最大64TBのストレージ構成に対応。独自の「Automated Data-Aware Tiering」によって、アクセス速度の高速化も実現。

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プリンストンが販売を手がける『B810i』は、中規模サーバーのストレージに適したRAIDシステムだ。8基のディスクスロットを搭載しており、3.5インチのHDDまたはSSDを最大8台まで搭載できる。異なる容量や、異なるメーカーのディスクを同時に使用できるので、これまでの投資をムダにすること無く必要な容量のストレージを確保することが可能だ。

最大64TBまでのストレージ構成に対応し、大容量の動画データ、デザインデータを保存する際にも安心して運用できる。また、独自の「Automated Data-Aware Tiering」（自動最適配置機能）によって、アクセス速度の高速化を実現。ファイルのアクセス頻度によって格納先が自動選択されるので、よくアクセスするデータは高速なSSDに、あまりアクセスしないデータはHDDに最適配置してくれる。さらに、SSDをキャッシュとして利用できる「ホットデータキャッシュ機能」により、さらなる高速アクセスが可能に。大容量データを取り扱うことの多い業務であれば、業務の効率化も期待できる。

ストレージシステムでは耐障害性が重要だが、『B810i』は独自の「Beyond RAID」技術により、最大で2台までのディスクの同時故障に対応している。故障したディスクをホットスワップで交換した後は、同製品が自動で復旧作業を行うので、システムを停止することなく復旧作業を行える。また、2つのiSCSIポートを搭載しているので、ネットワークへの接続を冗長化して、耐障害性を向上させることも可能だ。

万一の停電や、電源ケーブルの脱落など、電源を喪失した場合でも、内蔵したリチウムイオン電池による補助電源から電力が供給されるので、システムを安全にシャットダウンさせることが可能だ。規模の大小を問わずシステムを「止めないこと」が求められている現在。同製品によって、現場のニーズに応えるストレージシステムを提案していただきたい。