大規模な会議でプロジェクターを用いる場合、高輝度な製品が必要だ。さらにコンパクトで取り回しやすいと、設営も楽でなお良い。この条件を満たすのが、キヤノンの『LX-MU500Z』だ。5,000lmの高輝度は、大きな会議室や商業施設での使用に耐える。幅約450mmとコンパクト、質量も約8.9kgと軽量で、取り回しやすさも上々だ。
『LX-MU500Z』は、最大でWUXGA(1,920×1,200ピクセル)解像度、60~300型での投写に対応するプロジェクター。DLP方式のレーザー光源を採用したことで、5,000lmの高輝度を実現している。大規模な会議室や開けた会場でも、鮮明な投写が可能だ。光源の特性ゆえ、水銀ランプの10倍にも及ぶ約20,000時間の耐久性を実現。フィルターレス設計の効果もあって、長期間メンテナンスフリーで使用できる。
高輝度にして高解像度でありながら、筐体サイズは幅約450mm、奥行約379mm、高さ約125mmと非常にコンパクト。質量も約8.9kgで取り回しやすく、設営準備を短縮できる。投写位置も、レンズシフトで調整することが可能。上下50%、左右23%まで細かく動かせる。レンズシフトの実行中も画像品質が低下することはないので、発表中に逐次修正するといったことも可能だ。投写映像の四隅を個別に調整できる4点キーストーン機能もあり、ゆがみのない、見やすい映像を投写できる。
HDBaseTを標準装備しているため、配線も容易だ。これは、非圧縮のHD映像や音声、制御信号などを1本のLANケーブルで伝送する技術。最長100mの長距離伝送に対応しているため、シンプルかつ低コストで高画質映像を投写できる。さらにMHLにも標準対応。スマートフォンやタブレットなどと市販のMHLケーブル1本で直接接続し、投写を行える。このため、モバイル機器によるスマートなプレゼンテーションや授業などを実現できる。
さらにMRIなどの医用画像の投写に適したDICOM SIMモードも搭載。病院でのカンファレンスや医大での授業にも活用可能だ。ロケーションを選ばずに効果的な映像表示ができる製品として、お客様にご提案いただきたい。
製品名 | LX-MU500Z |
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表示方式 | 1チップDLP方式 |
光学方式 | 時分割色抽出・順次表示 |
表示素子 | 有効表示域サイズ:0.48型/16:10 有効画素数:2,304,000(1920×1200) |
投写レンズ | ズーム:1.6x 手動 フォーカス:手動 レンズシフト:上下50%、左右23% F値、焦点距離:F 1.81-2.1、f=14.3-22.9mm |
光源 | 青色レーザーダイオード/黄色蛍光体ホイール |
画面サイズ(投写距離) | 60~300型(1.75~9.32m) |
明るさ(ノーマル/エコ) | 5,000lm/3,750lm |
コントラスト比(ダイナミック) | 50,000:1 |
スピーカー | 10W、モノラル |
映像入力端子 | HDMI・MHL/HDMI/ミニDsub15/ミニDIN4/RCA×3/RJ-45×2 |
その他入力端子 | ミニジャック/Dsub9(RS-232C)/USB mini |
出力端子 | ミニDsub15/ミニジャックB/USB TypeA |
電源 | AC100-240V、50 / 60Hz |
消費電力(ノーマル/エコ) | 530/415W |
外形寸法(W×D×H、突起部含む) | 450×379×154mm |
質量 | 8.9kg |