USB3.1 Gen2接続に対応したポータブルSSD
プリンストン 『PHD-PSU』シリーズ

無線LAN環境が整備され、いつでもどこででも、ネットワークに接続できる環境が整ってきた。しかし通信状況が悪い場合や、大容量のデータをやりとしたい、セキュリティに気を付けたいといった場合には、モバイルストレージの活用が有効だ。とはいえ、持ち運びの負担は増やしたくない。そこで提案していただきたいのが、高速、大容量、耐衝撃性を備えたポータブルタイプのSSDの活用である。

USB3.1 Gen2接続に対応し、最大で1,000MB/sの高速転送が可能
発熱による性能低下が懸念事項とされるSSDだが、本製品は熱伝導シートを通じて効率的に内蔵SSDの熱をアルミ製の筐体に逃し、性能低下を防止している
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プリンストンの『PHD-PSU』シリーズはポータブルタイプのSSDだ。HDDなどで使用されているSATA接続よりも高速伝送が可能なNVMe接続に対応したSSDを採用した。さらにUSB3.1 Gen2に対応しているので、最大で1,000MB/sの高速なデータ転送が可能だ。

USB3.1 Gen1に対応したHDDの転送速度が160MB/s、同社従来製品のSSDでも420MB/sであることを考えると、一見した数字で本製品の転送速度のスピード感がよく分かる。動画や多数の高精細画像などを転送する際でも待ち時間でストレスを感じることは無いだろう。

240GB、480GB、960GBと容量が違う3モデルがラインアップされており、用途に合わせて選択できる。これまでにポータブルSSDを使いたくても容量に不満を感じていたユーザーにも自信をもっておすすめできる。

コンパクトなアルミ筐体は約45g。USBバスパワー駆動で電源も不要

『PHD-PSU』シリーズは幅103mm、高さ11mm、奥行き32mmで質量約45g、アルミ製のコンパクトな筐体を採用している。SSDは発熱するが、アルミボディが効率的な放熱を実現している。小型軽量なので、ポケットやかばんに入れておいても邪魔にならない。また、HDDのモーターのような駆動部品がないため、耐衝撃性に優れている点も日常的に持ち運んで使用するユーザーには嬉しい点だ。電源はUSBバスパワー駆動を採用しているので、ACアダプターといった電源も不要だ。

接続ケーブルはUSB Type-CとUSB Type-Aが用意されており、OSはWindowsとMacの両方に対応している。WindowsとMacが混在する環境や、自社はWindows環境だが取引先ではMacを使用しているといったシーンでもOSを気にすることなく使用できる。

主な仕様
製品型番※1 PHD-PS960GU(960GB)
PHD-PS480GU(480GB)
PHD-PS240GU(240GB)
対応機種 USB Type-CまたはStandard A
USB3.1 Gen2 / USB3.1 Gen1(USB3.0) / USB2.0端子を搭載したPC
対応OS Windows 10/8.1/7 SP1 (32bit/64bit)
macOS X 10.9~10.14
インターフェイス USB3.1 Gen2 (UASP対応)
コネクター USB Type-C
転送速度(R/W)※2 【PHD-PS960GU】
1,000 / 950 MB/s

【PHD-PS480GU】
1,000 / 900 MB/s

【PHD-PS240GU】
1,000 / 800 MB/s
電源電圧 5V(USBポートからバスパワー供給)
内蔵SSD 3D TLC NAND / NVMe
動作温度/湿度 0~40度/20~80%(結露無きこと)
外形寸法(W×D×H) 103×32×11mm
質量 約45g
保証期間 1年間

※1 容量表記は1MB=1,000,000Byteとして計算している為、実際に機器で使用可能な容量は表記より少なくなります。

※2 転送速度は評価環境(USB3.1 Gen2接続)による数値で、全ての環境において同様の数値になるとは限りません。

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