「ウイルスバスター コーポレートエディション」に追加できるオプション製品。導入することにより、USBストレージデバイス経由の情報漏えいを防止できる。オプション製品ゆえに、ウイルスバスターの管理サーバーに機能が統合されており、ウィルス対策と情報漏えい対策の運用を、一元管理することができるうえ、導入管理コストの削減も可能だ。

情報漏えい対策の仕組みはシンプルで、システムに接続するUSBストレージデバイスを、ホワイトリストで管理し、アクセスの許可・不許可を設定するのみ。不正な持ち込みストレージデバイスからのアクセスを拒否することで、情報漏えいやウィルス感染のリスクを低減できる。USBメモリやネットワークドライブといったストレージに限らず、AndroidのMTP接続やiPhoneの接続も管理可能。また、赤外線やIEEE1394、モデムやBluetoothといった非ストレージデバイスの接続も管理できる。

あらかじめ用意された個人情報保護テンプレートにより、漏えい経路を通過するファイル内の文書を、検査する機能も搭載。機密ファイルに、コピー操作が行われた際は、リアルタイムに検査がなされ、ファイルコピーのブロックや、ログ記録といった制御を行える。ストレージやメールだけでなく、クリップボードやHTTP、プリンターなど、漏えい経路となり得るチャネルを、徹底して監視することが可能だ。また、接続が禁止されたデバイスの接続や、機密データのコピーを行ったユーザーに対しては、ポップアップ表示で通知・警告をすることが可能。業務中の違反行為をリアルタイムに気づかせることで、スタッフのセキュリティ意識の向上が見込める。

クライアントPCに個人情報などの、機密情報を含んだファイルが存在するか、定期的に確認できるデータ検出機能も搭載。機密ファ イルはクライアントPCに置かないといった運用ルールを、スタッフが遵守できているか、容易に確認できる。

IT運用管理および情報セキュリティ対策に必要な機能をオールインワンで備えた管理ソフト。この最新版では、マイナンバー対策を支援する機能が追加されている。まず特定個人情報を取り扱う人事給与システムなどのWeb及びWindowsアプリケーションのログインを管理する機能。システム毎にアカウントのログイン等のログを取得、確認が可能となり、Active Directoryのログインとは別の利用者アカウントでシステムにログインするなどの不正が疑われる行為をチェックすることが可能となる。また、画面操作録画オプションが、クライアントPC一台単位で購入可能になり、導入しやすくなった。マイナンバーを扱う端末のみ、録画によるチェックを行い、視覚的にアプリケーションの挙動を把握するといった使い方ができる。

一文字入力するだけで、以前入力した文や単語に変換できる推測変換や、変換精度の定評が高いIMEに、法人での利用環境に適した機能を取り入れた法人専用版。経済・ビジネス用語や、理工学や人文科学といった幅広い専門分野の辞書を標準搭載するほか、語彙や用例も豊富で、スムーズな変換が可能だ。用語の自動収集機能により、既存の業務文書・資料などをもとに、繰り返し使用されている語句や人名を自動的に学習。文書の保存されたフォルダーやRSSを指定するだけの操作で、自社特有の専門用語を迅速かつ正確に入力できる。管理者側で全クライアントの作業環境を一括管理することも可能で、教育コストの削減や、文書の品質確保を実現できる。