"パーソナルクラウドストレージ"と銘打たれたアイ・オー・データ機器の『WD Cloud』シリーズは、LANに接続することでクラウドストレージとして使用可能なハードディスクだ。同社が提供する無料アプリを使用することで、Windows PC、Mac、タブレット端末、スマーフォンからアクセスできる。

ストレージ容量は、2/3/4/6TBの4つのモデルがラインアップされているが、増設することも可能だ。USB3.0ポートが搭載されているので、外付けHDDを接続することで簡単に容量を増設できる。静止画や動画など増え続けるデータは、特にモバイル端末の保存容量を圧迫する。同製品を使用することで、その容量を気にすることなく撮影を行うことが可能になる。

『WD Cloud』シリーズのモバイルアプリには、カメラロールを自動でバックアップする機能が搭載されている。うっかりデータの転送を忘れて、肝心なときに容量不足で撮影ができないといった事態を避けることができる。これは撮影する機会が多いユーザーよりも、撮影頻度は少ないが一度に大量の静止画や長時間の動画を撮影するユーザーにとって、嬉しい機能かもしれない。

また、同製品に保存したデータはパスワードで保護されているが、そのパスワードを共有してグループ間でデータをやりとりすることも可能だ。特定ユーザーにダウンロード用URLを送信することも可能なので、ファイル共有ツールとして使用することもできる。グループ内でのデータ共有や、取引先に大容量データを送信する際などに活用したい機能だ。

さらに、DropboxやOne Driveなどのクラウドサービスと連携させることも可能なので、お客様の環境に合った多彩な活用方法を提案していただきたい。