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BPNavigator Vol104掲載(2019年7月)

セキュリティ

シマンテック

Symantec Endpoint Protection 15

※英語版はリリース済ですが日本語版は年内リリース予定

AIの導入と管理の簡素化で全体のパフォーマンスを向上
企業全体の防御機能を増強するエンドポイントセキュリティ

「Symantec Endpoint Protection(SEP)」は、サーバーやワークステーションなど、一元管理を行う企業環境での利用を想定したセキュリティ対策ソフト。ネットワーク上の端末やサーバーをマルウェアの脅威から保護してくれる。

高度な防護機能を多層式に組み合わせて、コンピュータをウィルスやワーム、トロイなど未知の脅威による攻撃を防ぐほか、ルートキットやゼロデイ攻撃など、従来のセキュリティ対策で対応できない攻撃にも対策可能だ。

今バージョンでは、前バージョンより搭載、実績のあるAIを更に強化し、ファイルレスマルウェアのような新たな脅威からも保護。高度な機械学習で新たな脅威が実行される前に検出し、メモリーエクスプロイト緩和機能により、ソフトウェアの脆弱性を悪用するゼロデイ攻撃を阻止。疑わしい振る舞いを見せるファイルを監視してブロックすることもできる。ディセプタ(おとり)に対して攻撃者がトリガーとなる行動をした際にインテリジェンスを収集する「ディセプションテクノロジー」も採用。初期段階で脅威をあぶり出し、攻撃者の目的や戦術を明らかにして、セキュリティ体制の強化に役立てられる。また、最大規模の民間脅威インテリジェンスネットワークの遠隔測定データにより、エンドポイントの優れた可視性と保護も実現可能となった。

管理においては、単一のクラウドコンソールからエンドポイントセキュリティ全体を管理できるよう簡素化。リソース消費も最小限に抑えることで、アップデートの負荷を軽減している。セキュリティ管理機能もAI主導となっており、より正確なポリシー更新や設定ミスの削減、管理者の生産性向上が可能でセキュリティ対策全体を改善してくれる。

SEPは企業ネットワークの全体的な保護機能の統合を促進するための基盤となる製品でもある。同社のポートフォリオ全体を合わせることで、エンドポイントでの防御と対応を統合し、攻撃の拡散を迅速に阻止できる。

Red Hat Ansible Engine

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グループウェア

サイボウズ

サイボウズ Office

業務に必要なコミュニケーション機能を集約
強力なデータベース作成機能を備えたグループウェア

「サイボウズOffice」は、スケジュールやメッセージ、メールやアドレス帳など、ビジネスに必要とされる機能をオールインワンで備えたグループウェア。多種のツールで行っていた情報共有やコミュニケーションを集約することで、業務効率を改善できる。

大きな特長は自社の業務に合わせたデータベースを容易に作れるカスタムアプリ機能。これまでExcelで管理していたデータを、簡単に共有し柔軟に変更するといった形で、作業を効率化できる。CSVの読み込みや書き出しに対応しているので、既存のデータを柔軟に置き換えることが可能。操作も簡単で、テンプレートを自社に合わせて変更するだけでアプリを作成可能。蓄積したデータを集計して可視化したり、担当者ごとの進捗状況をひと目で把握できるよう管理したり、データを活用する機能も豊富。

モバイルからの利用やデータ更新時の通知機能など、いつでもどこでも最新の情報にアクセスできるよう工夫されている。「シンク」機能により、ネット環境がない状況でも情報確認が可能。専用アプリ「KUNAI」をあらかじめ同期させ、情報を端末に入れておけば、電車の中など電波状況が悪い場所でも、データの変更や作成が可能となっている。

Red Hat Ansible Engine

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Officeソフト

サイボウズ

kintone

オフィス上の情報を集約して共有
全体の効率を高める業務改善ツール

NetApp ONTAP Select

キントーンは、社内に散在する書類やメールなどの情報を、クラウド上で一つにまとめ、Webブラウザ上で共有・閲覧できる業務改善ツール。顧客管理や案件管理、文書管理、申請業務、エクセルの代替などあらゆる業務に利用可能だ。業務の属人化を防止し、ノウハウの共有や引き継ぎに役立てられる。SNS風のインターフェイスが備わっており、データを見ながらスタッフ間でコミュニケーションをとれる。複数人で会議のように議論を交わすことも可能だ。また、メールや電話の代替手段として、社外とのコミュニケーションの場としても利用可能だ。

ユーザビリティも洗練されており、データへのアクセスは容易。最新情報は通知の一覧画面から、過去の履歴は全文検索機能ですぐにたどり着ける。また、ワークフロー機能やログ管理機能により、各スタッフの進捗管理も容易。さらに、業務アプリはドラッグ&ドロップ程度の簡単な操作で、業務へ最適な形へ改善することも可能となっている。

