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※表記価格は税込

BPNavigator Vol100掲載(2018年10月)

セキュリティ

トレンドマイクロ

ウイルスバスター クラウド

機械学習型スキャン ハイブリッドモデルによる検出強化
独自の決済保護ブラウザを備えるセキュリティソフト

トレンドマイクロの「ウイルスバスター クラウド」は、ウイルスやランサムウェアの対策、不正サイトのブロック、迷惑メール対策など、Web上の脅威に幅広く対応できる、クラウドベースのセキュリティ対策ソフト。PCにもスマートデバイスにも対応しており、1ライセンスで3台の端末までインストールできる。スキャン処理の大半をクラウドが担うため動作は軽快。常に最新の脅威情報をもとに処理され、新種の攻撃にもいち早く対応できるメリットもある。

9月にリリースされた最新版では、脅威を検出するプロセスで、独自のハイブリッドモデルの機械学習型スキャンが導入された。従来の機械学習型スキャンでは、脅威に対し見た目の特徴を元に予測を立てて判定を行っていた。ハイブリッドモデルでは、さらに見た目の特徴からその動きまでを予測したうえで判定することが可能となり、検知率の向上と誤検知の低下を実現している。

また、Windows向けには、独自の「決済保護ブラウザ」を提供する。これはネットバンキングやショッピングの安全利用を目的としたWebブラウザで、口座情報やクレジットカード情報を盗む攻撃をブロックする機能を備えている。ほかにも、ファイルレス型攻撃や、サポート詐欺などの対策も強化。Mac版にも、 機械学習型スキャンやiCloud Driveの保護といった新機能が追加されている。

モバイルOS向けの機能も向上している。Android版では、Web脅威対策機能がAndroid標準ブラウザ以外にも、LINEやInstagramなどの人気アプリ上で機能するようになった(iOSでは既に対応済み)。スキャンエンジンにAI技術が導入され、検出精度も向上している。iOS版では、広告ブロック機能が追加。Webサイト上に表示されるバナー広告をブロックできるので、不用意なタップで不要なページに誘導されにくくなり、通信量の抑制にもつなげられる。1週間でブロックした広告数を確認する機能もあり、効果を実感できるはずだ。

ウイルスバスタークラウド機能一覧

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セキュリティ

カーボン・ブラック

Carbon Black

近年増加するファイルレス攻撃に対応する次世代アンチウイルス
万が一の感染時も迅速に感染状況を把握し対応できる

近年、マルウェアを使わない「ファイルレス攻撃(非マルウェア攻撃)」が増加している。2016年には、ほとんどの組織がその攻撃を受け、情報漏えい事件のほぼ半数がファイルレス攻撃によるものだと言われている。こうした脅威の進化に対抗する次世代アンチウイルスが、ネットワールドが提供する「Carbon Black」だ。未知のマルウェアや非マルウェア攻撃も検知・防御する「EPP(Endpoint Protection Platform)機能」と、脅威の侵入後に対応するための「EDR(Endpoint Detection and Response)機能」を兼ね備えている。

防御においては、エンドポイント上で行なわれる全てのアクティビティを監視・記録・収集。これらにタグ付けをし、流れを分析することでリスクを判定する。従来型のファイルベースの解析でなく、アクティビティの変化やタグの流れに対して解析を行うため、従来は検知が難しかった脅威にも対応できる。

それでも万が一侵入された場合に、迅速な対応をサポートするよう搭載されているのがEDR機能だ。侵入した脅威に対し、感染経路の分析や感染範囲の把握、感染端末の特定をすばやく効率的に行ってくれる。感染した端末は脅威の削除まで隔離したり、起動を禁止したりといった措置が行われるため、業務への影響を最小化することができる。

Carbon Black

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RPAツール

テリロジ−

EzAvater

ルーチンワークの自動化を実現するRPAツール(Robotic Process Automation)
操作が簡単で業務担当者が実情に合ったロボットを製作できる

「EzAvater」は、定型業務を自動化する技術、RPAを実現できるツール。例えば、Excelの入力情報をもとにデータベースへ入力するといったルーチンワークであれば、ロボットを使ってユーザーが自動処理システムを作成できるのだ。適応範囲は幅広く、ほかにも業績進捗資料やサーバーの自動シャットダウン、ウェブ資料請求の自動回答など、多用途に応用可能だ。

操作は簡単で、プログラミング等の知識を特別には必要としない。操作ガイドを見ながら基本的なロボットを製作でき、行き詰まったときも操作ガイドで作成法を教えて貰える。画像認識技術が用いられているため、煩雑なアプリケーションごとのオブジェクト指定は不要だ。また、ロボットが途中で停止してしまった場合、次回から同じ現象で止まらないよう、例外処理を行って動作を安定させる機能も、後日追加される予定だ。

使用法で、実業務の担当者が自らロボットを製作できるのは大きなメリットだ。実情に合った処理を実現できるうえ、習熟に時間がかからずすぐに負担を軽減することが可能。外部委託に頼らなくて済むコストメリットもあり、オフィス全体の業務効率を高めてくれる。

