IT機器の進化によってビジネスシーンは様変わりしているが、会議やプレゼンテーションも、本番はもちろん準備の仕方も従来とは大きく変わってきた。それに伴い、使用するツールも変化し、多様化してきている。各機能に特化した製品をそれぞれ揃えていくのも手ではあるが、ひとつの製品を色んな場面で使用することができれば、持ち物を少なく、効率的に活用することができる。今回は、今やビジネスの現場でもメイン機になってきたタブレット端末を、書画カメラとして使える製品をご紹介したい。

サンワサプライの『CR-LATAB18』と『CR-LATAB19』は、タブレット端末を固定できるタブレットスタンドだ。『CR-LATAB18』はデスク上に置くスタンドタイプ、『CR-LATAB19』は厚さ20〜40mmのデスク天板に固定するクランプタイプで、本体寸法や質量がやや異なるものの、ほぼおなじ機能を搭載している。対応するタブレット端末は、両製品とも対角線が233×306mm以内、厚さが10mm以内なので、iPadをはじめとして多彩なタブレット端末を装着することが可能だ。
タブレット端末を書画カメラに使う最大のメリットは、自動でピントを調整してくれる点だろう。アームの高さを変える際にも、ピントを合わせ直す必要がなく、逆に高さを変えなくともタッチ操作で寄りや引きの絵を撮れるので、使い勝手のいい書画カメラとして活躍する。また、撮影した際には静止画や動画をそのまま保存し、インターネット上で共有できるので、わざわざメモリーカードからPCに移し替えるといった手間もなく、効率的な活用が可能だ。
『CR-LATAB18』と『CR-LATAB19』は、いずれもセットしたタブレット端末の高さを152〜417mmの範囲で調節できる。また、セットしたタブレット端末は水平方向に360°、垂直方向に−90〜+90°の範囲で角度を調整することが可能だ。被写体に合わせて最適な位置にタブレット端末を固定できるので、紙資料だけでなく、立体物もしっかりと撮影することができるだろう。
スタンドタイプは必要なときだけ使う場合、クランプタイプは使用頻度が高い場合に据え置きにするといった使い分けも可能。さらにクランプタイプなら、プロジェクター台やワゴンなど設置スペースが限られた場所でも使用することができる。会議やプレゼンテーション、授業やセミナーといった場面で、タブレットを書画カメラとして活用するためのソリューションとして、ぜひご提案いただきたい。
型番 | CR-LATAB18(スタンドタイプ) CR-LATAB19(クランプタイプ) |
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対応機種 | 7~11インチサイズのiPad・タブレット |
材質 | アーム部、プレート:アルミ ホルダー部:ABS樹脂 クランプ部:スチール※1 |
総耐荷重 | 1.0kg |
サイズ(W×D×H) | CR-LATAB18:428×409×417mm CR-LATAB19:80×412×417mm |
重量 | CR-LATAB18:1.49kg CR-LATAB19:1.56kg |
※1 CR-LATAB19のみ