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※一部ソフトウェアは、BPプラチナサイトの「イチオシ商品」で詳しく掲載しています。
※表記価格は税込

BPNavigator Vol96掲載(2018年3月)

セキュリティ

Sky

SKYSEA Client View Ver.13

ログ検索と他アプリ連携の強化でよりセキュアに
労働管理面も効率化されたIT運用管理ソフト

『SKYSEA Client View』(以下「SKYSEA」)は、企業のIT運用管理と情報漏えい対策機能を備えた、クライアント運用管理ソフト。この最新版ではセキュリティ面がさらに強化されている。サイバー攻撃の調査を行ううえで重要なログ検索は大幅に高速化。アプリのハッシュ値などのログ情報を素早く表示し、マルウェアの侵入経路や影響範囲の調査などをサポートしてくれる。また、他社セキュリティ製品との連携機能も強化。ウイルス対策ソフトなどがPC内の異常を検知、あるいはUTM製品が外部との不審な通信を検知した場合に、SKYSEAと連携することで該当するPCをネットワークから自動で遮断し、ネットワーク内での被害拡大を防止する。

ネットワーク管理機能においても、SDN製品との連携による効率化がなされている。SKYSEAが収集した各PCの資産情報をSDN製品へ定期的にアップロードすることで、PC情報の登録作業を簡略化。SKYSEA未導入のPCの業務用ネットワーク接続を防止するなど、アクセス制御を行うことができ、管理者負担を軽減するとともに情報セキュリティ対策の強化を支援する。また、SKYSEAが検知したアラート情報は、syslogとして出力可能となった。これにより、SDN製品がsyslogを受信した際に、検知されたPCを自動でネットワークから隔離するといった運用ができる。

過重労働対策を支援するための機能も追加された。残業の申請から承認までの業務をワークフローシステムで簡略化。さらに、未申請のまま定時を過ぎた場合にはPCをロックしたりネットワークから遮断したりといった管理ができる。他の強化が図られた部分としては、ソフトウェアの配布時に、未導入PCを自動抽出して自動で配布できるようになっている。また、持ち出しファイルを暗号化する際は、管理外のPCではファイルの復号ができないようになり、セキュリティが強化。効率良くセキュアな環境を運用する手段として、さらに使い勝手を増している。

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セキュリティ

クオリティソフト

ISM CloudOne Ver.6

導入や操作を簡易化し意識せずにセキュアな環境を実現
エンドポイントでの多層防御まで備えたセキュリティ管理サービス

ISM CloudOne Ver.6のダッシュボード画面

クラウド型クライアントセキュリティ管理プラットフォーム『ISM CloudOne』の最新版。サイバー攻撃の巧妙化を踏まえてコンセプトからの見直しを行い、ユーザーに意識させずにセキュリティ環境を整える方針が打ち立てられている。その一環として、必要なセキュリティのしきい値を「おすすめ設定」として提供することで導入工数を従来の10分の1程度に削減。導入後は保護される端末の状態やアラートが1つのコンソールに統合され、対策が必要な箇所が一目で分かる状態となり、管理や対策の漏れを防げる。また、ロケーションフリー機能により、社外でのセキュリティ対策も可能に。外出時や出張時などでも、ノートPCやモバイル端末で同様の保護環境を使用できる。

セキュリティ性能そのものも強化された。既知の脅威に対する自動脆弱診断やふるまい検知、内部不正対策のユーザー操作ログの取得・管理、外部メディアの制御など、さまざまな機能による多層防御を実現している。UIの刷新により、操作性も大幅に向上。ユーザーやデバイスに負担をかけない暗号化技術や、セキュリティレベルを把握できるダッシュボードも搭載。直感的なオペレーションにより、管理者の負荷を軽減する。

