サーバー

サーバーを集約化し、効率化・最適化・自動化を実現するサーバー

日本ヒューレット・パッカード
HPE ProLiant Compute DL360 Gen12

掲載日:2025/06/17

サーバーを集約化し、効率化・最適化・自動化を実現するサーバー

クラウド・ファーストが謳われ、実際にさまざまなサービスがクラウドを通じて提供されるようになってきている。しかし、全てをクラウドに移行できるわけではなく、依然としてオンプレミスの必要性は変わらない。とはいえ従来からの運用を続けていても、運用コスト削減や省力化のニーズに応えることはできない。適切なタイミングで適切なモデルのサーバーにリプレイスし、運用を適宜見直していくことが重要だ。

セキリュティと最適化を両立

日本ヒューレット・パッカードの『HPE ProLiant Compute DL360 Gen12』は、同社が「卓越したパフォーマンス」と胸を張る1U/2ソケットサーバーだ。エンタープライズアプリケーションとワークロード向けにプラットフォームを最適化したことで、高いパフォーマンスを実現している。

CPUはインテルXeon 6プロセッサーを最大2基搭載することができ、メモリーは高性能6400MT/s DDR5レジスタ付きDIMMを32スロットまで搭載できる。

ストレージは最大10台の2.5型ドライブ(要オプション)、または最大4台の3.5型ドライブの搭載が可能。

また、HPE ProLiantサーバーを遠隔から管理するための新しいHPE iLO 7には、外部からデータを保護するSecure Enclave(セキュアエンクレーブ)で強化された専用セキュリティプロセッサを実装。

さらに、耐量子暗号に対応し、高度な暗号化セキュリティ標準であるFIPS 140-3 Level3認証の要件も満たしている。

自動化による省力化を実現

『HPE ProLiant Compute DL360 Gen12』は同様の構成である同社従来モデル「Gen10」と比較して、消費電力あたりの性能が最大41%向上し、年間で最大65%の電力を削減できる。

さらに本製品の48コアサーバー1台は、Gen10のサーバー7台と同等のコンピュート性能を発揮するので、従来モデルを本製品にリプレイスすることで7台分相当のサーバーを1台に集約することが可能だ。

物理的にサーバー台数を削減することは運用コストの削減に直結するが、本製品にはAIを活用した自動化機能も搭載されている。

同社が提供するクラウド型運用管理サービス HPE Compute Ops Management(COM)を利用すれば、サーバー環境のセキュリティ確保と自動化が可能だ。

システム運用では「管理のための管理」が増大しがちだが、同サービスを活用することで運用管理者が本来の業務に注力できる環境を構築可能になる。

サーバーのパフォーマンス強化やセキュリティ対策に終わりはないが、運用管理とともに見直すことによる、サーバー管理の効率化を提案していただきたい。

主な仕様

製品名 HPE ProLiant Compute DL360 Gen12
モデル 4LFFモデル 8SFFモデル
おすすめ用途 ・大中規模業務アプリケーションサーバー
・性能を重視する用途
・科学技術演算用サーバー
・メールサーバー
・仮想化&VDI
・中規模DB
・ファイルサーバー
・AI向けサーバー
プロセッサー 最大2基 インテル Xeon 6プロセッサー [カスタマイズ可能]
メモリ ー 32DIMMスロットDDR5 RDIMM [カスタマイズ可能]
オプティカル ドライブ なし、9.5mm SATA DVD-ROMドライブ、9.5mm SATA DVD-RWドライブから選択可 [カスタマイズ可能]
ドライブ [カスタマイズ可能] ホットプラグ LFF SATA/SAS 最大4 SATA HDD/SSD、SAS HDD/ SSD選択可 [カスタマイズ可能] ホットプラグSFF SATA/SAS 最大10 SATA HDD/ SSD、SAS HDD/ SSD選択可
内蔵ディスク コントローラー MegaRAID MR408i-o コントローラー
オプションで以下を選択可
MegaRAID MR216i-o コントローラー、MegaRAID MR416i-o コントローラー [カスタマイズ可能]
ネットワーク Ethernet 1Gb 4ポート OCP3 NIC(各種NICに変更可/オンボードNIC非搭載) [カスタマイズ可能]
パワーサプライ 標準 1、最大 2 オプションで冗長化対応、ホットプラグ対応 [カスタマイズ可能]
リモート管理 iLO 7 標準搭載、オプションで管理機能の拡張に対応 [カスタマイズ可能]
OS OS なし、Windows Server、RedHat Enterprise Linux から選択可 [カスタマイズ可能]
標準保証 3 年間パーツ保証、3 年間翌営業日オンサイトサービス※1
サポートサービス(標準保証アップグレード) HPE Tech Care Essential 3 年、4 年、5 年、6 年、7 年- 24×7(4 時間対応)
HPE Tech Care Basic 4H 3 年、4 年、5 年、6 年、7 年- 9×5(4 時間対応)
HD 返却不要のオプションも選択可 [カスタマイズ可能]
その他のカスタマイズ項目 RAID 設定サービス、PCI Express カード、UPS、セキュリティオプション など [カスタマイズ可能]

※1 セルフ交換対象品はお客様ご自身での交換が可能です。

※ 仕様詳細はメーカーサイトにてご確認ください。