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※表記価格は税込

BPNavigator Vol102掲載(2019年3月)

働き方改革

レッドハット

Red Hat Ansible Automation

サーバーの構築を容易な書式で自動化
全体でシステムを共有し円滑に運用できる

「Red Hat Ansible Automation」は、サーバーの構築を自動化するツールだ。主に構成の管理やアプリケーションのデプロイ、継続的なデリバリーを実現する。「Playbook」と呼ばれるファイルに、設定したい状態を記述するだけで使える容易さが大きな特長。設定対象や使用ポート、各種アプリのインストールやファイルのコピーなど、実行する手順を簡潔な書式で表すだけで、自動的に設定を完了できる。書式が用意されているゆえ、誰が操作しても同じ結果が得られる点は大きなメリット。チームの誰もが理解できるため、仮に最初の担当者が人事異動等で現場を離れたとしても、管理・運用をスムーズに引き継げる。

設定の容易さは、チーム間での情報共有がしやすいメリットをもたらす。Playbookを共有して実行できるツール「Ansible Tower」が用意されており、機密情報のセキュリティを担保しつつ、円滑なナレッジ共有を実現できる。アクセス制御や監査ログのチェック、スケジューリングや権限管理など、多彩な機能を備えており、Webツールから容易に使用できる。既存のワークスタイルでは個人が行っていたような自動化をチーム全体で理解し、誰もがメンテナンスすることが可能だ。また、GitHubでも人気が高く、多数のモジュールや自動化ロールがコミュニティで提供されており、学習しやすい環境がある点も強みだ。

エージェントレスで導入しやすいのも特長の1つ。サーバーやスイッチ、ストレージといった設定先にエージェントをインストールする必要がないため、セキュリティのリスクを最小限に抑えられる。SSHかWinRMでサーバーから接続できる対象であれば、ほぼAnsibleで設定可能。このため、ネットワーク機器やベンダー独自のソフトなどにも自動化設定を施せる。AWSやAzureをはじめに、多くのクラウドサービスにも対応しているため、パブリッククラウドやプライベートクラウドを選ばずに利用でき、柔軟な運用が可能となっている。

Red Hat Ansible Engine

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PCキッティング/展開/配備

アクロニス・ジャパン

Acronis Snap Deploy

端末のキッティングを自動で一括処理できるツール
マスターイメージを複数の端末へ配信

Acronis Snap Deploy

端末の初期設定などを行い、ユーザーが使える状態に整える作業(キッティング)を自動で行えるツール。OSやネットワークの設定、アプリのインストールなどを一括で処理してくれるため、PCやタブレットを大量導入する際に威力を発揮する。基本的には、設定が導入済みのシステムのマスターイメージを作成し、他の端末へデプロイしていく仕組み。同製品の場合は、Windows 10、Windows Server 2016、LinuxなどさまざまなOSに対応し、複数台へのデプロイも高速に処理してくれる。さらに、独自の「Acronis Universal Deploy」技術により、構成の異なるPCへのデプロイも実現。各端末で必要となるドライバーを設定すれば、同じ環境を全端末に適用できる。また、定期的に初期化が必要となるトレーニング用のPCなどにも、スケジューリングでデプロイを自動的に実行可能だ。担当者の負担を軽減でき、メンテナンスの属人性も解消可能。Windows 7から移行するうえでの検証作業にも有用な製品だ。

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BCP対策

NetApp

NetApp ONTAP Select

ONTAP上で動作するソフトウェアデファインドストレージ
クラウドのように使えるストレージを自社内で実現

NetApp ONTAP Select

NetAppの独自OS「ONTAP」をベースにしたプラットフォーム。汎用サーバーのハイパーバイザー上で、ソフトウェアデファインドストレージとして機能する。導入することで、サーバーの各種ストレージやHCI、外付けアレイを、柔軟性に優れるストレージプラットフォームとし、一貫的に管理・運用できる。ソフトウェア定義型のサービスゆえ、調達から導入までのプロセスは1日で完了。ストレージ容量の追加も1TB単位で行えることもあり、細やかな即応性を実現できる。データ保持に関する規制やポリシー、コスト面の都合でクラウドを導入できない企業であっても、クラウドと同様の使いやすさを実現可能。そのうえで耐障害性や柔軟性といった自社運用ストレージのメリットも享受できる。

ノード構成は1から2、または4まで格調でき、物理容量は最大400TBまで対応可能。重複排除や圧縮機能が標準で使えるため、実効容量を増加してストレージコストを低減し、リソースを最大限に利用できる。

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セキュリティ

エムオーテックス

Syncpit

モバイル端末紛失時の対応を容易に自動化
ビジネスチャットからLanScope Anに指示し端末をロック

Syncpit

PCやスマートデバイスなど、モバイルデバイス紛失対応のフローを自動化できるツール。紛失した本人や管理者が、ChatworkやLINE WORKSといったビジネスチャットを介して指示し、紛失端末のリモートロックやワイプを実行できる。こうした処理はMDMツール「LanScope An」との連携で機能する仕組みになっており、同製品の月額利用料金に1ユーザーあたり100円上乗せするだけで利用できる。

