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※一部ソフトウェアは、BPプラチナサイトの「イチオシ商品」で詳しく掲載しています。
※表記価格は税込

BPNavigator Vol88掲載(2016年11月)

OS

マイクロソフト

Windows Server 2016

仮想環境やバックアップ環境を柔軟に構築可能
セキュリティ性も向上したWindows Server最新版

マイクロソフトが2016年10月に、Windows Serverの最新版「Windows Server 2016」をリリースする。Windows 10のサポートを含めた、数々の新機能と強化が実装される。まず、Active DirectoryがWindows 10に対応し、同OS搭載のクライアントPCでの認証の際には、「Windows Hello」と呼ばれる顔認証を採用。サーバー側へは認証された事実だけが送信され、パスワードや生体情報はネットワークに流れない、セキュアな認証体制が敷かれる。ADFSのSSOも強化され、AD認証に加えてデバイス認証や多要素認証を使用可能。登録済みデバイスのみのアクセスを許諾する条件付きアクセスも実現している。
Hyper-Vも強化され、運用チェックポイント機能が追加。VSSを用いてデータをディスクに保存するもので、一時バックアップ機能として機能する。Hyper-V Hypervisor上に仮想マシンを設定するなど、多段構成も可能となり、テスト環境を容易に作成できるようになった。回復性も向上した。ストレージやネットワークに短時間の障害が発生した場合、自動的に障害が解決するまで待機する。
セキュリティ性にかかわる新機能も。仮想TPMは、Hyper-Vホスト上のOSディスクをBitLockerにより暗号化するもの。仮想マシンをシールドし、Host Guardianサービスにより保護されたホストでのみ実行を許可できる。データ保全の面では、ボリュームをブロックレベルでレプリケーションする、記憶域レプリカが追加。従来では共有ストレージから接続していたスケールアウトファイルサーバーへ、ローカルストレージごとに接続できる記憶域スペースダイレクトも実装される。ほかにも、64TBの大容量ボリュームやテラバイト単位の大容量ファイルへの対応、ディスクの重複除去など、バックアップの多様性を実現している。さらに、マルウェア対策となるWindows Defenderやリモートデスクトップサービスの向上など、IT基盤を向上する機能が多数追加されている。

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メーカーからのコメント

Windows Server 2016は、マイクロソフトが提供する最新のサーバーOSで、ソフトウェアデファインドデータセンター(pSDDC:Software-Defined Datacenter)を実現するための機能や、最新のアプリケーション開発プラットフォームを組み込んでいます。Windows Server 2016を使用すると、これまでのIT基盤を生かしながら新しいビジョンを実現することができます。

セキュリティ

トレンドマイクロ

ウイルスバスタークラウド

徹底した監視機能でランサムウェアに対策する
クラウドベースセキュリティソフトの最新版

トレンドマイクロは、9月にセキュリティソフト「ウイルスバスター クラウド」の最新版をリリースした。今回は特に、ランサムウェア対策機能が強化されている。同社によると、ファイルを人質に取り、身代金を要求するランサムウェアの件数は、個人利用では1年間で7倍増加しているという。同製品では新機能「フォルダシールド」で、未知の脅威に対応する。これは疑わしいプログラムによるファイルへのアクセスを監視し、ブロックするもの。マイドキュメントなどのデータフォルダをあらかじめ指定しておくだけで、徹底して監視してくれる。また、従来の挙動監視機能も強化。OSやアプリの脆弱性を悪用して、正規プログラムに偽装するタイプのランサムウェアをブロックするようになった。さらに、JavaやAcrobat Readerなど、攻撃の対象になりがちなアプリにアップデートがあった場合は、ポップアップで脆弱性の修正を促す通知機能も追加されている。
モバイルOS向けの機能では、不正アプリ対策が強化。アプリを新規導入する際には、アプリの要求する権限や脆弱性をチェックする。また、LINEをはじめとするメッセンジャーアプリのやりとりに、不正なサイトのURLがないかチェックする、メッセンジャーセキュリティ機能も追加された。ほかにも、ブラウザの閲覧履歴の追跡や、不審な公衆Wi-Fiへの接続を防止する機能が追加されている。サポートも手厚くなり、電話サポートが24時間体制になったほか、インスタグラムやBluetooth機器など、対応範囲も広がっている。