モバイル端末と連携しての運用も想定して設計されている。不正なアクセスやログインを防止する対策や、製品の脆弱性対策が施されており、安心かつ安全に、時と場所を選ばずデータにアクセスすることが可能となっている。なお、言語は日中英3カ国語に対応しているため、海外拠点のメンバーとも共通の環境を利用可能だ。

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CAD

ESRIジャパン

ArcGIS Pro 2.3

ArcGIS Proとオートデスク「Revit」の親和性が向上
ユーザーの要望に応える形で新機能を追加し、より使いやすく!
Revitモデルを変換なしにOnline上で共有できるツールが登場

「ArcGIS」は、豊富な地図データやアプリをもとに地理情報を共有し、プロジェクトに役立てられる統合GISプラットフォームである。その中で、デスクトップアプリの一つである「ArcGIS Pro」は、4月17日のアップデートで最新のバージョン2.3を迎えた。主にマッピングや解析、データ管理の面で、多くの新機能が追加されている。

大きく変わったのは、オートデスクのBIMツール「Revit」との連携だ。Revit形式のファイル読み込みは前バージョンからも対応していたが、今バージョンでさらに機能が拡張。ArcGIS Online上に、ファイルを変換なしに共有できるようになった。共有したデータは「ビルディングシーンレイヤー」として管理されるようになり、Webブラウザー上で構成要素によるフィルタリングや、詳細な属性などを参照できる。このコラボレーションにより、断層などの土地に関するデータや道路や鉄道等の情報を、設計へ効率良く落とし込むことが可能となっている。

また細かな部分のユーザビリティも更に向上している。アプリの開始時には、「プロジェクトを作成しない」オプションが追加された。すばやくマップを開いて作業を開始できるので、取得したデータを簡単に検査したいときなどに便利だ。レポート機能においては、GIS データの属性情報を元にした作成が可能に。記述する属性や統計情報に加え、タイトルや罫線などレポートを構成する要素を自由に配置・設計し、結果をPDFに出力できる。編集機能には、属性入力の規則を定義できる「条件値」機能が追加され、あるフィールドの値に応じて、別のフィールドに入力できる値を制限できるように。例えば、構造材が木材の建物の階数属性に入力できる数値を1〜5に制限できる。規定外の数値は受け付けないため、入力ミスの防止に役立つ。

Webアプリ上でも、テンプレートに「対話形式の凡例」と「カテゴリーギャラリー」アプリが新設。データ管理の利便性も向上している。

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CAD

オートデスク

3ds Max

モディファイツールやシェーダが拡張・強化
パフォーマンスや表現力が向上した3DCG作成用ツール

オートデスクの3DCG作成用の統合型ソフト「3ds Max」が、最新のメジャーアップデートを迎えた。多くの機能強化と新機能により、作業の効率化を実現している。

最新バージョンでは全体のパフォーマンスの向上が図られ、アプリのレスポンスが向上した。例えば、曲線とジオメトリの再現速度が強化されたほか、一部の関数は最大で10倍高速になるよう最適化されるなどのチューニングが施されている。機能面でもアニメーションプレビューの作成機能が強化され、ローカルドライブの作成が最高で3倍速となった。AVIコーデックが選択可能となり、レンダリング設定に基づいてキャプチャ解像度を無制限で設定できるなどの新機能も追加されている。モディファイツールも改良され、モデリングはより効率的かつ確実に実行可能になった。面取りの幅を一貫して保ったり、エッジごとに制御したり、面取りがより調整しやすくなっている。

レンダリングにおいては、OSL(Open Shading Language)シェーダを新たに追加し、ワークフローの柔軟性とカスタマイズ性を向上。OSLマップのビューポート表示が大幅に改善され、G P U 駆動の「Quicksilver Hardware Renderer」もO S L マップをサポートするようになった。OSLマップは拡張と改良が加えられ、UDIMテクスチャやブレンディングモードをサポート。グラデーションの生成や波形のアニメーション、タイルパターンの生成など、幅広い表現が可能となっている。

BIMソフト「Revit」からのインポートも高速化が行われ、シーンの整理と管理が容易に。Revitのカテゴリーや素材、ファミリタイプなど材料別に選択しての結合や、フィルターダイアログへのノード数表示など、使い勝手も向上している。また、旧バージョン(2017まで)のRevit用ファイルを、アップグレードすることなく2020版へインポートすることも可能だ。ほかにも、モデリングワークフローやAlembicなど、幅広い面で機能が強化。レンダラーの「Arnold」を組み込んだワークフローも円滑にするため、MAXtoAプラグインも更新されている。

Red Hat Ansible Engine

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