BR400S-JP/550S-JP/1000S-JP/1200S-JP
停電時でもPCやNASに電源を供給し、安全にシャットダウンできるUPSは、サーバーなどのデータを保全するうえで必須の製品だ。PCなどの機器は正弦波電源の使用を推奨しており、UPSも正弦波出力であることが望ましい。シュナイダーエレクトリックの「APC RS」シリーズの新モデルは、初めて正弦波出力に対応したUPS。PC、NASなどの多彩な機器に、最適な出力を実現している。

電源の出力波形には正弦波と矩形波があり、一般的な商用電源は正弦波だ。PCやNASなどの機器は正弦波電源での運用が推奨されており、矩形波の場合は不具合が出ることもある。一方のUPSにも、正弦波出力のものと矩形波出力のものがある。矩形波でも、精密な周波数を必要としない家電や照明器具であったり、機器をシャットダウンするまでが短時間であれば問題ないとされているが、正弦波出力のほうが、より安心して機器の保全に使用できるというものだ。
シュナイダーエレクトリックの「APC RS」シリーズは、初めて正弦波出力に対応したUPSだ。出力容量(VA/W)が400/240の『BR400S-JP』、550/330の『BR550S-JP』、1000/600の『BR1000S-JP』、1200/720の『BR1200S-JP』がラインアップされており、規模に応じて選択することができる。バッテリーの期待寿命は4〜5年、保証期間はこれまでの2年から3年へと拡張され、長期間安心して運用が可能だ。
同シリーズは信頼して使えるUPSとして、さまざまな機能を備えている。ネットワークサージ保護は1ギガビットに対応。ネットワーク経由のサージ電流から接続機器を保護してくれる。6基のコンセントも全てサージ保護対応で、突然の過電流にも安心だ。また、鮮明で見やすいLCDディスプレイが採用され、正面パネルボタンとあわせて前面からほとんどの操作が可能。オンライン運転、バッテリー運転、過負荷状態、消費電力量やバッテリー交換時期など、さまざまな状況を液晶表示と警告音で確認することができる。そのほか、過負荷やショートによりUPSの出力が停止した場合でも、ワンプッシュで復帰させるサーキットブレーカーも搭載されており、多様なトラブルから接続機器を保護することが可能だ。
不意の停電から大切なデータを守るうえで必須のUPSを、ぜひご提案いただきたい。
型番 | BR400S-JP(400VA/240W) BR550S-JP(550VA/330W) BR1000S-JP(1,000VA/600W) BR1200S-JP(1,200VA/720W) |
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最大負荷 | 【BR400S-JP】 240W 【BR550S-JP】 330W 【BR1000S-JP】 600W 【BR1200S-JP】 720W |
定格入力電圧 | 100V |
オンライン入力電圧範囲 | 90~110V |
周波数範囲 | 50/60Hz ± 1Hz |
バッテリー運転時の出力波形 | 正弦波 |
充電時間 | 【BR400S-JP、BR550S-JP】 12時間 【BR1000S-JP】 8時間 【BR1200S-JP】 10時間 |
切替時間 | 最大10ms |
インターフェイス | USB |
EMC/安全規格 | VCCI クラス B、UL1778 |
装置寸法(W×D×H) | 【BR400S-JP、BR550S-JP】 9.1×31×19cm 【BR1000S-JP、BR1200S-JP】 10×38.2×25cm |
装置重量 | 【BR400S-JP】 6.8kg 【BR550S-JP】 7.0kg 【BR1000S-JP】 11.3kg 【BR1200S-JP】 11.7kg |