導入時には管理コンソールで、チャットのアカウント情報と、LanScope Anが自動取得した端末情報をひも付け。これにより、LanScope Anが取得した位置情報をチャット上で取得し、Googleマップでの追跡やロックの実行ができるようになる。チャット上の操作履歴は管理コンソールに残り、端末のユーザーがロック等を処理した場合でも管理者が把握できる。紛失時のフローはテンプレート化されており、初期設定はテンプレートを選んで決定するだけ。本人確認やロックなど、必要な動作を簡単に設定できる。

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CAD

エーアンドエー

Vectorworks 2019

専門分野の設計業務を効率化できるCAD・BIMツール
大容量データの高速オープンなど作業環境を大幅に改善

「Vectorworks 2019」は、2D、3D、データベース、高品質レンダリングなど豊富な機能を搭載した設計・デザインのためのワンストップアプリケーションだ。

エーアンドエーのCAD・BIMツール「Vectorworks 2019」は、2Dや3D、データベース、高品質なレンダリングなど、設計やデザインに必要な機能を豊富に搭載したワンストップアプリケーション。この最新版ではさらなる機能強化で、専門分野の設計業務をさらに効率化してくれる。基本のラインアップは、設計・製図の基本機能を搭載した「Fundamentals」。BIM・建築設計支援機能を搭載した建築・内装業界向け製品「Architect」、ランドスケープデザイン機能を持つ都市計画・造園業界向け製品「Landmark」、舞台照明計画支援機能を備えるエンタテインメント業界向け製品「Spotlight」といった、各分野に特化したパッケージもあり、必要に合わせて選択できる。さらに、全ての設計支援機能を備えた「Designer」も用意されている。

アップデートに伴い、作業環境は大幅な改善が施されている。大規模プロジェクトなどで扱う、大容量ファイルのオープンにかかる時間は最大で3分の1まで削減された。加えて、シートレイヤの描画性能が向上したことで、複雑な図面の表示もスムーズになっている。

表現力も強化され、シンボルやプラグインオブジェクトの2D図形を自由に変更できるようになった。これにより、平面図や立断面図の縮尺に合わせて、詳細度を3段階で表すことも可能に。また、レンダリング設定のあるビューポートや取り込んだ画像データに、イメージエフェクトを適用できる、新たなプレゼンテーション機能も搭載された。

「Architect」においては、新しいデータタグツールが搭載され、オブジェクトのパラメータや各種設定値のダイナミックな表示を実現するなど、BIM・建築設計機能の拡張が行われた。スペース形状を設定することで、登り天井や床に段差のある部屋でも正確な室容積が算出できるなど、緻密な操作が可能となっている。ほかにも、表示設定の快適化や階段オブジェクトの強化など、細やかで行き届いた改善がなされている。

BJ-MechaTool Pro

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CAD

オートデスク

AutoCAD for Mac

ついに「AutoCAD for Mac」が日本語に対応
トラックパッド操作などの機能を快適に使える

2011年より、英語版とフランス語版のみで展開されてきたMac版AutoCADが、「AutoCAD 2019 for Mac」および「AutoCAD LT 2019 for Mac」で日本語とドイツ語に対応した。言語データはあらかじめインストーラーに組み込まれており、基本設定ダイアログから使用言語を変更可能。Windows版におけるリボンインターフェースがない反面、UIはMacの特徴に準拠。トラックパッドのマルチタッチジェスチャーや、一部のMacBook Proに搭載されたTouch Barのカスタマイズに対応。Touch Barによる指紋認証にも対応するため、システムパスワードの入力も省力化できる。また、スプリットビューも利用でき、他のアプリケーションと画面を分割してのマルチタスクもしやすい。

この最新バージョンでは、図面比較機能が新たに追加された。バージョンの異なる図面や外部参照の差違を可視化し、レポートできる。変更箇所が比較・検出されて異なる色で表示されるため、スムーズに把握することが可能。細かい変更も容易に発見できるため、内容を個別に確認するのに便利だ。ほかにも複数のオブジェクトを一括で名前削除できるなど、使い勝手が向上。図面から名前削除するすべてのオブジェクトを簡単に選択でき、減らせる図面サイズが確認可能になった。

作図機能においては、ビューおよびビューポートの新機能により、設計中のビュー作成が可能となった。図面内の特定の領域を名前の付いたビューとして登録できる。これによりレイアウト空間に配置したり、グリップを使って尺度や位置の調整をしたりと、簡単な操作で処理できる。また、XREFLAYERで規定の外部参照画層の指定が可能となり、挿入するたびに画層を変更せずに済むようになった。上書きが適用された場合も、新しい「外部参照の優先」画層フィルターが自動的に作成されるため、簡単に特定できる。日本語化されただけでなく、細やかな機能強化もあり、Macならではの操作性を備えたAutoCADが実現されたといえる。

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