ネットワーク機器
管理の容易なWi-Fi 7対応無線LANアクセスポイント
ヤマハ
WLX232
掲載日:2026/10/27

クラウドサービスやオンライン会議、動画コンテンツの利用が拡大し、無線LANトラフィックが増大する昨今、通信機器には、より高い安定性や低遅延が求められている。ヤマハの『WLX232』は、2.5GbEポートを備える無線LANアクセスポイント。Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)に対応し、円滑な無線LAN環境を実現。新搭載の無線LAN運用支援ツール「Wellness OnStage(ウェルネス オンステージ)」により、ネットワークの管理を支援する。
Wi-Fi 7で安定・高速通信
『WLX232』は、2.5GbEポートを搭載した無線LANアクセスポイントだ。無線LAN規格は最新のWi-Fi 7(IEEE 802.11be)に対応。これにより、2.4GHz帯と5GHz帯に加え、電波干渉の少ない6GHz帯を利用できる。さらに、Wi-Fi 7の新機能により、高速かつ安定した通信が実現できる。
複数の周波数帯を同時に利用するMLO(Multi-Link Operation)は、Wi-Fi 7で採用された新機能の一つだ。通信状況に応じて最適な経路を柔軟に使い分けることで、通信の遅延や途切れを抑えられる。
加えて、Preamble Puncturingにも対応。これは電波干渉があるチャンネルを避けて、残りのチャンネルを無駄なく利用する仕組み。周波数帯の一部に干渉があるケースでも、実効スループットが向上する。
「ローミングアシスト機能」では、ネットワーク全体の品質を安定化させることが可能。無線端末の移動や電波状況、無線アクセスポイントごとの接続端末数や利用状況をもとに、より快適に通信できる無線APへ自動的に誘導する。このため多台数、高密度な無線ネットワーク環境下でも真価を発揮する。
管理支援ツールでスマートに対策
同社の新たなネットワーク運用支援ツール「Wellness OnStage」にも、今秋リリースのファームウェアで対応予定だ。このツールでは、「業務を快適に行えているか?」を独自に可視化した指標「Wi-Fi快適度」を採用。管理者は、この指標をもとに通信状況を直感的に把握し、SIerと連携してスムーズに問題に対応できる。
設置する空間の美観を意識したデザインも秀逸。アンテナに必要な厚みと十分な強度を確保したうえで、曲面を用いて薄く仕上げ、現代的な空間デザインと調和する外観を実現している。
通信環境と共に、空間の価値を高める製品として、ぜひアピールしていただきたい。
主な仕様
| 製品名 | WLX232 | |
|---|---|---|
| インターフェイス | LAN ポート | 1ポート(100BASE-TX/1000BASE-T/2.5GBASE-T, ストレート/クロス自動判別) |
| コンソールポート(設定用) | 1ポート(RJ-45)※1 | |
| 拡張用ポート | 1ポート | |
| メモリー | Flash ROM | 8GB eMMC+16MB(ファームウェア:1組, コンフィグ:1組) |
| RAM | 2GB | |
| 無線 | アンテナ | 2.4GHz/5GHz共用アンテナ2本, 6GHzアンテナ2本, 合計4本を本体に内蔵 |
| MIMO方式 | 6GHz:MIMO(2x2, 2ストリーム)、5GHz:MIMO(2x2, 2ストリーム)、2.4GHz:MIMO(2x2, 2ストリーム) | |
| 2.4GHz帯 無線LAN規格 | IEEE 802.11b/g/n/ax/be(最大伝送速度688Mbps、アップリンクは574Mbps) | |
| 5GHz帯 無線LAN規格 | IEEE 802.11a/n/ac/ax/be(最大伝送速度2,882Mbps) | |
| 6GHz帯 無線LAN規格 | IEEE 802.11ax/be(最大伝送速度5,765Mbps) | |
| 同時利用可能周波数帯 | 2.4GHz/5GHzまたは2.4GHz/6GHz(5GHz帯/6GHz帯は切り替えて利用) | |
| 2.4GHz 対応周波数帯 | 2,400~2,483.5MHz | |
| 5GHz 対応周波数帯 | 5,150~5,250MHz 5,250~5,350MHz 5,470~5,730MHz(144ch対応) | |
| 6GHz 対応周波数帯 | 5,925~6,425MHz | |
| アクセス方式 | インフラストラクチャーモード、WDSリピーターモード(2.4GHzおよび5GHzでのみ利用可能) | |
| 接続端末数 | 6GHz帯または5GHz帯:最大100台, 2.4GHz帯:最大70台, 合計170台 | |
| セキュリティ | 認証方式 | オープン、 Enhanced Open, WPA/WPA2/WPA3 パーソナル、 WPA/WPA2/WPA3 エンタープライズ |
| 暗号化方式 | CCMP(AES)、 TKIP、 WEP(64bit/128bit、無線モードがIEEE 802.11beの場合は使用不可)、 192-bitセキュリティモード | |
| マルチ SSID | 6GHz 帯:最大8個, 5GHz 帯:最大8個, 2.4GHz 帯:最大8個, 合計16個 | |