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グループウェア

サイボウズ

サイボウズ Office 10.8

ネットサービスとの連携や通知機能が強化
細かいところまで使い勝手を向上したグループウェア

新たに搭載されたアンケート機能と
スケジュールの連携

メーラーやスケジューラー、ワークフロー管理ツールなどを幅広く搭載したグループウェア。最新バージョンの10.8では、主にユーザビリティを向上する新機能が多数追加されている。ユーザー向けには、アンケート機能が追加。スケジュールやメッセージにアンケートを設置し、意見を収集できるようになった。また、スケジュールやアドレス帳、ワークフローには、ネット連携サービスが拡充。路線検索や天気などに関する情報をネットから取得し、予定などに盛り込むことができる。さらに、モバイル版では複数のユーザーや施設の設定が必要なスケジュール詳細検索が便利になるなど、細かい面の使い勝手も向上している。管理者向け機能では、予定保存期間が任意の年数でできるよう強化された。また、クラウド版では祝日データの自動取得や、メールの自動受信が可能となっている。

通知機能も刷新され、予定の開始時間前に概要をプッシュ通知で受け取れるようになった。さらに通知に対し直接「いいね」を付けたり、Androidでは関連情報を通知画面から見られるなど、モバイル版の使い勝手も向上している。

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CAD

エーアンドエー

Vectorworks 2018

モデリング機能やレンダリングエンジンにさらなる進化
設計環境の強化と機能拡張でより柔軟なデザインを実現

Vectorworks 2018は、2D、3D、データベース、高品質レンダリングなど豊富な機能を搭載した、設計・デザインのためのワンストップアプリケーションだ。

エーアンドエーは、2Dおよび3D、データベースや高品質レンダリングなどの豊富な機能を搭載したワンストップアプリケーション『Vectorworks 2018』の提供を開始した。基本製品「Vectorworks Fundamentals」をはじめに、BIM・3D設計を可能にする建築設計向けの「Architect」、造園設計向けの「Landmark」、舞台照明設計向けの「Spotlight」といった専門分野別のラインアップが用意されており、幅広い設計業務に最適な作業環境で効率化を実現する。

3D設計環境が拡充されており、インターフェースの面では、画面を複数に分割するマルチビューを搭載。さまざまな角度からの同時作業を可能とする。また、モデリング機能ではサブディビジョンサーフェスが進化し、辺の追加や削除、新たなブリッジモードが足された。より幅広い形状のデザインが可能となっている。リソースマネージャーも強化され、各種リソースの検索や編集がしやすくなった。

レンダリングエンジンの「Renderworks」もアップグレードがなされた。360度のパノラマレンダリング取り出し機能が備わり、よりインタラクティブなプレゼンテーション環境を構築できる。新規採用された布シェーダと、ヘアライン設定が改善されたメタルシェーダにより、レンダリング品質も向上している。写真に合成しやすい陰影を取り出せるシャドウキャッチャーや、高品質な立体感をすばやくレンダリングできるパララックスバンプ設定など、表現力を高める機能も追加されている。

BIMおよび建築設計機能も拡張され、壁オブジェクトでスタイル割り当てされた壁の構成要素の高さを変更できたり、平面や断面の構成要素同士の表示を改善したりと、さまざまな改良がなされている。さらに、断面ビューポートの表示状態を維持したまま編集できたり、詳細な図面情報の定義や変更ができたりと、柔軟な作業ができるようになった。全面的な設計環境の強化と機能拡張を実現しており、設計業務をさらに加速させる製品といえる。

