ウイルス対策機能を搭載したセキュアなポータブルHDD
エレコム ELP-S3シリーズ

ビジネスでノートPCなどを使用する場合、オフィス内の社内ネットワークに接続しているときは不便を感じないが、社外に出ると必要なデータにアクセスできなかったり、データの閲覧に時間がかかったりする場合がある。そこで活用したいのがポータブルHDDなのだが、それには盗難や紛失のリスクがある。また、社外でネットワークに接続する際は、ウイルスなどに感染するリスクも高まる。そこで社外でも安全に使えるポータブルHDDが求められている。

パスワードロックとハードウェア暗号化。ウイルス対策機能がセキュアなHDDを実現
ライセンス期間の更新は1年単位で可能。更新したいポータブルHDDのシリアルナンバーを指定して申し込むことで、自動更新する方式にも対応している
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エレコムの『ELP-S3シリーズ』は、企業に必要な高度なセキュリティーを実現したポータブルHDDだ。1TBと2TBの2モデルがラインアップされている。ポータブルHDDからの情報漏えいは、紛失や盗難などが原因になる場合があるが、同製品には「パスワードロック機能」が搭載されているので、これが第一のリスク対策になる。パスワード入力画面はPCに接続した際に自動的に表示されるので、ユーザーの負担は少ないだろう。

第二のリスク対策として、HDDに保存されたデータは自動的にAES256bitで暗号化された上で、記録される。パスワードを解析された場合でも容易に記録されたデータを閲覧することはできない。

さらに同製品にはウイルス感染対策も施されている。トレンドマイクロ社のウイルスチェック機能「TMUSB2.1」を搭載しているので、ウイルスを自動的に検知・隔離してくれる。ウイルスチェック機能のライセンス期間はハードウェア保証と同じ3年間である点は、管理者にとって嬉しい点だろう。

情報ガバナンスにも対応可能な、多彩な管理機能を搭載

『ELP-S3シリーズ』に搭載された管理機能により、セキュリティポリシーのカスタマイズが可能になっている。パスワードの文字数やアクセス可能なPCの制限などを設定することができるので、自社の情報ガバナンスに合わせた運用が可能だ。遠隔操作も可能なので、複数の拠点で使用する場合などでも、管理者の負担を抑えながら、セキュアに運用することが可能だ。

ウイルス検知情報やスキャン情報などもログとして記録されるので、万が一ウイルスなどに感染した場合でも、管理者が適切な対策を施すための情報を得ることができる。また、ソフトウェア自動アップデート機能が搭載されているので、定義ファイルの更新忘れなども防止できる。

セキュアなポータブルHDDを活用することで、社外でもスムーズに業務を遂行できるようになるだろう。同製品の導入によるワークスタイル多様化の実現を、ぜひ提案していただきたい。

主な仕様
型番 ELP-S010T3:1TB
ELP-S020T3:2TB
対応PC USBインターフェースを標準搭載したDOS/V機器
空きメモリ容量512MB以上(推奨1GB以上)
PCの空き容量:1GB以上
CD-ROMドライブが認識されること
CD-ROMドライブによるオートラン実行がされること(推奨)
インターネット環境に接続できること(推奨)
対応機種 Windows7(SP1) 、8、8.1、10( Pro, Home)
Windows Server 2016 ※1
Windows Server 2008 SP2、2008R2 ※1
Windows Server 2012、2012 R2 ※1
セキュリティ機能 パスワードロック機能
ハードウェア暗号化(AES256bit)機能
ウイルススキャン機能
管理者用ソフトウェア対応
(ウイルススキャン機能は「Trend Micro USB Security 2.1(TMUSB2.1)」を採用しています)
インターフェイス USB3.1(Gen1)/3.0/2.0
外形寸法(W×D×H) 79.4×117×21mm(本体のみ、突起部を除く)
質量 ELP-S010T3:190g(本体のみ)
ELP-S020T3:230g(本体のみ)
保証期間 3年

※1 管理者権限のみサポートしております。
 (日本語OS 以外のOS で使用した際はアプリは英語表示されます。また、機種によってはPC電源連動機能が動作しない場合があります。)

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