ネットワーク機器
高速・低遅延のWi-Fi 7に対応した無線LANアクセスポイント
ヤマハ
WLX333
掲載日:2026/09/29

いまやインフラの一つとなった無線LAN環境の整備は、利用される場所に関わらず重要だ。「繋がれば良い」から「繋がるのは当たり前」、そして「より高速で遅延がなく、大容量のデータ通信を安定してスムーズに行えるか」が問われる時代になった。快適な無線LAN環境は、オフィスでは業務効率の向上、商業施設では顧客満足度の向上に直結する重要な要素でもある。
低遅延を実現するWi-Fi 7
ヤマハの『WLX333』は、無線通信規格Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)に対応した無線LANアクセスポイントだ。2.4GHz帯、5GHz帯に加えて、干渉の少ない6GHz帯も利用することで、混雑した環境でも安定した通信を実現している。
Wi-Fi 7では、新たに通信状況に応じて最適な経路を柔軟に使い分けるMLO(Multi-Link Operation)に対応している。複数の周波数帯を同時に利用することで通信の遅延や途切れを抑えるので、オンライン会議やクラウドのリアルタイム処理などでストレスを感じることはないだろう。
また、電波干渉のあるチャンネルを避けて効率的に通信を行う「Preamble Puncturing」にも対応している。無線周波数帯の一部に干渉がある環境でも、実効スループットを向上させることができる。
新しい運用支援ツールを搭載
『WLX333』は、同社が新たに開発した無線LAN運用支援ツール「Wellness OnStage」を搭載する予定だ。
従来までの運用支援ツールが“機器の状態”を把握することに重点を置いていたのに対し、新しいツールでは“業務への影響”を起点にした状況把握が行えるようになっている。
そのために新たに採用されたのが、業務を快適に行えているかを独自に可視化した指標「Wi-Fi快適度」だ。この指標により、担当者が直感的に通信状況を把握できるようになる。加えて、トラブル発生時も専門知識に頼らずに一次切り分けや初期対応を行えるように支援してくれるという。
本ツールはSIerにもメリットがある。ネットワークの利用傾向やトラブルの再発要因、実際の利用状況を踏まえた分析が行えるので、現場のIT担当者と協力することにより、無線LAN運用の高度化が可能になる。
オフィスや商業施設、教育施設など、設置場所を選ばないスタイリッシュな筐体デザインの本製品。導入による快適な無線LAN環境の構築を、ぜひ提案していただきたい。
主な仕様
| 製品名 | WLX333 | |
|---|---|---|
| インターフェイス | LAN ポート | 1ポート(100BASE-TX/1000BASE-T/2.5GBASE-T/5GBASE-T/10GBASE-T、 ストレート/クロス自動判別) |
| コンソールポート(設定用) | 1ポート(RJ-45)※1 | |
| 拡張用ポート | 1ポート | |
| メモリー | Flash ROM | 8GB eMMC+16MB(ファームウェア:1組, コンフィグ:1組) |
| RAM | 2GB | |
| 無線 | アンテナ | 2.4GHz/5GHz共用アンテナ2本、 6GHzアンテナ2本、 DFSスキャン用アンテナ1本、 合計5本を本体に内蔵 |
| MIMO方式 | 6GHz:MIMO(2x2, 2ストリーム)、5GHz:MIMO(2x2, 2ストリーム)、2.4GHz:MIMO(2x2, 2ストリーム) | |
| 2.4GHz帯 無線LAN規格 | IEEE 802.11b/g/n/ax/be(最大伝送速度688Mbps、アップリンクは574Mbps) | |
| 5GHz帯 無線LAN規格 | IEEE 802.11a/n/ac/ax/be(最大伝送速度2,882Mbps) | |
| 6GHz帯 無線LAN規格 | IEEE 802.11ax/be(最大伝送速度5,765Mbps) | |
| 同時利用可能周波数帯 | 2.4GHz/5GHz/6GHz | |
| 2.4GHz 対応周波数帯 | 2,400~2,483.5MHz | |
| 5GHz 対応周波数帯 | 5,150-5,250MHz 5,250-5,350MHz 5,470-5,730MHz(144ch対応) | |
| 6GHz 対応周波数帯 | 5,925~6,425MHz | |
| アクセス方式 | インフラストラクチャーモード, WDSリピーターモード(2.4GHzおよび5GHzでのみ利用可能), WDSブリッジモード | |
| 接続端末数 | 6GHz帯:最大100台, 5GHz帯:最大100台, 2.4GHz帯:最大70台、 合計270台 | |
| セキュリティ | 認証方式 | オープン、 Enhanced Open, WPA/WPA2/WPA3 パーソナル、 WPA/WPA2/WPA3 エンタープライズ |
| 暗号化方式 | CCMP(AES)、 TKIP、 WEP(64bit/128bit、無線モードがIEEE 802.11beの場合は使用不可)、 192-bitセキュリティモード | |
| マルチ SSID | 6GHz 帯:最大8個, 5GHz 帯:最大8個, 2.4GHz 帯:最大8個, 合計16個 | |
