ホーム > ソフトウェアカタログ(BPNavigatorVol.66)


※一部ソフトウェアは、BPプラチナサイトの「イチオシ商品」で詳しく掲載しています。
※表記価格は税込

BPNavigator Vol66掲載(2013年1月)

ソフトウェア

日本マイクロソフト

Microsoft Office 2013

Windows 8との親和性により快適に利用でき
クラウドやソーシャルとの連携でビジネスの効率化を実現

定番の総合オフィスソフトの最新版。Windows 8と同時期のリリースとあって、全般的に同OSとの親和性を意識した設計になっている。まずWindows 8はデスクトップPCに限らず、タッチパネル搭載のノートPCやタブレットPCなど、多彩な端末に搭載されることから、タッチやスタイラスでの操作を考慮したインターフェースを採用している。書類にスタイラスで注釈やハイライトを書き込んだり、端末に搭載されたカメラによる画像を挿入したりと、携帯型端末の利点を生かした機能を搭載。指先の操作だけで、多彩な機能を軽快に利用可能だ。リボンを最小化して画面を広く使えたり、少ないスペースでも操作できるよう、ナビゲーションバーが変更されたりと、ウィンドウのレイアウトも全般的に改良された。

クラウドやソーシャルとの連携機能も強化されている。今バージョンでは、Officeはつねにサインインした状態で利用することになる。その下で、個人設定や作業の進捗状況といったデータが、クラウドストレージ「SkyDrive」に常時保存される。このため、異なる環境でも元の環境と同様に作業を進められるほか、クラウドアプリケーションを導入して機能を追加できるといったメリットもある。企業向けニュースフィードを閲覧したり、サイトやミニブログをフォローしたりと、Officeそのものをソーシャルサイトの管理ツールとして利用できる機能も追加。自分のニュースフィードからOutlookのタスクを登録できたり、Facebookでの関係者を連絡先カードに統合できたりと、ソーシャルをビジネスで最大限に活用することが可能だ。

個々のアプリケーションにも多数の機能が追加。Excelではシートに適したピポットテーブルやグラフをワンクリックで提案してくれたり、データの抽出・分析機能が強化されたりと、使い勝手がより向上。Wordは携帯端末でも読みやすいよう、閲覧機能が強化されている。PowerPointでは発表者に必要な情報をまとめて表示し、進行を手助けする「発表者ビュー」が追加されている。今回のOfficeはWindows 8と併せて、ビジネスの諸問題の解決を手助けするツールとなるだろう。

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ワープロソフト

ジャストシステム

一太郎2013 玄

書き手の着想や正しい日本語作成をサポートするワープロソフト
最新フォーマットに対応した電子書籍の作成も可能に

老舗ワープロソフトの最新版。新機軸の機能が大幅に追加されている。まず書き手のインスピレーションを喚起する機能「感太」。これはウィンドウ上に、季節や色の表現、擬音などの言葉と、その情景を表す写真やイラストを組み合わせたカードを、スライドショーのように一定の周期で切り替えて表示するというもの。文書の内容をソフト側で解析し、それに見合ったカードを表示することで、書き手が新たな発想や、文書作成のヒントを得ることを支援してくれる。

「EPUB 3」への対応により、電子書籍の作成もいっそう強化された。表示する環境に合わせてレイアウトを調整する「リフロー型」に加え、レイアウトを保つために各ページを画像化して出力する「固定レイアウト型」の保存にも対応している。索引一覧の出力も可能で、索引一覧から該当箇所にジャンプしたり、脚注の内容をポップアップ表示したりと、電子書籍ならではの機能を備えた電子書籍を作成することができる。

同社の最新IME「ATOK 2013 for Windows」 も同梱されている。細切れで入力し確定してしまった同音異義語の誤変換をさかのぼって訂正したり、入力ミスを補正したりと、より正しい文章の入力が可能となっている。これに加えて、一太郎本体の校正支援機能も強化。誤字脱字のみの校正や、だ・である調とです・ます調の統一など、状況に応じてレベルを選択して校正を実行できる。誤りが指摘された項目を一覧表示する「ジャンプパレット」により、校正の効率化も実現可能だ。電子版の辞典も4つ搭載されており、ビジネスからクリエイティブに至るまで、あらゆる文書の作成を強力にサポートしてくれる。

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CAD

エーアンドエー

Vectorworks 2013

舞台照明や土木造園に強いVectorworks の最新版では
専門的な設計をパッケージ化し、利用者のニーズに応える

汎用CADソフトとして、建築や土木などさまざまな分野で利用されている「Vectorworks」の、最新版がリリースされた。パッケージは汎用の「Fundamentals」、建築向けの「Architect」、最上位版の「Designer」に加え、新たに2種類追加された。「Landmark」は緑地計画や公園の設計など、土木造園向けの製品。地形モデルや季節のプラントを織り込んだ、効率的な設計ができる。「Spotlight」は、座席やスクリーンの設計を自動化できるなど、舞台設計向けの機能を多数搭載している。いずれも専門的な設計に特化して機能を絞ることで、価格を抑えている。

