スナップショット機能搭載、信頼性の高い法人向けNAS
バッファロー TS6600DN1806

NASはファイルサーバーとして有用だが、それだけに安定性を重視して製品を選びたいところ。バッファローの『TS6600DN1806』は高度なバックアップ機能を備えた法人向けNASだ。指定した時刻で定期的に復元ポイントを作成できるスナップショット機能を備えており、誤削除や編集ミスなどの人的ミスからファイルを復元できる。また、ファームウェアをHDDとNANDフラッシュとで二重に保護できる利点もあり、破損による万一のシステムダウンも防止できる。

スナップショット機能で、定期的に復元ポイントを作成
高効率エアフロー筐体にはハニカム構造を採用。効率よく空気を取り込みHDDやシステムを効率的に冷却、長時間の稼働でも安定した動作を実現する
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『TS6600DN1806』は高性能なファイルサーバーやサーバー機のストレージに最適な、6ドライブ搭載の大容量デスクトップ型NASだ。これは18TBモデルだが、ほかにも24TB、36TB、60TBとストレージ容量が異なるモデルも用意されている。

大きな特長は、信頼性の高いデータ保護機能。スナップショット機能を利用することで、時刻を指定して定期的にファイル構成および復元ポイントを作成することが可能となっている。これにより、ファイルの誤削除や編集ミスをした場合にも、スナップショットの撮影ポイントからファイルを復元することができる。

また、バックアップとスナップショットを組み合わせたスナップショットバックアップも使用可能。従来型のバックアップとは異なり、設定した時間のファイル構成のままデータを保全できるので、バックアップ開始時とバックアップデータが異なることなく、ファイルの時間的整合がとれたバックアップを実現する。HDDとNANDフラッシュ上にファームウェアを二重化して保持する「システムファームウェア二重化構造」もあり、万一HDD上のファームウェアが破損した場合でも、NANDフラッシュ上のファームウェアから自動修復し、システムダウンを防止。安定した長期稼働を実現できる。

高度なハード構成で高速性と安定性も優秀

ハードウェア性能も高く、CPUにはインテルのC3538クアッドコアプロセッサー、メインメモリーには8GB大容量のECCメモリーを採用することで、高速な処理を可能としている。HDDにもWestern DigitalかSeagate、東芝のNAS用製品のいずれかを採用しており、耐久性も優秀だ。環境や用途に合わせて五つのRAID形式(6/5/10/1/0)を選択でき、「高速RAID切替」機能により出荷時に設定されたRAID 6からRAID 5への切り替えも10分程度で完了する。

リモート管理サービス「キキNavi」という、遠隔地からの監視や簡易操作のメンテナンスなど、管理者の負担を軽減できる環境も無料で用意。大切なデータの管理用に、ぜひおすすめいただきたい。

主な仕様
製品名 TS6600DN1806
対応情報 対応OSなどの対応情報は、メーカーサイトからご確認いただけます。
筐体 デスクトップ
インターフェイス 【LAN端子】
LAN端子(10GBASE-T):背面×1
LAN端子(1000BASE-T):背面×2

【USB端子】
USB 3.2(Gen 1)端子:前面×1, 背面×2
内蔵インターフェイス 【準拠規格】
Serial ATA III

【端子数】
6

【データ転送速度】
最大 6.0Gbps(規格値)
電源 AC100V 50/60Hz
消費電力 最大:150W
外形寸法(W×D×H) 170×230×260mm(突起部除く)
質量 約9.3kg
保証期間 3年間(本体およびハードディスク)

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