業務上のデータはオフィスの資産であるため、万全の体制で保管したいところ。RAIDやホットスワップなどを駆使して、万が一のロストに備えたい。そこで有用なのが、バッファローの『HD-QHAU3/R5』シリーズだ。標準で4基のドライブを内蔵し、RAID 0/1/5/10の各モードで運用可能。さらに、一部のドライブに交換すべき時期が訪れる際は、事前に検知してLEDとブザーで通知してくれる。メンテナンスがしやすく、データの保管を安心して任せられる製品だ。
『HD-QHAU3/R5』シリーズは、USB 3.1(Gen1)まで対応する外付けHDD。容量が8/12/16/32/48TBと異なる5モデルが用意されている。ドライブ4基を内蔵しており、RAIDでの運用が可能。高速性と保存可能容量を重視したRAID 0、安全性を重視したRAID 1、すべてにおいてバランスの良いRAID 5、保存可能容量を犠牲に安全性と高速性を高められるRAID 10の、4モードに対応している。
ドライブの故障時にはRAID 0以外のモードであれば、新品と交換してすぐにリビルド(再構築)が可能。ホットスワップにも対応するため、電源を投入したまま交換作業を行うことができる。RAIDの不良チェックや修復、監視、ログの記録といった管理機能も搭載されているため、障害発生時も迅速に対応することが可能だ。また、RAIDモードとは別に、4ドライブを1つの大きなドライブとして使用するスパニングモードや、全ドライブを個別のボリュームとして使える通常モードも選択できる。用途や規模に応じて、柔軟に運用することが可能だ。
ドライブの交換時期を分かりやすく教えてくれる「HDD取り替え推奨通知」機能も便利だ。ドライブのS.M.A.R.T.情報を監視して、稼働時間や温度などが規定値を超えたときにLEDとブザー音で通知する。さらに、ドライブや冷却ファンの故障も検知して通知。本体異常が起こる前から対策を立てることができる。
NAS用に設計された高信頼ディスクの採用により、3年の長期保証を提供しており、保証期間内における軽度の論理障害は無償対応を受けることも可能だ。機器の診断と見積もりは無料、保証期間外の障害や中程度の障害でも固定料金でデータの復旧ができる。『HD-QHAU3/R5』シリーズをおすすめする際は、こうしたサービスも併せてお客様にご説明いただきたい。
型番 |
HD-QHA8U3/R5(8TB:2TB×4ドライブ) HD-QHA12U3/R5(12TB:3TB×4ドライブ) HD-QHA16U3/R5(16TB:4TB×4ドライブ) HD-QHA32U3/R5(32TB:8TB×4ドライブ) HD-QHA48U3/R5(48TB:12TB×4ドライブ) |
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対応機種※ | USB 3.1(Gen1)/USB 3.0/USB 2.0 Type-A端子を搭載するWindowsパソコン、Mac |
対応OS | Windows 10 S(32/64ビット)、Windows 10(32/64ビット)、Windows 8.1/7(32/64ビット) Windows Server 2016、2012 R2、2012、2008 R2、2008 Mac 10.11~10.13 |
USB部 | インターフェイス:USB 3.1(Gen1)/USB 3.0/2.0 端子数:1 コネクター形状:USB 3.0コネクター(Standard B) バスパワー:非対応 |
電源 | AC100~240V 50/60Hz |
最大消費電力 | 90W |
動作環境 | 温度:5~35℃ 湿度:20~80%(結露なきこと) |
外形寸法(W×D×H・本体のみ、突起部除く) | 177×227×127.5mm |
質量 | 約5.5kg |
※ USB 3.0/USB 2.0非搭載機種は、別途同社製インターフェイスボードをご利用ください。