ミラーリング対応でデータ保全に役立つ外付けHDD
アイ・オー・データ機器 HDS2-UTXシリーズ

大容量の外付けHDDは、サイズの大きいファイルを扱う作業や、バックアップに有用だ。アイ・オー・データ機器の『HDS2-UTX』シリーズならば、USB3.0やeSATA接続による高速転送が可能。また、本体には2台のドライブが内蔵されており、RAID構成での運用が可能。作業用にはストライピングモードでの高速アクセス、バックアップ用ではミラーリングモードによりデータを保護するなど、用途に応じた使い方が可能だ。

用途に合わせてRAIDモードを選択して運用
写真は『HDS2-UTX2.0』。「ミラーリング(RAID1)」対応で万が一のハードディスク故障にも備えられる。
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『HDS2-UTX』シリーズは、2台のドライブを内蔵した外付けHDD。RAIDでの運用が前提となっており、RAID0と1に対応している。RAID0時の容量が2、4、6、8TBと異なる4モデルがラインアップされているほか、交換用のHDDも用意されている。

特長は用途に合わせてRAIDモードを選択して運用できる点。出荷時ではRAID1に設定されており、ミラーリングモードを利用可能。1つのデータが各ドライブへ二重に書き込まれるため、片方のドライブに障害が発生しても、データをロストするリスクを軽減できる。このため、サーバーのバックアップ用途に適している。RAID0のストライピングモードでは、データを2台のドライブに分散して書き込むことで、高速なアクセスが可能。2ドライブの全容量を利用できるため、作業用スペースとしての利用に向いている。

同社NASとの併用で、より高速なバックアップ

転送速度の速さもメリットだ。USB3.0に対応しているので、規格値で最高5Gbpsでの高速転送が可能。バックアップデータや動画などの巨大なファイルも、ストレスなく転送できる。また、同社のNASと接続してバックアップに使用する場合は、eSATA接続を選択することでUSB3.0よりも高速な転送が可能。NASと併用することで、より安全かつ快適なサーバー運用を実現できる。

『HDS2-UTX』シリーズは、面倒な設定なしでRAID1を利用できるので、初心者でも容易にバックアップ環境をととのえられる。Windows Server 2008 R2サーバーのバックアップにも最適だ。同社のRAID監視ソフト「RAID MONITOR」にも対応しており、併用すれば障害の発生をいち早くキャッチし、すぐに対応できる。
既存の環境に追加するだけで、簡単にデータ保護体制を強化できる『HDS2-UTX』シリーズを、ぜひおすすめいただきたい。

主な仕様
品番 HDS2-UTX2.0(2TB)
HDS2-UTX4.0(4TB)
HDS2-UTX6.0(6TB)
HDS2-UTX8.0(8TB)
対応機種 DOS/Vマシン
動作環境 ・USB3.0もしくはUSB2.0ポートを装備した機種
(USB3.0もしくはUSB2.0インターフェイス製品を装備した機種を含む)
・USB3.0/USB2.0を搭載した同社LAN DISK
・eSATAポートを搭載した同社LAN DISK
対応OS(日本語版のみ) Windows 8.1(32・64ビット)/Windows 8(32・64ビット)/Windows 7(32・64ビット)/Windows Server 2008(32・64ビット)/Windows Server 2008 R2/Windows Server 2012/Windows Server 2012 R2
定格 DC 12V:2.5A
インターフェイス USB3.0/USB2.0、eSATA
コネクタ形状 USB3.0(Bコネクタ)×1、eSATA×1
対応モード ストライピング(RAID 0)、ミラーリング(RAID 1):出荷時設定
ミラーリング(RAID 1)時
使用可能HDD容量
HDS2-UTX2.0:1.0TB
HDS2-UTX4.0:2.0TB
HDS2-UTX6.0:3.0TB
HDS2-UTX8.0:4.0TB
ストライピング(RAID 0)時
使用可能HDD容量
HDS2-UTX2.0:2.0TB
HDS2-UTX4.0:4.0TB
HDS2-UTX6.0:6.0TB
HDS2-UTX8.0:8.0TB
外形寸法(W×D×H) 約73x195x127mm(突起部分を除く)
質量 約2.1kg
保証期間 1年保証

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