EzAvaterの4つの特徴

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CAD

ソリッドワークス・ジャパン

SOLIDWORKS Composer

CADコンテンツを再利用して製品資料を作れる編集ツール
製品を自由に動かしてインタラクティブコンテンツ化も可能

ソリッドワークス・ジャパンの「SOLIDWORKS Composer」は、製品のラスター画像やベクター画像、3Dモデルを元にして、2次元および3次元のコンテンツを盛り込んだビジュアルライクな資料を作成できる編集ツール。例えば、操作指示書や保守ガイド、組み立て指示書といったコンテンツの作成に活用できる。

資料は直感的なインターフェースで作成可能。製品のモデルをそのまま引用し、自由な角度で見せられる。書類形式だけでなく、インタラクティブなコンテンツとしても制作可能。閲覧者が製品を自由に回転、拡大、縮小して隅々まで見たり、可動部を動かして仕様を確認したりできる、実践的な資料に仕上げられる。元のモデルに変更があった場合は、連動して最新の状態に更新されるので、対応も容易だ。

このように、技術者以外のユーザーでも、設計者が作成したCADコンテンツを再利用して、製品について明確に説明できるのが大きな強み。入札プロセスにおいて製品技術を視覚化してデモを行ったり、製品の運用法を作業員へ伝えたり、幅広く活用できる。

SOLIDWORKS Composer

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CAD

図研アルファテック

BricsCAD

AutoCAD最新フォーマットにも対応する互換CAD
インターフェースや操作性の進化で設計がより快適に

BricsCADの主な特徴

図研アルファテックの「BricsCAD」は、ベルギーのBRICSYSが開発したAutoCAD互換のCADソフト。既存のAutoCAD資産をそのまま継承できるほか、外部参照編集、自動調整寸法、マルチテキスト編集、クイック選択、ワイプアウト、画層状態管理、CUIメニューファイルなどの機能に対応している。

最新版の「V18」では、AutoCADの最新形式をサポートするほか、AutoCAD CIVIL 3Dで作成したオブジェクトも読み込めるようになった。さらに各種ツールやタブを一括でオン/オフして作図範囲を切り替えるなど、インターフェースも改善されている。ほかにも、3Dオブジェクトの断面に、個別にプロパティ設定ができたり、他の図面から複数の寸法スタイル設定やブロックをドラッグでコピーできたりと、使い勝手が大幅に向上している。

選択した図形へ直感的に回転やコピーといった操作を加えられるマニピュレータなど、新機能も多数追加。マルチテキストにリスト機能を用いたり、モデル内を容易な操作で移動できたり、ホイールクリックで一時的な追跡点を作成できたりと、操作性も細かくチューンされている。板金設計やBIM関連のオプションも充実し、より緻密な設計ができるようになった。

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CAD

オートデスク

AutoCAD 2019.1.1 / AutoCAD LT 2019.1.1 Update

アップデート版ではインターフェースと機能強化で操作性を改善
共有ビューの利便性や外部参照ファイルの処理速度などが向上

オートデスクは2D/3Dの汎用CADソフトウェア「AutoCAD」および、「AutoCAD LT」のアップデートを7月(2019.1)および9月(2019.1.1)に実施した。主に機能強化やインターフェースの改善でユーザビリティを向上しつつ、品質を向上している。AutoCAD や AutoCAD LT のサブスクリプション版を利用することで、これらの最新機能にいつでもアクセスできる。

機能面では、図面比較機能を強化。AutoCAD Architectureツールセットを使用して作成された壁オブジェクトなどが新たにサポートされ、比較時に正確に表示されるようになった。共有ビュー機能では、レイアウトの画層について、非表示またはフリーズされた画層の抽出ができる。非表示の画層を含む図面から共有ビューを作成した場合、Autodesk Viewerで表示した際、それらの表示/非表示を切り替えられるようになっている。図面を共有し、スタッフ間で協議を行うときなど、補足説明や第2候補案といったものも、随時表示を切り替えて説明するといった使い方ができる。

外部参照ファイルやフォントファイル、など、図面に関連するファイルを取り扱う際のパフォーマンスも向上している。こうしたファイルがアクセススピードの遅い場所にあるときや、ファイルそのものが見つからない場合、ソフト側で効率的に処理してくれるようになった。

インターフェースにおいては、リボンやクイックアクセスツールバーなどのアイコンが高解像度ディスプレイに対応するようスタイルが更新された。コマンドウィンドウは、明るい色調と暗い色調での表示をサポート。メインウィンドウが明るい色調の場合はコマンドウィンドウも明るくなるなど、見やすい環境で作業できるようになっている。さらにヘルプシステムも強化。ダイアログボックスの項目に検索機能が追加されて、ここから関連したコマンドを容易に探すことが可能だ。ほかにも、特定の操作時に偶発的なクラッシュや表示の乱れが発生する問題などを修正しており、安定性が向上している。

主な機能強化と改善点

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