データの保管に利用するHDDは長期間使用するため、メンテナンス性能や管理機能には注意を払っておきたいところ。そこで役立つのがバッファローの『HD-WHAU3/R1』シリーズだ。RAID対応の2ドライブ内蔵モデルで、各ドライブの状況を自動で調査し、故障が予測されたときに交換すべき時期を教えてくれる。このため運用を計画しやすく、長期間安心して利用できる。
『HD-WHAU3/R1』シリーズは、USB 3.1(Gen1)対応の外付けHDDだ。2ドライブ構成で、容量は2/4/6/8/16TBの5種類をラインアップ。RAIDに対応しており、最もデータを守ることに優れたミラーリング(RAID 1)モードと、データを各ドライブに分散して書き込みアクセス速度を高めるストライピング(RAID 0)モードのいずれかを選択できる。さらに、2ドライブを1つの大きなドライブとして扱うスパニング(JBOD)モードや、別々のドライブとして扱う通常モードもあり、用途に合わせて4モードから適宜運用できる。
ドライブの交換すべき時期を知らせてくれる機能も特長の一つだ。定期的にドライブの状態を監視し、データの書き込み/読み込み量や稼働時間、S.M.A.R.T.情報が規定値を超えるとLEDとブザー音で知らせる仕組み。ホットスワップにも対応しており、RAID 1で運用している場合は別売りの交換用ドライブを交換することで、バックアップを止めずにリビルド(再構築)することが可能となっている。メンテナンスの時期を事前に確認できるため、長期間の運用計画を立てやすい。
同製品は、HDDそのものの耐久性も高い。常時稼働を想定したNAS向けドライブの採用により、故障リスクを低減。高耐久の静音ファンやACアダプターも備わっており、長期間の安定した稼働が可能だ。こうした寿命の改善により、ドライブを含めての3年保証を実現している。保証期間内に発生した軽度の論理障害は、ユーザー登録をするだけで無償で修理対応を受けることが可能だ。これに加えて、保証期間外の障害や中度の障害であっても、固定料金でデータの復旧を受けられるサービスも用意されている。
そのほか、グラフィカルなUIで操作できる管理ユーティリティも搭載。RAIDに関する不良チェックや状態監視、修復、モード変更などを簡単に行うことができる。耐久性や管理性能が高く、保証も万全でメンテナンスも計画しやすい製品であることを、お客様にアピールしていただきたい。
型番 |
HD-WHA2U3/R1(2TB:1TB×2ドライブ) HD-WHA4U3/R1(4TB:2TB×2ドライブ) HD-WHA6U3/R1(6TB:3TB×2ドライブ) HD-WHA8U3/R1(8TB:4TB×2ドライブ) HD-WHA16U3/R1(16TB:8TB×2ドライブ) |
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対応機種 | 【パソコン】※1 USB 3.0/USB 2.0端子を搭載するWindowsパソコン、Mac 【NAS】 テラステーション:TS5010シリーズ、TS3010シリーズ テラステーションWSS:WS5000N6シリーズ、WSH5000N2シリーズ |
対応OS | Windows 10 S(32/64ビット)、Windows 10(32/64ビット)、Windows 8.1/7(32/64ビット) Windows Server 2016、2012 R2、2012、2008 R2(64ビット) Windows Server 2008(32/64ビット) Mac 10.11~10.13 |
USB部 | インターフェイス:USB 3.1(Gen1)/USB 3.0/2.0 端子数:1 コネクター形状:USB 3.0コネクター(Standard B) バスパワー:非対応 |
対応しているモード※2 | RAID 1、RAID 0、通常モード、スパニング |
電源 | AC100V 50/60Hz |
最大消費電力 | 48W |
動作環境 | 温度:5~35℃ 湿度:20~80%(結露なきこと) |
外形寸法(W×D×H・本体のみ、突起部除く) | 87×205×127.5mm |
質量(本体のみ) | 約2.5kg |
※1 USB 3.0/USB 2.0非搭載機種は、別途同社製インターフェイスボードをご利用ください。
※2 出荷時はRAID 1に設定されています。