「AES-XTS 256bit」の暗号化エンジンを搭載した外付型バックアップユニット。シンプルなパスワードロックで、「暗号化」を意識せずに使用可能。

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ロジテックの『LSV-BKU3』シリーズは、暗号化機能を搭載したバックアップユニットだ。容量は3TB、4TB、6TBの3モデルがラインアップされている。最大の特長は高度な暗号化機能を有しながら、簡単な設定のみで使用ができる点だ。製品は工場出荷時に全数検査とNTFSフォーマットが行われており、到着次第すぐに使用することが可能。標準で添付されている認証ツールでパスワード設定をすれば、手間なくバックアップ環境を実現することができる。サーバーOSはWindows Severに対応しているので、同社LSVシリーズのNAS製品や、サーバー機器のバックアップとして重宝するだろう。

もうひとつ、暗号化モデルでも同社非暗号化モデルと同等のデータ転送速度を実現している点にも注目したい。強固な「AES-XTS 256bit」で暗号化しながら、ハードウェア暗号化形式によってUSB3.0の高速転送を活かすことに成功している。また、「IntelliPower」機能によって高速転送とアクセス時の省電力を両立させており、省エネルギーにも配慮されている。

『LSV-BKU3』シリーズのHDDにはウェスタンデジタル社のNAS向けモデルである「WD RED」を採用。24時間365日の連続稼働に耐える設計は、RAID環境での複数台使用も考慮されており、高い耐久性と信頼性を実現している。また、HDDの故障率を抑える「3D Active Balance Plus」機能の搭載により静音化も実現し、公共施設や図書館など音が気になる配置にも最適だ。

そのほか、同製品には運用管理の手間を低減する多彩な機能が搭載されている。NAS管理ソフトの「Logitec Host Explorer」は、管理用のPCからLSVシリーズのNASを検索し、管理することが可能だ。また、「Logitec NASバックアップ用HDフォーマッタ」を使用すれば、LSVシリーズのNAS製品をバックアップ用途に最適な形式でフォーマットすることができる。

同製品の導入によるセキュアで手間のかからないバックアップを提案していただきたい。