マルチベンダーのネットワーク機器を管理する統合プラットフォーム
APRESIA Systems  AN-ManagerStation

大規模なネットワークを運用するうえで、簡便かつ高度な管理ソフトは必要不可欠。APRESIA Systemsの『AN-ManagerStation』は、膨大なネットワーク機器の状態を全て把握し、障害等の発生などに際し、逐次各機器を指定して対応できる。IPアドレスを持つ機器であれば、ベンダーを問わず最大3,000台までの機器を管理対象とし、より低コストで運用管理することが可能だ。

ネットワーク機器3,000台を一括で階層的に管理
登録ノード数が5台までの場合は無償で使用可能。6台以上はライセンスキーが必要となるが、その際には管理データ等の再構築をすることなく有償版に変更できる
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『AN-ManagerStation』は、APRESIA Systemsのネットワーク管理ソフトウェア「Apresia Network Resource Center(ANRC)シリーズ」の新ラインアップ。従来のネットワーク構成・障害管理用ソフト「HCLManager Station」の基本機能を踏襲しつつ、Webブラウザーでのオペレーションや、REST APIインターフェイスによる外部システムとの連携など、より運用管理機能を強化したプラットフォームとなっている。

具体的には、ネットワークを構成する全機器をグループ分けして、一元管理することが可能。その管理対象がマルチベンダー対応である点は、大きな特長だ。同社製品以外も含む、IPアドレスを保有する全てのネットワーク機器を3,000台まで登録でき、全てを階層的に管理し、個別に障害の対応などの処理ができる。SNMP対応機種については、機種名やMACアドレス、SNMP基本情報(sysObjectId、sysName、sysDescr等)の詳細情報の管理まで対応可能だ。

機器の状態を常に把握し、即座に対応できる体制を確立

こうした構成管理機能で掌握した機器に対しては、PingまたはSNMPによる定期的なステータスポーリングを行い、機器稼働状態を常時確認することが可能。通信障害の発生時や復旧時には、自動的にEメールやパトランプなど外部アプリケーションを実行して管理者へ通知できるため、迅速な対応が可能となっている。

また、機器が送信するTrap/Syslogを受信し、機器やグループごとにリアルタイムで表示可能。表示メッセージや重要度のカスタマイズ、および外部アプリケーションの実行もできる。 さらに、任意のコマンドをシナリオとして定義し、複数の機器に対して機種混在を意識せずに一括実行するプロビジョニング機能を搭載している。ANRCシリーズ(AN-View、AN-Provision)との連携もできるので、ぜひシステム全体を含めた提案をしていただきたい。

主な機能
製品名AN-ManagerStation
管理対象台数【AN-ManagerStation-FREE】
5台

【AN-ManagerStation】
3,000台
ライセンス【AN-ManagerStation-FREE】
無償

【AN-ManagerStation】
有償
機能制限※1【AN-ManagerStation-FREE】
管理対象台数のみ

【AN-ManagerStation】
なし
対応機種SNMP対応機種※2
IPアドレスを持つ機種

※1 登録ノード数が5台までの場合は無償でお使いいただけます。別途ライセンスキーを投入することで、管理データ等の再構築をすることなく、無償版から有償版に変更が可能です。

※2 SNMPにより機種を判別できる機種は、当社製管理機能付きネットワーク機種のうちサポート期間が有効な機種に限られます。

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