJ WU6480』はフルHDを超える解像度WUXGA(1,920×1,200ドット)で輝度は7,500lm、『PJ X6480』は解像度がXGA(1,024×768ドット)で輝度が8,800lmになっている。
同製品の高輝度は、新たに採用された2灯式ランプ「デュアルランプ出力」によって実現した。大画面や明るさが求められる広い空間でも、高輝度の投影を行うことができる。また、使用中に万一、片方のランプが切れた場合でも、もう一方のランプによって投影を続けることが可能なので、会議などを中断する心配がない。会場が大きいほどプロジェクターのトラブルの影響も大きくなるので、2灯式の採用による信頼性の向上は、運営者にとっても嬉しい点だ。
『PJ WU6480』と『PJ X6480』のもう一つの特長は、設置の自由度の高さだ。6種類の交換用オプションレンズを適宜選択することで、例えば100型の大画面なら投写距離を1.63mから19.02mの間で調整することができる。さらに、本体はチルトフリーに対応している。上下方向なら360度、どの方向にも設置できるので、これまで設置できなかった場所にもプロジェクターを設置することが可能だ。縦長に投写するポートレート投影も可能なので、店頭やイベントなどでのサイネージにも利用しやすい。
プロジェクターの設置場所によっては、容易にアクセスできないことも想定される。しかし、同製品はネットワークによる本体管理に対応しているので、ネットワークを通じた管理が可能だ。さらに、3年間のオンサイト保証があるので、万一の際でも専門家による対応があるので安心して使用できる。信頼性の高いプロジェクターとしてご提案いただきたい。
製品名 | RICOH PJ WU6480 | RICOH PJ X6480 |
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対応OS(プロジェクター管理ユーティリティ) | Windows Vista®(SP2以降)(Ultimate/Bussiness/Home Premium/Home Basic)、Windows® 7(Ultimate/Enterprise/Professional/Home Premium)、Windows® 8、Windows® 8(Pro/Enterprise)、Windows® 8.1、Windows® 10(Home/Pro/Enterprise/Education)、Windows Server™ 2008/2008 R2 | |
方式 | 単板DLP®方式 | |
画素数 | 2,304,000画素(1,920×1,200) | 786,432画素(1,024×768) |
パネル形状 | サイズ:0.67型 アスペクト比:16:10 |
サイズ:0.70型 アスペクト比:4:3 |
出力光束(明るさ)※1,2 | 7,500lm | 8,800lm |
コントラスト比※1 | 1,000:1 | 750:1 |
投写画面サイズ※3 | 60-600型 | |
投写距離※3 | 0.98~114.12m | 0.96~111.84m |
光源 | 365W高圧水銀ランプ×2 | |
RGB対応信号(アナログ、デジタル) | リアル解像度:WUXGA、FullHD、WXGA、XGA、SVGA、VGA | リアル解像度:XGA、SVGA、VGA 圧縮表示:WUXGA、FullHD、WXGA |
使用環境 | 温度0~40℃、湿度10~90%(非結露) | |
電源 | 100V、50Hz/60Hz | |
消費電力 | 【稼動時】 標準モード:890W エコモード:740W 【待機時】 通常待機モード:0.5W以下 |
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寸法(W×D×H・脚部含まず) | 548×552.5×179mm | |
質量 | 約21.0kg(レンズユニット含まず) | |
保証期間 | 3年間無償保証 |
※1 出荷時における本製品の全体的な平均値で、JIS X6911:2015データプロジェクターの仕様書様式に則って記載しており、測定方法・測定条件については、附属書に基づいています。
※2 RICOH PJ交換用レンズタイプC3装着時。
※3 交換用投写レンズを使用した場合の最大値。