| セキュリティ機能 | AP間プライバシーセパレーター、 Any 接続拒否、 MACアドレスフィルタリング(1VAPあたり最大256件)、 パスワード設定、 接続台数制限、送信出力調整機能、 ステルス SSID、 MAC認証機能、アクセス制御機能、WPS | |
| LAN | タグ VLAN(IEEE 802.1Q) | 〇 |
| 管理/設定 | 管理プロトコル | SNMP(v1/v2c/v3) |
| ファームウェアの更新 | TFTPからのリビジョンアップ、 Web GUI からのHTTPまたはローカルファイル指定によるリビジョンアップ/リビジョンダウン、 YNOからのリビジョンアップ | |
| 内蔵RADIUS サーバー | 最大1,000件、 EAP-PEAP(MSCHAPv2)、 EAP-TLS, MACアドレス/接続SSID制限対応 | |
| 外部RADIUSサーバー対応 (IEEE 802.1X EAP認証) | EAP-TLS、 EAP-TTLS/MSCHAPv2、 PEAPv0/EAP-MSCHAPv2、 PEAPv1/EAP-GTC、 EAP-SIM、 EAP-AKA、 EAP-AKA Prime、EAP-FAST | |
| クライアント証明書発行 | ○(オンプレミス動作時のみ) | |
| ロギング機能 | メモリーに蓄積(50,000件)、SYSLOG での出力 | |
| 設定手段 | コンソール、 TELNET、 Web 設定画面、 Web設定画面(HTTP)/TFTP によるダウンロード/アップロード、 ヤマハルーターの Web GUI/ コマンドによるバックアップ、 YNO | |
| GUIの推奨ブラウザー | ・Windows: Microsoft Edge, Google Chrome, Mozilla Firefox ・macOS: Safari ・iPadOS: Safari ※2 | |
| 機能 | QoS (WMM [Wi-Fi Multimedia])、 DHCP クライアント、 DHCP サーバー、 メール通知機能、NTP クライアント | |
| L2MSエージェント ※3 | L2MSマネージャー ※4 のWeb GUI/コマンドによる設定/状態表示/管理、 ネットワーク構成表示、コンフィグの保存/復元、 ゼロコンフィグ機能、障害原因・解決方法提案(LANマップトラブルシューティング強化) | |
| 拡張機能 | Radio Optimization機能、 Wellness OnStage※5、 クラウド型管理サービス(YNO)対応、 クラスター管理機能(管理可能台数は最大128台、 スタンドアローンモード対応)※6、 範囲指定型自動チャンネル選択機能 、自動チャンネル変更機能、 電波出力自動調整機能、 LAN-無線 連動機能、 無線通信平滑機能(エアタイム イコライザー)、 バンドステアリング機能、災害時モード切替機能、 キャプティブポータル機能、 かんたん接続QRコード生成機能、 VAPグルーピング機能、 適応型ローミングアシスト機能、ローミングアシスト機能(IEEE 802.11k/v)、高速ローミング機能(IEEE 802.11r)、接続分散機能(IEEE 802.11k/v) | |
| ハードウェア | 状態表示インジケーター | 天面:4(POWER、 LAN、 YNO、 WLAN) 消灯機能付き |
| 動作環境条件 | 周囲温度0〜50℃、 周囲湿度15〜80%(結露しないこと) | |
| 最大消費電力 | 15W | |
| 筐体 | 上面:プラスチック、底面:アルミダイキャスト、ファンレス | |
| 電波障害規格、環境負荷物質管理 | VCCIクラスA、 RoHS対応 | |
| 外形寸法(W×D×H) | 190×190× 55.6mm(突起部含まず) ※壁掛け、 天井設置、 卓上スタンド設置、 VESA規格スタンド取付、 スイッチボックス取付が可能 | |
| 質量 | 本体0.9kg(付属品含まず)、 マウントパネル105g、 スタンド13g、ケーブルチューブ3g | |
※1 別売りの RJ-45 コンソールケーブル「YRC-RJ45C」をご使用ください。
※2 ブラウザーのバージョンは、最新バージョンにしてご利用いただくことを推奨します。また、最新のWebブラウザー対応状況は、技術情報(RTpro)サイトにて公開しております。
※3 L2MS(Layer2 Management Service)は、ヤマハネットワーク機器をレイヤー2レベルで管理する機能です。
※4 L2MSマネージャーに対応しているルーター/ファイアウォール/スイッチが別途必要です。L2MSマネージャー対応機種は、技術情報(RTpro)サイトにて公開しております。
※5 2026年秋以降リリースのファームウェアで対応予定です。
※6 クラスター管理機能は、同じL2ネットワークに接続されている複数台の無線LANアクセスポイントを一元管理するためのシステムです。詳細は、技術情報(RTpro)サイトhttps://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/docs/wlx232/cluster.html にて公開しております。