iPadとの組み合わせでPOSレジになるドッキングステーション
タッチパネル・システムズ ETT10i2-IPAD-DOCK-INTL-WH

POSレジは会計の合理化や在庫管理などに多大な効果をもたらすが、小規模店舗で導入するにはハードルが高いのも事実。そこで有用なのが、タッチパネル・システムズの『PayPoint Dock』だ。これはキャッシュドロワーやバーコードスキャナー、レシートプリンター、磁気カードリーダーを搭載したiPad用のドッキングステーション。iPadを接続することで、POSレジとして機能する。システム用のアプリは付随するSDKで開発する必要はあるが、その分最適なシステムを構築できる。

ドロワーやスキャナーなど、レジに必要な機構を完備
定格電圧が600V以下の情報技術装置の安全性に関する国際規格IEC60950-1に適合し、UL、c-ULなどの安全規格を取得
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『PayPoint Dock』(ETT10i2-IPAD-DOCK-INTL-WH)は、iPadを用いたPOSレジスターシステム。別途iPadを用意して装着することで、POSレジとして機能するドッキングステーションだ。対応するのは、第4世代以降のiPadもしくは、iPad Air、iPad Air 2といった9.7インチモデル。なお、12.9インチのiPad Proに対応するモデル(ETT13i2-IPAD-DOCK-INTL-WH)も用意されている。

ドッキングステーション側には、キャッシュドロワーとバーコードスキャナー、レシートプリンターや磁気カードリーダーといった、レジスターに必要な装置がひと通りそろっている。底面にはケンジントンロック用のネジ穴、ドロワー前面には3ポジションロックと、盗難防止機能も完備している。IEC60950-1に適合し、UL、c-ULなどの安全規格や、VCCIクラスA、CE、RoHSなど環境関連の規格にも適合しているので、安心して使用できるだろう。

ハードウェアとしてユニークな点は、iPadのジョイント部分を倒し、画面を客側に向けられる機能。通常のレジスターのように金額表示用のディスプレイが付いていないことを補完できる。また、取引内容を大画面で客に見せられるメリットも考えられる。

アプリは自前で開発し、店舗に適したシステムに

比較的古いiPadを使用できるので、ハードウェアを低予算でそろえられるメリットがあるが、同製品にはPOSアプリケーションが含まれていない。このため、運用するにはiOSのアプリケーション作成を熟知したうえで、同社が提供するSDKを用いてアプリケーションを開発する必要がある。

ソフト面での開発コストは発生するものの、その分店舗に適したシステムを用意しやすいともいえる。お客様にはシステムの開発や運用まで含めてご提案いただきたい。

主な仕様
製品名 ETT10i2-IPAD-DOCK-INTL-WH
Apple iPad対応機種 9.7” iPad Air、iPad Air 2、iPad(第4世代)
本体色 ホワイト(ドロワー部側面は金属色)
画面角度 操作側(ドロワー開放側): 55度
顧客側:-50度
※垂直を0度とした場合
インターフェイス 電源入力接続:ACインレット(3ピンIEC60320-1 C6)
通信ポート(シリアルポート):RJ-45(メス)コネクター×2
外部キャッシュドロワーポート:RJ-12モジュラーコネクター6ピン×1
USB チャージャーポート:USBタイプAレセプタクル×1(側面下)
Mini USBコネクター×1(底面)
盗難防止機能 ドロワー前面にキー装備(3ポジションロック)
ケンジントンロック用のネジ穴を底面中央に装備
電源 AC100V~240V、50/60Hz
消費電力 28W(プリントレディ状態の最大値)
外形寸法(W×D×H) 411×306×420mm
(トレイが水平から35度傾いた場合。キーの突起部は含まず。)
重量 約8.3kg

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