PC周辺機器
紙資料のスムーズな電子化を実現するA4スキャナー
エプソン
DS-787W
掲載日:2026/09/15

DXの推進には「データ化」が必須だが、そのデータ化を阻む一つの要因が紙資料だ。自社内で新たに作成する資料はデータ化できても、既存の紙資料や社外とのやり取りでは紙資料が発生する。必要に応じた順次のスキャン処理が求められるが、単調で面倒な作業は敬遠されがちだ。それでもデータ化を推進・定着させるには、徹底した省力化が鍵となる。
作業効率向上と属人化防止を実現
エプソンの『DS-787W』は、SOHOや個人事業主、企業内での個人利用における、紙資料のデータ化作業の効率化を実現するスキャナーだ。同社従来モデル「DS-571W」からスキャン速度と給紙容量を大幅に向上させている。
両面同時読み取りに対応し、A4原稿で1分間に45枚/90面の高速スキャンが可能だ。さらに、最大100枚の原稿をセットできるので、大量の文書のスキャンも1度の給紙作業で行える。既存の紙資料のデータ化などを効率的に進めることが可能だ。
また、PC操作が不要なため、業務を行う現場で、誰でも簡単に利用できる点は大きなメリット。操作は4.3型の大画面タッチパネルで行えるので、PC操作が不慣れだったり、PC操作が面倒だったりするために滞っていたかもしれないスキャン作業を一掃することができる。
スキャンしたデータは、あらかじめ設定したネットワークフォルダーやクラウドサービス、メール、USBドライブなどへ直接送信・保存できるので、誤送信による情報漏洩やデータが行方不明になるといったリスクも低減できる。
スキャン作業の属人化防止は、紙資料のデータ化を推進する最初の一歩ともいえるだろう。
多様な原稿に対応する給紙機能
スキャン作業の面倒な点は、原稿の取り扱いだ。しかし、『DS-787W』なら、その点もしっかりカバーしている。
まず注目したいのは、強力な給紙機能だ。レシートや薄い伝票、カード類などの薄紙原稿から、免許証などの厚みのある原稿にまで対応している。サイズや種類の異なる原稿をまとめてスキャンできるので、原稿セットの手間がかなり省ける。
さらに、別売りのキャリアシートを使用すれば、A3やB4サイズの原稿も読み取り可能になるので、本製品だけで、日常業務から特殊な文書のデータ化まで対応できる。
嬉しい機能はステープラーで留めたままの用紙を読み込むと、スキャンを停止する「原稿保護機能」の搭載だ。
ステープラーで留めたままの用紙が給紙されると、原稿が紙詰まりを起すことに加え、シワや破れ、汚れなどの、原稿の汚損にも繋がる。そして、何よりもユーザーのモチベーションを大きく低下させることになる。
高速スキャン、給紙力、使い勝手に優れた本製品の導入による、紙資料のデータ化推進を、ぜひ提案していただきたい。
主な仕様
| 機種名 | DS-787W | |
|---|---|---|
| 型式 | シートフィード型両面同時読み取りカラーイメージスキャナー | |
| 走査方式 | 読み取りヘッド固定型原稿移動読み取り | |
| 搭載センサー | カラーCIS×2 | |
| 光源 | RGB3色LED | |
| 光学解像度※1(主走査×副走査) | 600dpi×600dpi | |
| 読み取り解像度※2 | 50〜1,200dpi(1dpi刻み) | |
| 最大原稿サイズ | A4、USレター、リーガル、長尺紙(215.9×6,096mm)※3、 A3/B4(二つ折り、キャリアシート使用時) |
|
| 最大有効領域 | 215.9×6,096mm(8.5×240インチ)※3 | |
| 読み取り階調 | RGB各色10bit入力/8bit出力 | |
| スキャナードライバー(TWAIN) | Epson Scan 2 | |
| 出力フォーマット※4 | JPEG、TIFF※5、Multi-TIFF※5※6、BMP(Windows のみ)、PDF、PNG | |
| インターフェイス※7 | 標準 | USB 3.0(Super Speed)、IEEE802.11a/b/g/n/ac |
| オプション | ― | |
| ADF※8 | 〇 | |
| 透過原稿ユニット | ― | |
| 電源/(電源周波数)※9 | AC100-240V±15%(ACアダプター)/(50/60Hz) | |
| バッテリー | ― | |
| 環境条件 | 温度 | 動作時:5〜35℃、保管時:-25〜60℃ |
| 湿度 | 動作時:15〜80%(非結露)、保管時:15〜85%(非結露) | |
| 消費電力 | 【USB接続時】動作時:約14.0W、レディー時:約6.8W、スリープモード時:約0.9W、電源オフ時:0.1W以下 【Wi-Fi 接続時】動作時:約15.0W、レディー時:約7.4W、ススリープモード時:約1.4W、電源オフ時:0.1W以下 |
|
| 外形寸法(W×D×H) | 収納時 | 296×212×217mm(給紙トレイ装着時) |
| 使用時(最大) | 296×612×319mm(使用時最大) | |
| 質量 | 約3.7kg | |
※1 ISO 14473規格をもとに、原稿を読み取る際の最大のサンプリングレート。
※2 読み取り解像度が高解像度になると、読み取り範囲は制限されます。
※3 600dpi以下で対応。長尺紙の長辺は、200dpi以下の時は6,096mm、201dpi〜300dpiの時は5,461mm、301〜600dpiのときは1,346mm。PCレスでのスキャン時の長尺紙の長辺は、300dpi以下で914.4mm。
※4 「Epson Scan 2」使用時の出力フォーマット。使用するアプリケーションによっては対応していないフォーマットがあります。
※5 CCITTグループ4(G4)に対応(モノクロのみ)。
※6 複数ページのデータを開けないアプリケーションがあります。事前にご確認ください。
※7 複数のインターフェイスからの同時使用(同時アクセス)は不可。
※8 オートドキュメントフィーダー。
※9 付属の電源コードは100V用。
※ 仕様詳細についてはメーカーサイトにてご確認ください。