ドライブレコーダーとは、走行中の車外の様子を撮影する車載カメラだ。万一、事故に遭遇した時の記録用途などとして普及しつつある。選定のポイントはいくつかあるが、記録用であることを考えると、広い視野角で夜間でも鮮明な画像を撮影できることは必須の要件になるだろう。また、衝撃などを感知して、その前後の映像データを自動的に保護する機能も必要だ。輸送分野はもちろん、社用車への搭載も提案していただきたい。

グリーンハウスの『GH-DRA8-BK』は自動車に取り付けて、走行中の映像を撮影するドライブレコーダーだ。撮像素子には300万画素のCMOSセンサーを採用し、1,920×1,080(30fps)のFull HD画質による撮影を行うことができる。そのほかにも、HD(1,280×720、30fps/60fps)、VGA(640×480、30fps)と、合計4つの画質が用意されているので、用途に応じて選択することで、メモリーカードの容量を有効活用することが可能だ。メディアはmicroSD/SDHCカードに対応し、8GBのメモリーカードが同梱されているので、購入後すぐに使用できるのは嬉しい点だ。
昼間はもちろん、夜間や雪道などでも160度の広視野角で鮮明な画像が撮影できるので、決定的な証拠映像を確実に記録することができる。また、動画だけでなく静止画にも対応しており、状況に応じて必要な撮影が可能だ。
『GH-DRA8-BK』には、エンジンに連動した自動録画モード、加速度センサーによるイベント録画モード、ボタン操作による手動録画モードの3つの撮影モードが用意されている。
自動撮影モードでは、エンジンの始動と同時に撮影を開始するので、うっかり撮影を忘れるといった事態を避けることができる。また、イベント録画モードでの加速度センサーは自動車の急激な動きを検出し、急停止などを自動検知する。加速度センサーが衝撃などを検知した前後の録画データは自動的に保護されるので、誤って消去してしまう心配もない。センサーの感度は5段階で設定できるので、急加速や急停止といった運転を記録することも可能だ。
ドライブレコーダーの活用は、運転マナーの向上やエコドライブの推進にも役立てることができる。トラックなどの輸送分野、バスやタクシーなどのほか、営業車などの社用車への搭載にも『GH-DRA8-BK』をおすすめいただきたい。
型番 | GH-DRA8-BK |
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ディスプレイ | 2型 TFT液晶 |
ディスプレイ画素数 | 320×240ピクセル |
撮像素子 | 1/3型 300万画素 CMOSイメージセンサー |
レンズ | 広角 IRフィルター付 F=2.0 f=3.8mm |
視野角 | 水平約128°/垂直約65°/対角約160° |
有効画素 | 動画200万画素/静止画300万画素 |
記録ファイル形式 | AVI(H.264)/JPEG |
録画サイズ (フレームレート) | Full HD:1,920×1,080 (30fps) /HD:1,280×720 (30fps)/HD:1,280×720 (60fps) /VGA:640×480 (30fps) |
静止画サイズ | 2,048×1,536(3Mピクセル) /1,920×1,080(2Mピクセル)/1,280×960(1.2Mピクセル)/640×480(VGA) |
対応外部メモリー | microSDカード(~2GB) / microSDHCカード(~32GB) ※FATまたはFAT32でフォーマットされた外部メモリーのみ対応 |
録画形式 | 分割なし/1分/3分/5分/10分 |
映像出力解像度 | 1,080i/720p |
搭載端子 | miniUSBポート×1 microSDカードスロット×1 miniHDMI出力端子×1 |
USB規格 | USB2.0(High Speed) |
対応OS | Windows 10/8.1/8/7/Vista |
外形寸法(W×D×H) | 52×35×59mm |
本体重量 | 約51g |