USB 3.0の2倍のデータ転送が可能なポータブルSSD
アイ・オー・データ機器 SDPX-USCBシリーズ

PCの保守・管理などをすべてネットワーク経由で行うことができれば、管理者の負担は大きく削減できるが、現実には難しい。セキュリティや回線速度が問題になる場合もある。データのバックアップやソフトウェアのアップデートを行いつつ、並行してネットワーク上にあるデータを転送すると、効率の面でも懸念が出てくる。そこで活用したいのが、高速データ転送できるポータブルSSDだ。データ転送時間を短縮できるので、保守・管理業務の効率化を実現できる。

高速転送が可能な「USB 3.1 Gen2」に対応。バックアップ業務などを効率化
Macにも合うシルバーの高精細アルミパネルを採用した筐体。パソコン接続時にはLEDライトがほのかに光る。
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アイ・オー・データ機器の『SDPX-USCB』シリーズは、コンパクトで持ち運びに便利なポータブルSSDだ。容量が240GBと480GBの2つのモデルがラインアップされている。最大の特長は、高速なデータ転送が可能なUSB 3.1 Gen2に対応したことだ。USB 3.0の2倍、USB 2.0の約20倍の転送速度である10Gbpsでのデータ転送が可能なので、大容量データのコピーやバックアップにかかる時間を短縮できる。1台あたりの短縮時間はわずかかもしれないが、複数台、年間で考えると、業務の大きな効率化が期待できる。同製品が最大の性能を発揮するためには、USB 3.1 Gen2のインターフェイスが必要になるが、もちろん、USB 2.0やUSB 3.0対応機器でも使用することが可能だ。

接続するためのケーブルはUSB Type-CとUSB Aが用意されているので、新旧どちらのPCでも使用できる。さらに、本体はUSBバスパワーで駆動できるので、ACアダプターを持ち歩く必要もない。ハードディスクよりも構造上衝撃や振動に強いSSDなので、持ち運び用のストレージとしても安心して活用できる。

WindowsとMac OSの両方に対応。データ交換や共有も簡単に行える

『SDPX-USCB』シリーズは無償ソフトを活用することで、再フォーマットをせずにWindowとMac OSの両方で使用することができる。Windows PCとMacでデータを共有したり、データを移行する際に便利に活用できる。社内で異なるOSが混在する場合でも、1台のポータブルSSDで対応できるのは嬉しい点だ。

そのほか、特有の使い方として、Mac OSを同製品にインストールすることで、2台目のMacとして使用することも可能だ。USB 3.1 Gen2の高速性を存分に活かした使い方の一つといえるだろう。衝撃や振動に強く、約100gと軽量な同製品の抜群のモバイル性は、新しい働き方のスタイルを生み出すヒントになるかもしれない。

主な仕様
型番 SDPX-USC240SB(240GB)
SDPX-USC480SB(480GB)
動作環境※1 USB 3.1 Gen2/USB 3.1 Gen1(USB 3.0)/USB 2.0いずれかのポートを装備した機種
(USB 3.1 Gen2/USB 3.1 Gen1(USB 3.0)/USB 2.0いずれかのインターフェイス商品を装備した機種を含む。)
対応機種 Windowsパソコン、Mac
対応OS※2 Windows 10/Windows 8.1/Windows 8/Windows 7
macOS 10.12/Mac OS X 10.9~10.11
インターフェイス USB 3.1 Gen2/USB 3.1 Gen1(USB 3.0)/USB 2.0(MicroBコネクター)×1
電源 USBバスパワー
使用温度範囲 5~35℃
使用湿度範囲 20~80%※3
外形寸法(W×D×H・本体のみ) 約76×114×12mm
質量(本体のみ) 約100g
保証期間 1年保証

※1 USB 3.1 Gen2でご使用いただくには、USBポートおよびOSがUSB 3.1 Gen2に対応している必要があります。また、USB 3.1 Gen1は、従来のUSB 3.0からアップデートされた規格の表記であり、USB 3.0と同じ仕様です。

※2 サポートソフトの対応OS詳細は、各ソフトウェアのダウンロードページにてご確認ください。

※3 ただし結露なきこと。

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