定価上記をご参照ください

CAD

Quadcept

クアッドセプト

電子開発環境を可視化、安価に提供するクラウドサービス
ワークフローや進捗、ナレッジ、データ管理機能でPDMを実現

 電子開発は回路、基板設計から製造、実装、部品調達と複雑な作業が重なる。『Quadcept Force』は電子基板設計向けCAD環境を低コストで提供するクラウドサービス。ワークフローや部品およびデータの管理、部品データの共有やファイルストレージといった機能を兼ね備えており、設計から製造に至る各種設計情報を一元管理するPDM(Product Data Management)を実現する。ワークフロー管理においては、多彩な機能で工程の流れを可視化。タスクや人員、スケジュールが分かりやすいビジュアルで示されるため、全関係者が現状を把握したうえでプロジェクトを進められる。進捗報告やチェックバックなどをタイムライン上でリアルタイ ムに行えるメッセージ機能や、CAD図面上に修正箇所を指定し、キャプチャーとコメントを登録することで、クラウド上に反映、設計変更履歴管理ができ、円滑なコミュニケーション環境も備わっている。部品や設計データは、ローカル、またはサーバー上に保存することができ、安全に管理。部品についてはライブラリに部品情報を連携し、データベース化することが可能 だ。IDや生産情報、コストや在庫などの最新 情報を、設計作業と連携して活用できる。オンライン電子部品ディストリビュータ、DigiKey、chip1stop、RSの部品番号と連携した25万点の部品ライブラリが無償提供されているため、面倒な部品作成を軽減、回路設計中に変動する部品単価や在庫状況をリアルタイムに確認可能。手戻りのない部品の選定や調達を実現できる。

また、ナレッジ情報はクラウド上に蓄積され、各担当者が設計作業に関連する情報を検索・閲覧することが可能。こうしてナレッジマネジメントを浸透させ、個人のスキルアップや組織全体での生産性向上、意思決定のスピードアップなど、業務プロセス全体を改善させられる。 設計用の回路図エディタも、過去に作成 した回路図をブロック化して流用したり、結線操作がワンクリックだけに簡易化されていたりと、手間を軽減する機能を豊富に搭 載。設計から部品調達、基板の実装といった一連の流れを一貫してサポートし、プロジェ クト全体のクオリティ向上を実現する製品と言えるだろう。

 

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CAD/CAM/CAE

Product Design & Manufacturing Collection(製造業界向けコレクション)

オートデスク

設計から製造に至るまで一貫して行えるソフトウェアのパッケージ
高度なシミュレーション機能による設計中の検証でロスを低減

オートデスクの「Inventor Professional」や「AutoCAD Mechanical」、「Nastran In-CAD」など、プロダクトデザインや工場レイアウトに必要とされるソフトを収録したパッケージ製品。上記デスクトップ製品のほか、クラウドベースの「A360レンダリング」や「Fusion 360」も含まれており、プロジェクトメンバーがデータを共有しつつ、設計からビジュアライゼーション、加工シミュレーションに至るまで、一貫して活用することができる。ここでは核となる3D CADソフト、「Inventor Professional」について紹介する。

同製品は3D機械設計やドキュメント作成、製品シミュレーションのための機能を搭載。設計した製品を製作前に検証できるため、製品品質の向上ともに工程を短縮し、低コストで市場に投入することができる。設計機能の1つ、アセンブリ設計は、干渉チェックや可動範囲の確認、重量や慣性モーメントの自動計算といったさまざまな計測機能などを利用し、仕様に適合しているかどうかを逐次確認しながら設計を進めることが可能だ。AutoCADの設計データを直接組み込むこともできるが、AnyCAD機能を利用して、他社製3D CADデータを変換することなく作業環境へ取り込むことも可能。引用元の他社製CADデータが更新されると同時に変更が反映されるため、他社製CADソフトを使用する他のチームや取引先との、ミスのない共同作業を実現する。設計したデータはシミュレーションで検証。可動部品の位置や速度、加速度など、設計した部品の挙動をすばやく解析し、これを参考に製品の性能の最適化を行うことも可能となっている。

設計データは3D PDFにエクスポートし、設計ドキュメントとして情報伝達に活用可能。また、モデルをもとに設計図面と製造図面を生成することもでき、設計内容をすばやく伝達できる。くわえて、ビジュアライゼーションツールによるフォトリアルなレンダリングやアニメーションで設計内容を伝えることも可能だ。

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CAD/CAM/CAE

Architecture, Engineering & Construction Collection(建設・土木業界向けコレクション)

