NASをファイルサーバーとして運用する場合、まず重視したいのが冗長性だ。ロジテックの『LSV-5S4RK1S/1W』シリーズは、OSにWindows Storage Server 2012 R2を採用した1Uラックマウント型NAS。HDD4台によるRAID5構成のため、冗長性は優秀。さらにHDDにはWestern Digital社のNAS専用機「WD Red」を採用しているため、耐久性にも優れる。管理用の簡易なWeb UIも用意されており、運用もしやすく、おすすめしやすい製品といえる。
『LSV-5S4RK1S/1W』シリーズは、OSにWindows Storage Server 2012 R2を採用した1Uラックマウント型NAS。『LSV-5S4RK1S』シリーズはStandard Edition、『LSV-5S4RK1W』シリーズはWorkgroup Editionを搭載しており、前者は51人以上、後者は50人以下のユーザーで利用できる。搭載HDDは4台で、冗長性の高いRAID5構成を採用。記録データと修復用のコードが複数のドライブへ分散して保存されるため、1台のドライブが故障しても交換さえすれば、他のドライブから復旧することが可能だ。
さらに、HDDにはWestern Digital社の「WD Red」を採用。これは同社がNAS用に開発した製品で、高度な耐久性とパフォーマンス、低消費電力と発熱の低下を実現している。そしてスクリーニング試験をパスしたドライブのみが出荷されている。オプションで最大5年間の保守サービスも用意されているので、長期間安心して利用できる。
管理のしやすさもメリットだ。本来、Windows Storage Server 2012 R2の管理はリモートデスクトップ経由で行うが、きめ細かい設定が可能な分、設定項目が多くて作業が煩雑になるという難点がある。『LSV-5S4RK1S/1W』シリーズの場合は、設定項目がNASの設定に必要なものに絞られた、独自のWeb UIが用意されているため、スムーズな運用が可能。本社から各支社の設定を行う場合は、リモートデスクトップで詳細な設定を、現場の担当者はWeb UIで必要最低限の設定をする、というように使い分けられる。
管理を補助するロジテック独自のユーティリティも標準搭載されており、障害時のメール通知や、スケジュール電源管理機能など、OSに標準ではサポートされていない機能も利用できる。安心して利用でき、管理もしやすいメリットを、ぜひお客様にアピールしていただきたい。
型番 | LSV-5S8T/4RK1S(大規模向け/2TB×4台) LSV-5S4T/4RK1S(大規模向け/1TB×4台) LSV-5S8T/4RK1W(小・中規模向け/2TB×4台) LSV-5S4T/4RK1W(小・中規模向け/1TB×4台) |
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CPU | Intel Atom D525(1.8GHz Dualcore) |
メモリー | 4GB |
インターフェイス | LANポート:1000BASE-T/100BASE-TX×2 USB2.0ポート:フロント×2、リア×4 eSATAポート:×1 |
対応RAIDレベル | RAID5,1,0 |
データ領域容量 | LSV-5S8T/4RK1S:約5,880GB(RAID5) LSV-5S4T/4RK1S:約2,880GB(RAID5) LSV-5S8T/4RK1W:約5,880GB(RAID5) LSV-5S4T/4RK1W:約2,880GB(RAID5) |
OS | 【LSV-5S8T/4RK1S・LSV-5S4T/4RK1S】 Windows Storage Server 2012 R2 Workgroup Edition 【LSV-5S8T/4RK1W・LSV-5S4T/4RK1W】 Windows Storage Server 2012 R2 Standard Edition |
コネクター形状 | LAN:RJ-45(AUTO MDI/X)×2 eSATAポート:eSATAコネクター×1 USB2.0:USBシリーズA ×6 VGAポート:ミニD-sub15p ×1(メンテナンス用) |
エネルギー消費効率 | LSV-5S8T/4RK1S:区分i,0.0064W/GB LSV-5S4T/4RK1S:区分i,0.0122W/GB LSV-5S8T/4RK1W:区分i,0.0064W/GB LSV-5S4T/4RK1W:区分i,0.0122W/GB |
外形寸法(W×D×H) | 432.6×496×44mm (突起部を除く) |
質量(本体のみ) | 約9.5kg |
保証期間 | 3年間 |