写真は『BL100T』。リチウムイオンバッテリーの採用により小型／軽量化を実現した長寿命のUPS。無停止バイパス機能、コールドスタート対応など、安心の機能満載で何とも頼もしい一台だ。

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オムロンの『BL』シリーズは、停電時にサーバー等の機器へ電力を供給するUPS。ラインアップは『BL100T』『BL75T』『BL50T』の3種類で、それぞれ1000VA/900W、750VA/680W、500VA/450Wと、出力容量が異なる。大きな特長は、リチウムイオンバッテリーの採用。期待寿命10年（周囲温度25度、バッテリー初期状態）と、従来の鉛バッテリーの2倍もの寿命を確保しており、メンテナンスの手間を軽減できる。

バッテリーはホットスワップ対応で簡単に交換可能と、メンテナンス自体も容易だ。また、このバッテリーの採用はダウンサイジングにも貢献しており、同社の同等機種と比べて、体積は約53％、質量は約30％まで削減。省スペースのうえ取り回しもしやすく、設置や運用を楽にしてくれるであろう。AC入力がない状態でも起動し、UPSからAC出力させることが可能なコールドスタートにも対応しているので、緊急時でも運用に融通が利く点もメリットだ。

バッテリーの寿命など、UPSの状態はLCD画面で確認できてわかりやすい。各種設定も画面を見ながら、本体だけで行うことが可能だ。ユーティリティソフトによる自動停止機能も便利だ。作業用PCに導入し実行することで、本体に予め最大バックアップ時間を設定することが可能となっている。これにより、PCレスでUPSの自動停止を行うことができ、バッテリーの不要な消費を抑えられる。WindowsやLinux、Macintosh、Unix、VMwareに対応した自動シャットダウンソフトも無償で利用できるため、細やかな管理が可能だ。

万が一制御回路が停止に至る故障が発生した場合でも、接続機器への電力供給を継続できる「無停止バイパス機能」も標準装備。最低限のメンテナンスで運用できる点を、ぜひお客様にアピールしていただきたい。