プロジェクターはプレゼンテーションや打ち合わせに有用なツールだが、設置の手間やスペースの確保が運用上のネックとなる。そこで役立つのが、リコーの『RICOH PJ WX4153N/WX4153』のような、超短焦点プロジェクターだ。わずか11.7cmの短距離から、最大で48型サイズの投影ができるため、手狭なスペースでも容易に使用可能。サイズもミラー式では最小とコンパクトで、軽快に取り回せる。
リコーの『RICOH PJ WX4153N/WX4153』は、わずか11.7cmの距離(本体セット含め26.1cm)から48型で投影できる超短焦点プロジェクターだ。サイズは幅257×奥行144×高さ221mm(突起部除く)、質量は約3.0kgと小型軽量にして、最大投影サイズは48型から80型にもおよぶ。ミラー式の短焦点プロジェクターとしては世界最小・最軽量・最至近で、軽快な取り回しを実現、輝度も3,600lmと申し分ない。本体を傾けて設置すれば、スクリーンだけでなく机上や床にも投影でき、教室や打ち合わせスペース、会議室など、幅広いロケーションでフレキシブルに運用できるだろう。
映像入力端子はD-SubかHDMI。Miracast® に対応しており、Windows 10搭載PCなどの対応デバイスからは、ワイヤレスで投影できる。上位機種の『RICOH PJ WX4153N』では、最大4台分の画面を、画面分割で同時に投影することが可能となっている。また、USBポートを備えており、外部ストレージを使ったPCレス出力にも対応。このポートは電源供給にも対応しており、リコーのワイヤレス通信機器やデジタルサイネージのセットトップボックスを接続して使用する際、配線や設置を簡単に行える。
リコーは別売オプションとして、「RICOH PJ インタラクティブキット タイプ3」を年内に発売予定。これはカメラモジュールと電子ペン、ソフトウェアで構成されたキットで、同製品に装着すると、本格的な電子ホワイトボードに転用できる。
反応の良い電子ペンは書き心地が良く、4本同時の書き込みに対応。投影した映像や資料の上に書き込んだり、それらをPDF化して保存したりと豊富な機能を備えている。会議や授業などさまざまなシーンで有用な製品として、ぜひご提案いただきたい。
製品名 | RICOH PJ WX4153Nシリーズ RICOH PJ WX4153シリーズ |
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方式 | 単板DLP®方式 |
画素数 | 1,024,000画素(1,280×800) |
パネル形状 | 【サイズ】 0.65型 【アスペクト比】 16:10 |
出力光束(明るさ)※1 | 3,600lm |
色再現性 | 約10億7300万色 |
コントラスト比※1 | 13,000:1 |
投写画面サイズ | 48~80型 |
投写距離 | 11.7~24.9cm(投写面から本体背面まで) |
消費電力 | 【稼動時】 標準モード:313W エコモード:208W 【待機時】 ■RICOH PJ WX4153Nシリーズ 通常待機モード:0.3W ネットワーク待機モード:1.4W(有線LANのみ)、1.8W(有線/無線LAN) ■RICOH PJ WX4153シリーズ 0.3W |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
寸法(W×D×H・突起部含まず) | 257×144×221mm |
質量 | ■RICOH PJ WX4153Nシリーズ 約3.1kg ■RICOH PJ WX4153シリーズ 約3.0kg |
本体保証期間※2 | 1年間無償保証(安心3年モデルは+2年間保守付き) |
※1 出荷時における本製品の全体的な平均値で、JIS X6911:2003データプロジェクターの仕様書様式に則って記載しており、測定方法・測定条件については、附属書2に基づいています。
※2 ランプ、フィルターは消耗品となるため、本体保証期間の対象とはなりません。天吊り・壁掛け設置の場合、機械の上げ下ろし作業は別途、個別のお見積となります。