ネットワーク機器
Wi-Fi 7に対応した高性能な無線LANアクセスポイント
アライドテレシス
AT-TQ7413-R
掲載日:2026/09/15

無線LAN環境に求められる性能は、年々「過酷」になってきている。安全性を大前提に、高速かつ安定した通信環境をいかに構築するかがネットワーク管理者の使命だ。最近では、クラウドサービスやリアルタイムアプリケーションの利用拡大、モバイルデバイスやIoT機器の増大により、無線LANアクセスポイントの「高密度化」が新たな課題になっている。
最新規格のWi-Fi 7に対応
アライドテレシスの『AT-TQ7413-R』は、最新規格のIEEE 802.11be(Wi-Fi 7)に対応し、6GHz帯が利用可能な3ラジオ搭載の無線LAN アクセスポイントだ。
IEEE 802.11be規格に対応し、変調方式として4096QAMの利用が可能になった。2.4G帯、5G帯に加え、新たに6GHz帯を使用する3ラジオ(トライバンド)になったことで、大容量・高速通信を実現している。
また、Wi-Fi 7では新たにMLO(Multi-Link Operation)技術が導入されている。これは従来、2.4GHz、5GHz、6GHzから一つの周波数帯を選択して通信を行っていたことに対し、複数の周波数帯を利用して通信する技術だ。最適な周波数は自動で選択されるため、より安定かつ高速な通信が可能になる。
複数のクライアントへの同時通信を行う際の低遅延も実現している。従来は、複数のクライアントへの同時通信はMU-MIMOにより行われていた。本製品では、Multi-RU(Multi-Resource Unit)に対応することで、複数のRUと同時に通信を行うことが可能となり、より多くのクライアントに対して低遅延でデータの送受信が行える。
ルーター機能も搭載
『AT-TQ7413-R』は、無線LANアクセスポイントでありながら、ステートフル・パケット・インスペクション(SPI)型のファイアウォールやIPsec VPN機能を内蔵しており、拠点ルーターを別途用意せずとも、セキュアなネットワークを構築することができる。
また、同社AMF SecurityソリューションのAMFアプリケーションプロキシに対応しているので、無線APに接続を試みた無線クライアントの接続許可や拒否、VLAN変更による隔離などのアクションが行える。これらにより、ネットワーク内での二次感染を防ぐなど、よりセキュアな無線環境を構築できる。
運用管理面では、同社が提供するVista Managerファミリーによる集中管理機能を活用したい。同社独自の「AWC(Autonomous Wave Control)」は、管理対象の無線APを周囲の電波状態、チャンネルを考慮し、自動で最適化する機能だ。
さらに、設置エリアごとにマップを作成して監視するなどの機能を備えるほか、共通の設定情報をテンプレート化して複数の無線APに適用することも可能なので、無線LANの導入・運用工数の削減ができる。
無線LAN機能とルーター機能を1台に集約し、シンプルな無線LAN環境の構築に適した本製品。
最大5.7Gbpsの高速通信に対応することで、無線LAN環境の新たな課題「高密度化」の解決をぜひ提案していただきたい。
主な仕様
| 製品名 | AT-TQ7413-R | |
|---|---|---|
| データ通信速度:無線部※1 | IEEE 802.11b | 11/5.5/2/1Mbps自動切替 |
| IEEE 802.11a/g | 54/48/36/24/18/12/9/6Mbps自動切替 | |
| IEEE 802.11n(2.4/5GHz) | 最大600Mbps | |
| IEEE 802.11ax(2.4GHz) | 最大573.5Mbps | |
| IEEE 802.11be(2.4GHz) | 最大688.2Mbps※2 | |
| IEEE 802.11ac(5GHz) | 最大1,733.3Mbps | |
| IEEE 802.11ax(5GHz) | 最大2,401.9Mbps | |
| IEEE 802.11be(5GHz) | 最大2,882.4Mbps | |
| IEEE 802.11ax(6GHz) | 最大2,401.9Mbps | |
| IEEE 802.11be(6GHz) | 最大5,764.8Mbps | |
| データ通信速度:有線部 | WAN/LANポート | 100/1000/2.5/5GBASE-T(PoE)× 2 オートネゴシエーション、MDI/MDI-X自動認識 |
| 電源部:ACアダプター使用時 | 定格入力電圧 | AC100-240V |
| 入力電圧範囲 | AC90-264V | |
| 定格周波数 | 50/60Hz | |
| 定格入力電流 | 0.6A | |
| 最大入力電流(実測値) | 0.5A | |
| 平均消費電力 | 20W(最大25W) | |
| 平均発熱量 | 74kJ/h(最大91kJ/h) | |
| 電源部:PoE受電時 | IEEE 802.3bt準拠(クラス5)※3 | |
| 環境条件 | 動作時温度 | 0~50℃ |
| 動作時湿度 | 5~90%(結露なきこと) | |
| 保管時温度 | -25〜70℃ | |
| 保管時湿度 | 5〜95%(結露なきこと) | |
| 外形寸法(W×D×H) | 240×240×46mm (突起部含まず) | |
| 質量 | 1.4kg(ブラケット含まず) | |
※1 表示の数値は、無線LAN規格上の最大値であり、実際のデータ転送速度を示すものではありません。
※2 2.4GHz帯では、MCS12およびMCS13は非対応です。
※3 使用する有線ポートと無線帯域の組み合わせにより、本製品をクラス4相当の電力で動作させることができます。なお、最大消費電力の値には、PoEスイッチ接続時のケーブル損失は含まれていません。
※ 仕様詳細はメーカーサイトにてご確認ください。