 

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メーカーからのコメント

ウイルスバスタークラウドは、高い防御力と軽さを両立しながら、使いやすさと安心のサポートを提供するマルチデバイス対応セキュリティソフトです。今やWebの脅威はパソコンだけに限りません。スマホやタブレット向けの不正サイトは年々増加しています。パソコンはもちろん、スマートフォン、タブレットでも、お好きな組み合わせで3台までインストールできます。

セキュリティ

シマンテック

Norton Security Premium

動作速度も向上し、PCへの負担や作業時間を低減。
メモリ使用率は20%削減され、スキャン速度は8%向上。

ノートンは「Norton Security Premium」の最新版を10月から販売開始する。「ネットワーク」「ファイル保護」「レピュテーション」「ビヘイビア」「リカバリ」「システムハードニング」の6軸で、PCをサイバー攻撃から保護するセキュリティソフトだ。近年増加中のランサムウェアにも、しっかり対応している。ネットワークでは、強化された侵入防止エンジンにより、脆弱性対策、ハッカーやボットネット、不審なWebサイトから配布されるドライブバイダウンロードからPCを保護。ファイル保護ではウイルス対策エンジンにより、ウイルスやトロイなど、さまざまなマルウェアの侵入を防御する。レピュテーションは、クラウドベースの分析エンジンにより、ユーザーの個人情報と資産情報を、スパムやフィッシングから守る。ビヘイビアは、無害なプログラムを装うマルウェアを遮断。新機能のシステムハードニングは、アプリの脆弱性を利用した新種のマルウェアを保護できる。万が一これらの被害を受けた場合は、リカバリ機能で復旧可能。今回の機能強化で、災害発生後のリストアにも対応している。
今バージョンでは動作速度も向上し、PCへの負担や作業時間を低減。メモリ使用率は20%削減され、スキャン速度は8%向上。ネットワーク上のファイルコピーや、ダウンロード、ブラウザの起動にかかわるスピードも、総じて2〜3割向上している。IDやパスワードのセキュアな管理機能や、バックアップ、Webフィルタリングなど、コアセキュリティ以外のサービスや機能も提供される。

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メーカーからのコメント

PCのバックアップ機能が搭載されたノートンセキュリティは、包括的な保護機能を備えており、パソコン、スマホ、タブレットをお使いの方におすすめです。複数のデバイス、複数のOSを保護する機能により、あらゆる場所のデータを安全に保護します。また、ノートンセキュリティプレミアムでは、最大3台のデバイスを保護します。

CAD

グラフィソフトジャパン株式会社

ARCHICAD 20

「BIM」の「I」を最重要視し情報の整理機能を大幅強化
表現力や操作性も向上した最新版BIMツール

「ARCHICAD 20」は、BIMのもっとも重要な要素である情報を最大限に活用できる。BIMモデルを各種情報の総合的な保管場所として利用でき、Excelのスプレッドシートのような、BIMツールやCADで作成されていない情報も保存、管理できる。

GRAPHISOFTがBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)向けCAD製品「ARCHICAD 20」を発表した。この最新版は「BIM」の「I」を最重要要素とし、情報を最大限に活用するための機能を提供している。例えば作成したモデルに、Excelのワークシートなど、BIMツールやCADで作成された以外のデータを情報として格納できる。こういった外部ファイルは半自動的にインポートおよびエクスポートでき、プロジェクト関連情報をBIMモデルへ集め、一元管理することが可能となった。また、情報の可視化機能も充実。構造物を工程などの要素ごとに色分けし、設計を視覚的に表現できる。さらにデータの共有機能も強化され、設計者が多分野のエンジニアやコンサルタントと、情報を損失することなくデータをやり取りできる。
インターフェースも刷新され、操作性が向上。使用頻度の低いコマンドやオプションを再構成し、広い作業スペースの確保を実現した。ナビゲーションは設計者の業務上の習慣に関する調査をもとに、タブベースへ改変。余計な線や枠を撤廃し、デザイン業務に集中できるよう改められた。
表現力の面では、最新のCinema 4D R16エンジンをベースにしたCineRenderを採用し、精細かつ高速なレンダリングを実現。材質設定も強化されており、鏡面反射チャンネルの新設により、金属のような材質に対し最適な設定が可能となっている。

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メーカーからのコメント

ARCHICADは建築/建設業界のワークフローを革新的に変える、業界をリードするBIMソフトです。設計者、エンジニア、施工会社など、幅広く使用されています。ARCHICADでは30年以上、BIMに取り組んでいます。

CAD

ソリッドワークス・ジャパン株式会社

SOLIDWORKS Visualization

モデリングから容易に写実的な3Dコンテンツを作成
設計者ならずともマーケティング用素材を制作可能

「SOLIDWORKS Visualization」は、「Bunkspeed」の後継にあたるCAD製品。業界最先端のレンダリング機能を備え、コンテンツの作成をサポートする。SOLIDWORKSやAutodesk Alias、3dsMaxなどのCADデータをインポートし、加工することが可能。インポート、材料の適用、環境、カメラワーク、最終レンダリングの5工程を踏むことで、設計者ならずとも、写実的なコンテンツを容易に制作できる。
ビューポートのレンダリングでは、簡単な操作でレイトレーシングが可能。材料の適用では、モデルに素材アイコンをドラッグ&ドロップするだけで、製品の質感などをすばやく変更できる。表面の粗さや色も微調整できるほか、豊富なライブラリを使用することも可能だ。光源などの背景環境も、同様の操作で設定可能。光量や影、反射、各種フィルターやカメラワークを自由に設定することができる。あとはプリセットのプロファイルから設定を選択し、最終レンダリングを実行するだけでコンテンツを作成できる。
完成したモデルは、写真のようなイメージや、インタラクティブなアニメーション、360度回転表示など、多彩な手法で提供可能。高度なスキルを必要とせず、専門外のスタッフでも上質なコンテンツを制作できる。そのため、社内レビューによる設計のブラッシングや、試作品の製作数削減によるコストダウン、Webや印刷物によるプロモーションなど、プロダクトの製作・販売の改善に貢献する。

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メーカーからのコメント

SOLIDWORKS Visualizetion 製品(旧 Bunkspeed)は、業界最先端のレンダリング機能と、設計関連の機能やワークフローを兼ね備えたスタンドアロンのソフトウェアツールスイートを提供します。設計者やエンジニア、マーケティングその他のコンテンツ作成者はこれを活用して、ビジュアルコンテンツを簡単かつ迅速に作成できます。

CAD

オートデスク

「Autodesk AutoCAD」&「Autodesk AutoCAD LT」

より導入しやすい価格に変更され、これまで以上に初期投資を
低く抑えながら、変動するビジネス環境に対応する

2016年9月7日、オートデスクは「Autodesk AutoCAD」および「Autodesk AutoCAD LT」製品のサブスクリプションの希望小売価格を、エンドユーザー様がより購入しやすい価格に変更した。
これまで AutoCAD製品は、業界別ラインアップで異なる価格を設定していたが、今回の変更で価格の均一化をはかり、エンドユーザー様が必要な機能で製品を選択できるようにしている。AutoCAD LT製品については、1年や複数年で導入しやすい価格に変更しているので、最新バージョンの新機能を積極的に活用したり、短期プロジェクトや契約社員数、必要期間に合わせて製品を利用するなどが可能になり、これまで以上に初期投資を低く抑えながら、変動するビジネス環境に合わせて使用しやすくなる。

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