バージョンアップによる全般的な新機能としては、データ互換の強化が大きい。プロダクト系設計ソフト「Rhinoseros」のデータをはじめに、多くのフォーマットを取り込めるようになり、ソフトウェア間のHubとしての機能が強化されている。もう一つの目玉機能は、「面配列を作成」コマンド。これは、パーツを一定の間隔で、屋根などの面に沿って配置してくれる機能。曲面にもパーツを自動的に調整して配列してくれるため、複雑な形状のカーテンウォールや、ドーム型の構造などを、容易にモデル化できるようになった。

年間保守契約の「Vectorworks サービスセレクト(VSS)」にも、新たにクラウドサービスが追加。サーバに携帯端末からアクセスし、専用アプリから図面を閲覧したり加筆修正を加えたりと、共有管理が可能になっている。旧製品のユーザは、バージョンアップと同時にVSS契約を申し込むことで割引を受けられるサービスを利用可能だ。

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CAD

シーメンス

Solid Edge

ヒストリモデリングとダイレクトモデリングの利点を兼ね備えた第4世代の設計ツール

ワイヤーフレームからパラメトリックモデリング、ミッドレンジといった世代を経て生まれた、第4世代の3次元CADソフトウェア。その大きな特徴は、同社独自の「シンクロナステクノロジ」を採用した点にある。これは履歴をベースにしたモデリング(ヒストリモデリング)と、ダイレクトモデリングの両方の方式を採り入れつつ、同社独自の機能を加えた手法。前者の高度な自動化機能、後者の柔軟かつダイレクトな編集といった、両者の長所だけを享受し、互いの短所を補完できる点が大きなメリットだ。

独自のインターフェースや機能も、特徴の一つ。ステアリングホイールやラジアルメニューといった操作系統により、最低限のマウス移動で、多彩な表現ができるように設計されている。また、世に出ているCADソフトの形式をほとんどカバーしており、外部データを自由に編集できる。履歴のないデータを読み込んで、モデルの寸法や拘束を再定義し、改めて編集することも可能だ。

「ライブルール」と呼ばれるシステムも有用だ。これは既存のモデリングの可動域や形状 といった幾何的条件を自動で認識してくれるもの。これにより、部品の一部を修正するだけで、他の部分も追従して変更される。これにより設計の微調整を簡単に実行できる。こういった設計思想ゆえに、履歴がないデータでも、あとから部品を追加したり改変したりといった作業を容易に行える。過去の設計資産を転用するなど、幅広い使い方ができる設計ツールだといえる。

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ソフトウェア

アドビ システムズ

Adobe Creative Cloud

Adobe CS6をはじめとする先進的なクリエイティブツールをサブスクリプションで提供
Creative Cloudグループ版が登場

Adobeのアプリケーションを、サブスクリプション(期間契約)方式で利用できるクラウドサービス。メンバーシップに加入することで、WebサイトやiPadアプリの制作、ビデオ編集といった主なツールの作業がすべて可能になる。利用できるアプリケーションは、PhotoshopやIllustratorをはじめとする、Adobe Creative Suite 6(CS6)に含まれるものすべて。これに加えて、HTML5開発ツールのAdobe MuseとAdobe Edge preview版も利用可能となる。Adobe Museは、コードを書くことなく、デスクトップやモバイルデバイス向けのHTML Webサイトを作成できる点が大きな特徴。サイト構造をすばやく編集して構築できるサイトマップや、掲載画像の最適化といった、簡単にサイトの構築ができる機能を多数搭載。スポイトツールや段組機能など、同社の他製品と同様のツールを利用できるため、インターフェースになじみやすいメリットもある。また、GoogleマップやYouTubeのビデオ、Facebookのフィードといった他サイトのコンテンツの埋め込みや、コンタクトフォームやスライドショーの作成といった機能も搭載。インタラクティブで魅力的なサイト作りをサポートしてくれる。

ユーザはこれらのアプリケーションの使用権に加え、CS6で開発したモバイルアプリケーションの、iOSやAndroid向けの配信や、Webサイトの公開・管理を容易に行える。さらに、新たなCS製品のメジャーアップデートに先駆けて、新機能やサービスを随時利用できるのがCreative Cloudの大きなメリットだ。先進的な各種クリエイティブツールを安価に利用できる、魅力的なクラウドサービスだといえる。

またグループ版だと、CS6のすべてのツールとCreative Cloud限定のアップデートに加え、共同作業およびライセンス管理用のチーム向け機能を入手できる。

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