| セキュリティ機能 | AP間プライバシーセパレーター、 Any 接続拒否、 MACアドレスフィルタリング(1VAPあたり最大256件)、 パスワード設定、 接続台数制限、送信出力調整機能、 ステルス SSID、 MAC認証機能、アクセス制御機能 | |
| LAN | タグ VLAN(IEEE 802.1Q) | 〇 |
| 管理/設定 | 管理プロトコル | SNMP(v1/v2c/v3 |
| ファームウェアの更新 | TFTPからのリビジョンアップ、 Web GUI からのHTTPまたはローカルファイル指定によるリビジョンアップ/リビジョンダウン、 YNOからのリビジョンアップ | |
| 内蔵RADIUS サーバー | 最大1,000件、 EAP-PEAP(MSCHAPv2)、 EAP-TLS, MACアドレス/接続SSID制限対応 | |
| 外部RADIUSサーバー対応 (IEEE 802.1X EAP認証) | EAP-TLS、 EAP-TTLS/MSCHAPv2、 PEAPv0/EAP-MSCHAPv2、 PEAPv1/EAP-GTC、 EAP-SIM、 EAP-AKA、 EAP-AKA Prime、EAP-FAST | |
| クライアント証明書発行 | ○(オンプレミス動作時のみ) | |
| ロギング機能 | メモリーに蓄積(50,000件)、SYSLOG での出力 | |
| 設定手段 | コンソール、 TELNET、 Web 設定画面、 Web設定画面(HTTP)/TFTP によるダウンロード/アップロード、 ヤマハルーターの Web GUI/ コマンドによるバックアップ、 YNO | |
| GUIの推奨ブラウザー | ・Windows: Microsoft Edge, Google Chrome, Mozilla Firefox ・macOS: Safari ・iPadOS: Safari ※2 |
|
| 機能 | QoS (WMM [Wi-Fi Multimedia])、 DHCP クライアント、 DHCP サーバー、 メール通知機能、NTP クライアント | |
| L2MSエージェント ※3 | L2MSマネージャー ※4 のWeb GUI/コマンドによる設定/状態表示/管理、 ネットワーク構成表示、コンフィグの保存/復元、 ゼロコンフィグ機能、障害原因・解決方法提案(LANマップトラブルシューティング強化) | |
| 拡張機能 | Radio Optimization機能、 Wellness OnStage※5、 クラウド型管理サービス(YNO)対応、 クラスター管理機能(管理可能台数は最大128台、 スタンドアローンモード対応)※6、 範囲指定型自動チャンネル選択機能 、自動チャンネル変更機能、 電波出力自動調整機能、 LAN-無線 連動機能、 無線通信平滑機能(エアタイム イコライザー)、 バンドステアリング機能、災害時モード切替機能、 キャプティブポータル機能、 かんたん接続QRコード生成機能、 VAPグルーピング機能、 Fast DFSv2機能、 適応型ローミングアシスト機能、ローミングアシスト機能(IEEE 802.11k/v)、高速ローミング機能(IEEE 802.11r)、接続分散機能(IEEE 802.11k/v) | |
| ハードウェア | 状態表示インジケーター | 天面:4(POWER、 LAN、 YNO、 WLAN) 消灯機能付き |
| 動作環境条件 | 周囲温度0〜50℃、 周囲湿度15〜80%(結露しないこと) | |
| 最大消費電力 | 23W | |
| 筐体 | 上面:プラスチック、底面:アルミダイキャスト、ファンレス | |
| 電波障害規格、環境負荷物質管理 | VCCIクラスA、 RoHS対応 | |
| 外形寸法(W×D×H) | 210× 210×56.6 mm(突起部含まず) ※壁掛け、 天井設置、 卓上スタンド設置、 VESA規格スタンド取付、 スイッチボックス取付が可能 | |
| 質量 | 本体1.2kg(付属品含まず)、 マウントパネル105g、 スタンド13g、ケーブルチューブ3g | |
※1 別売りの RJ-45 コンソールケーブル「YRC-RJ45C」をご使用ください。
※2 ブラウザーは、最新バージョンでご利用いただくことを推奨します。また、最新のWebブラウザー対応状況は、技術情報(RTpro)サイトにて公開しております。
※3 L2MS(Layer2 Management Service)は、ヤマハネットワーク機器をレイヤー2レベルで管理する機能です。
※4 L2MSマネージャーに対応しているルーター/ファイアウォール/スイッチが別途必要です。L2MSマネージャー対応機種は、技術情報(RTpro)サイトにて公開しております。
※5 2026年秋以降リリースのファームウェアで対応予定です。
※6 クラスター管理機能は、同じL2ネットワークに接続されている複数台の無線LANアクセスポイントを一元管理するためのシステムです。詳細は、技術情報(RTpro)サイトhttps://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/docs/wlx333/cluster.html にて公開しております。