人手不足や働き方改革を実現するためには、業務の効率化が重要だ。これまでは事務所に戻ってから作成していた報告書などを現場で作成することができれば、それだけでも大きな効果がある。新しいシステムの導入はユーザーに負担がかかりやすいが、慣れ親しんだ入力フォーマットであれば、スムーズな導入が期待できる。さらに、画像データの添付や、情報共有が容易になるので、効率化に加えて、業務品質の向上も期待できる。
エレコムの『ZEROSHOCKタブレット/点検エースバンドル版(以下、ZEROSHOCK)』は検査・点検業務向けのアプリケーションがバンドルされたタブレット端末だ。工場やビルなどの設備点検業務、電気、ガスや水道の検針業務などは屋外で行われることが少なくない。同製品は米国国防総省の基準準拠であるMIL試験をクリアする耐衝撃・耐落下・耐振動性能を備えているので、持ち歩いて作業する場合でも安心だ。さらに防塵・防滴性能はIP65準拠なので、屋外や粉塵や水滴のある工場などでも使用できる。
画面には約700cd/m2の高輝度液晶パネルを採用しているので、屋外の強い日差しでも高い視認性を実現している。また、タッチパネルは、操作モードを切り替えることでスタイラスペンと指に加え、手袋をつけたままでもタッチ操作が可能となり、多彩なシーンで活用できる。
『ZEROSHOCK』にバンドルされている「点検エース for Excel」は、Excelで作成した点検表をそのまま利用できることが特長の検査・点検アプリケーションだ。タブレット端末を初めて導入する場合でも、見慣れた入力画面なので、ユーザーが戸惑うことは少ないだろう。
また、現場で撮影した画像を自動リサイズで貼り付けたり、その場で作成した報告書を即座に送信したりすることが可能なので、検査や点検作業を行ったあとで、事務所で報告書を作成するといった作業が不要になる。点検作業を行う場所と事務所が離れている場合などに必要な移動時間を短縮することができるので、働き方改革の実現にも貢献できる。さらに、操作ログ機能を使用すれば、現場での作業状態を可視化することができるので、業務の見える化が可能だ。パフォーマンスの低下や長時間労働を把握することで、業務品質の向上が実現できる。
製品名 | LT-WMT10L/SET1(エントリーモデル) LT-WMT10M/SET1(スタンダードモデル) LT-WMT10H/SET1(ハイエンドモデル) |
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OS | Windows® 10 IoT Enterprise LTSB 2016 64bit |
画面サイズ・解像度 | 【エントリーモデル】 10.1インチワイド(16:10) 1,280×800(WXGA) 【スタンダードモデル・ハイエンドモデル】 10.1インチワイド(16:10) 1,920×1200(WUXGA) |
液晶パネル輝度 | 【エントリーモデル】 350cd/㎡ 【スタンダードモデル・ハイエンドモデル】 700cd/㎡ |
タッチ方式 | 静電容量式10点マルチタッチ(スタイラスペンモード、 ハンドモード / 水滴モード、 手袋モード) ※1 |
CPU | 【エントリーモデル・スタンダードモデル】 Intel® Celeron® Quad Core N2930 1.83GHz 【ハイエンドモデル】 Intel® Core™ i5-5200U 2.20GH |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 【エントリーモデル・スタンダードモデル】 64GB mSATA SSD 【ハイエンドモデル】 128GB mSATA SSD |
外部ストレージ | micro SD×1(SDHC: 最大32GB、 SDXC: 最大128GB) |
稼働時間 ※2 | 【エントリーモデル】 約6.2時間 【スタンダードモデル】 約5.3時間 【エントリーモデル】 約5.0時間 |
外形寸法(W×D×H) | 【エントリーモデル・スタンダードモデル】 271.8×19.0×197.2mm 【ハイエンドモデル】 276.1×27.6×201.5mm |
重量 ※3 | 【エントリーモデル・スタンダードモデル】 1.2kg 【ハイエンドモデル】 1.25kg |
保証 | 1年間 |
※1 操作モードを手動で切り替える必要があります
※2 MobileMark2014
※3 スタイラスペン除く
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