『Veeam Availability Suite』は、同社の「Veeam Backup ＆ Replication」の復元およびレプリケーション機能と、「Veeam ONE」の監視、レポート作成、キャパシティプランニング機能を組み合わせた統合型ソリューション。主な特長は高速なリカバリ、合理的な災害復旧、精度の高い復元、低リスクのデータテスト環境、監視やアラート通知による詳細な可視性。これら、VMwarev Sphere環境およびMicrosoft Hyper-V環境の確実な保護・管理に必要な機能により、高可用性のデータセンターを実現している。

この新バージョンでは、最先端のストレージやクラウドに対するIT投資を有効に活用し、高度な拡張機能を追加。例えばHPE、NetApp、EMC、Nimbleといったストレージ・アレイ技術により、ストレージ・スナップショットからバックアップを素早く作成し、VMまたはアイテムレベルの高速で効率的な復元を実現している。また、ストレージ・スナップショットは新たにCisco HyperFlexにも対応した。さらに、オンプレミスのWindowsとLinuxベースのVM、物理サーバー、エンドポイントを、Microsoft Azureに直接リストアまたは移行することが可能に。リソースの割り当てを最適化し、コストを最小限に抑えられる。

各種プラットフォームとの統合も進んでいる。Microsoft Windows Server2016やHyper-V 2016など、Microsoftエンタープライズ・アプリケーションの全リリースをサポート。VMware vCloudDirectorとの統合もあり、セルフサービス・バックアップ機能やリストアの機能をテナントに提供することで、管理の簡素化と効率向上を実現している。

スケーラビリティも拡大し、本番環境への影響を軽減しながらも、バックアップ・アクティビティとレプリケーション・アクティビティを拡張。バックアップ・パフォーマンスの改善、大規模VMのリストアの高速化、ワークロード管理の効率化などを実現している。

オンプレミスやクラウド環境、モバイルデバイスなど、企業のIT環境全体を保護するバックアップソリューション。扱いやすさと動作の高速さが特長で、数々の独自機能により、業界最速の復元を誇る。「Acronis Instant Restore」では、WindowsやLinuxのバックアップをVMwareの仮想マシンとしてストレージから直接起動することで、最短15秒のRTOを達成している。ベアメタル復元においては、ESXiおよびHyper-Vホストをバックアップし、システム全体をバックアップ元や異なるハードウェアに復元でき、インフラの復旧対策が可能に。スクリプトを用いた復元の自動化やWAN経由でのリモート操作もでき、柔軟な運用を実現している。

ストレージオプションも多彩で、ローカルディスクやNASなど、最大5つの場所にバックアップすることでデータ消失のリスクを低減。管理もタッチ操作のWebベースのコンソールで行うことができ、IT部門の運用負荷を軽減可能だ。さらにデータ保護においては、不正なデータ改変を遮断する「Acronis Active Protection」を採用。バックアップデータの整合性や非改ざん性を精査する「Acronis Notary」もあり、データの正当性を担保する。

『ISM CloudOne』は、標的型攻撃や情報漏えいの防止、端末の管理機能などを備えたセキュリティプラットフォーム。シンプルマネジメント・ロケーションフリー・多層防御の3本柱で、安全なIT環境をオフィスにもたらす。マネジメントにおいては、ウィザードに沿って進めるだけで必要なポリシーを設定可能。これに沿って端末の利用状況が毎日自動で診断されレポート化。管理者の作業はダッシュボードに表示されるアラートやグラフを確認するだけで済み、管理工数を抑えたセキュリティ対策が実現できる。

管理はロケーションフリーで、社内ネットワークだけでなく、スタッフが海外にいる場合など、利用環境を問わず実行可能。時と場所を問わず管理下にある全端末にポリシーの適用や脅威対策を行えるため、意識せずにセキュリティを確保することが可能となっている。

脅威への対策としては、エンドポイントまで含めた多層防御態勢を構築。児童の脆弱性診断とふるまい検知により、既知および未知の脅威を防御できる。また、内部不斉への監視・抑止を行うことで、外部脅威だけでなく内部による情報漏えいも防止することを可能としている。

テスミックシステムズの製造現場向けCADソフト『Auto設計屋』シリーズの最新版。約2万点のJIS規格部品を収録するほか、「溶接記号作成・編集コマンド」も搭載と、機械CADに特化した機能を備えている。今バージョンでは新たに部品表作成機能が追加。図面内の部品情報を集計し、部品表を自動で作成してくれる。CSV形式で出力することができ、 Excelなどを用いて管理することが可能となった。作図面では、「バルーン作成・編集機能」が追加された。部品情報を選択し、配置点を指示することで、引き出し線上に番号をバルーン表示することができる。これにより、図面への注釈を加えやすくなった。バルーンは配置後に、縦横方向の整列や結合、引き出し線の追加が可能となっている。

従来の機能も強力で、1つの図面に複数の異なる尺度の図形を作成・編集できる「異尺機能」が特徴的。一般的なCADソフトと異なり、図形ごとに尺度を設定できるため、入力ミスの削減や柔軟な編集といったメリットを享受できる。多彩な下書き線によりすばやく作図できる「下書線・上書き機能」により、手書き感覚の作業を実現。角度線や円などを補助線として書き、あとから下書きを実線として採用するといった使い方もできる。寸法入力も容易で、連続寸法や平行寸法など多彩な表記をカバー。入力済みの寸法に対し、寸法線を追加したり分割したりといった操作を簡単に行える編集機能も便利だ。