何事にもスピードが求められるビジネスの世界では、短時間で情報共有や意見交換を行う「ハドルミーティング」を導入する企業が増えている。そこで活用したいのが、インタラクティブなデジタルホワイトボードだ。表示した情報に自由に書き込みができ、書き込みの保存や共有が簡単に行えるので、議事録もその場でまとめられる。社内のコミュニケーションツールとしてだけでなく、顧客への説明や、教育分野での活用も可能だ。
リコーの『D3210』は、32型のインタラクティブホワイトボード。32型と小型であるので、打ち合わせスペースや商談スペースが狭い場合でも、設置場所に悩むことなく使用することができる。
専用ソフトをインストールする必要がなく、PCやタブレット端末とケーブルで接続するだけですぐに使用できるので、情報システム部門の負担を増やすことなく導入することが可能だ。また、直感的な操作が可能なシンプルなユーザーインターフェイスを採用しているので、初めて使う人でも迷わずに操作することができるだろう。
オフィスの打ち合わせスペースでハドルミーティングを行うなどのほか、学校や塾などの教育分野でも、導入効果が期待できる。また、多様な設置方法に対応している点もチェックしておきたい。顧客への説明ツールとして使用する際は水平置きにすれば、パーテーションのない商談スペースでも、説明内容を他の人に見られる心配がない。
ホワイトボードのように書き込みやすい『D3210』には、書き込んだ内容を活用するための多彩な機能が搭載されている。マルチページPDFとして保存できることに加え、指定したメールアドレスに直接送信したり、USBメモリーに保存したり、イントラネットやクラウドサービスのストレージに保存したりすることなどが可能だ。MFPやプリンターで直接印刷することもできる。
また、表示している画面を遠隔地とリアルタイムで共有することも可能だ。最大で20台までのインタラクティブホワイトボードを接続でき、テレビ会議システムと組み合わせることで、テレビ会議をより効率的に行うことができる。
オフィス、サービスカウンター、教育分野など、同製品の導入による新しいコミュニケーションスタイルをぜひ提案していただきたい。
型番 | D3210 |
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画面設置方向 | 横方向 (ランドスケープ) 縦方向 (ポートレート)※1 平面上向き (平置き) |
画面サイズ | 32V型ワイド |
表示エリア(水平×垂直) | 719.2×413.7mm |
表示方式 | IPS型液晶方式 |
バックライト | LED方式 |
アスペクト比 | 16:9 |
画素ピッチ | 0.3637×0.3637mm |
最大輝度※2 | 500cd/m² |
コントラスト比 | 3,000:1 |
視野角 | 左右178°/上下178° |
タッチ位置検出方式 | PCAP方式(投影型静電容量方式) |
消費電力 | 使用時消費電力:215W以下 スタンバイ時消費電力:0.3W以下 |
寸法(本体のみ・W×D×H) | 789×70×480mm |
質量(本体のみ) | 約15kg |
※1 コントローラー装着時の縦設置は、対応Ver.へのアップデートが必要です。(2019年夏対応予定)
※2 輝度は、入力モードの映像調整の設定などにより変わります。また、輝度は経年により劣化します。一定の輝度を維持するものではありません。