オートデスク

建設プロジェクトを統合的に支援するソフトパッケージ
BIM/CIMとCADをこれ1つで揃えることができる

Autodesk Architecture, Engineering & Construction Collection(以下、AECコレクション)は、AutodeskのCAD製品のうち、建設業界向けのBIMおよびCIM、i-Construction用ソフトを収めたパッケージだ。BIMモデリングツールのRevit、2次元作図ツールのAutoCAD、土木設計ツールのAutoCAD Civil 3D、さまざまなデータ形式を統合して干渉チェックが行えるNavisworksなどBIM、CIMに最適なツールが包括されている。

建築設計の分野では、新しいワークフローであるBuilding Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング:以下、BIM)への対応が必須といえる。BIMで利用する3Dモデルは、設計から施工、維持管理に至るまでの建築ライフサイクルをデジタルデータで管理するため、建築ビジネスの業務を効率化できる。このワークフローを実現するための最適な製品が、AECコレクションだ。

AECコレクションの中核をなすRevitは、建築設計、設備設計と構造設計、および施工に役立つ機能が用意されている。例えば、建築設計の際、単一のソフトウェア環境内でコンセプト設計から施工用図面まで行えるので、データの互換性や受け渡しといった問題が起こらない。また、建物の設備系統をより高い精度で設計できることはもちろん、建物が建築規制や安全基準に準拠しているか、施工の可能性と設計意図なども着工前に評価できる。さらに、Revit のワークシェアリングでは、1箇所で3Dモデルを共有することで複数のチームメンバーが同じプロジェクトを同時に編集できるため効率よく業務を遂行できる。 もちろん2D図面とドキュメント作成にはAutoCADを利用でき、建築設計に特化したAutoCAD Architectureを使うことで、設計と設計図書作成を効率アップできる。

AECコレクションならコンセプトデザインから実際の施工までの全ての工程をカバーできるので、建物のライフサイクルのあらゆるフェーズに対応できるのだ。

AECコレクションならCIM/i-Constructionを包括的に支援でき
コンセプトの作成から視覚化やプレゼンテーションまでカバー

BIMが建築分野での革新的なワークフローであるのに対し、CIMは土木・インフラ分野での取り組みだ。CIMとは、Construction Information Modelingの略であり、国土交通省によって提言された建設業務の効率化を目的としている。さらに国土交通省は、「ICT の全面的な活用(ICT 土工)」等の施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図るi-Construction(アイ・コンストラクション)を進めている。公開されているi-ConstructionのガイドラインでもCIMモデルの活用方法が記載され、CIM/i-Constructionは、地方自治体への導入も話題となり、新たなビジネスとして注目されている。

AECコレクションは、CIM/i-Construction業務を包括的に支援できるソリューションとしても評価が高い。例えば、ReCap Proは、各ソフトで点群データを取り扱うためのアプリケーションで、複数の地形写真から3Dモデルを作成できる。そのためフォトリアリスティックな3Dやパノラマ情報を視覚化し、点群情報を用いたビジュアルな検証が可能。点群を編集できるシンプルなツールも備えており、建設プロジェクトにおける点群データを容易に取り扱える。

こうして作成されたデータは、AutoCAD Civil 3Dに取り込んで土工管理に活用するといった使い方が可能。点群からTINサーフェスを作成するほか、特定の領域を選択し、地表と地表外のポイントを描画することもできる。同梱のInfraWorksと連携させ、土木計画を視覚的に表現することも可能だ。

AutoCAD Civil 3Dと連携できるRevitで、線形情報を利用したモデリングや設計中の簡易構造解析など、橋梁や橋脚、擁壁といった土木構造物の詳細設計に活用できる。容易な操作で設計者が自由にモデリングでき、完成した構造物は、InfraWorksに取り込んで視覚化することも可能。作成したモデル情報から、平面図や立面図、断面図などを自動生成することもでき、工程を短縮することで設計に時間を割ける。
時間軸まで含めた4Dシミュレーションや、干渉チェックやビジュアライゼーションを実現するNavisworksも同梱している。

AECコレクションは、同梱製品を2つ以上利用する場合、個別に購入するよりもコストメリットが高い。BIM/CIMを実現するためには、必ず複数の製品が必要となるので、ぜひAECコレクションをお勧めいただきたい。

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