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価格と買い切りライセンスを強みに伸長を続ける
ZWCAD・ZW3Dがこの秋、新バージョンをリリース予定

掲載日:2026/7/7

価格と買い切りライセンスを強みに伸長を続ける ZWCAD・ZW3Dがこの秋、新バージョンをリリース予定
サブスク高騰が課題となる中、買い切りライセンスと低価格を強みに支持を広げる「ZWCAD」「ZW3D」の新バージョンが今秋に登場。Revit連携などの新機能が追加される。大塚商会経由であればトライアル期間が最長60日間に延長されるため、この機にぜひご検討いただきたい。

三つの認証方式で買い切りライセンスを提供

CADソフトのサブスクリプション移行に伴うトータルコストの高額化は、特に中小企業にとり大きな課題になりつつある。設計業務に必要十分なライセンス数を確保することが難しいという声が聞かれる中、大きな注目を集めるのが、買い切りライセンスを10万円台から提供するZWSOFTの2次元CAD『ZWCAD』と3次元CAD/CAE/CAM『ZW3D』である。

中国・広州に本社を構えるZWSOFTの設立は1998年。『ZWCAD』がリリースされたのは2002年のことだ。当初クローンCADとして発表された『ZWCAD』は、他社製品との互換性を維持する一方、操作性の改善や機能強化を続け、今日ではCADソフトの選択肢の一つとしての評価を世界的に定着させるに至っている。

開発拠点は中国国内5カ所のほか、アメリカ、イギリスにも展開。15言語に対応する製品は、90カ国以上の販売実績を持ち、ユーザー数は140万人以上に及ぶ。日本市場には2008年に進出し、2022年にはZWSOFT Japanを開設するなど、サポート体制の拡充に努めている。

買い切り版であることに加え、ライセンスコード入力による「ソフトウェア認証」、専用ドングルでPCに対応する「ハードウェア認証」、1台のPCをサーバーとして利用する「ネットワーク認証」の3種類の認証(アクティベーション)方式が選択できることも注目される理由の一つだ。特に複数PCのスムーズなライセンス共有を実現するハードウェア認証は競合製品の少なさもあり、オフィスPCと現地事務所PCを併用する建設業界などで高く評価されている。

BIMモデルの課題解決が期待されるRevitインポート

『ZWCAD』『ZW3D』の強みはライセンス形態や価格、そしてDWG互換性だけではない。図面を開く、保存するなどの処理プロセスの高速化や設計者の要求に応える操作性や多様な機能もその魅力だ。今秋リリース予定の新バージョン『ZWCAD 2027』『ZW3DWuKong』の概要を次に見ていきたい。

『ZWCAD 2027』でまず注目したいのは、Revit (RVT)インポートへの対応である。建設業界では近年、BIMモデルによる情報共有が図られることも増えつつある。これまで施工会社が2D図面を出力しようとする場合、Revitファイルを閲覧するための高額なライセンス費用が生じることが避けられなかった。ZWSOFT JapanはZWCADの主要ターゲットとして「建設・建築」「造船」「公共事業」の3領域を挙げているが、Revitインポートは特に建設業界において大きな意味を持つに違いない。

そのほかドアや窓、家具などの回転や配置を自動で行う「スマートブロック配置」、インフラ設計における杭位置などを自動的に引き出す「座標抽出」、外部参照図面表示が簡単に設定できる「外部参照の最適化」、複数サイズの図面を1枚の用紙に効率的に収める「スマート出力」などの機能が新たに追加されたほか、「ファイル比較」の強化により新旧図面の細かな違いの検出がより素早く行えるようになった。

孫悟空のように姿を変え、設計者の挑戦を支える

 一方、『ZW3D』新バージョンは、従来の西暦に準じた4桁の数字に代わり『WuKong』というバージョン名が与えられた。WuKongは、日本でもなじみ深い中国の古典小説、西遊記の主人公・孫悟空の中国語読みであるSūn Wùkōngにもとづく。命名には、自分の姿を動物や人間、器物に自由自在に変化させる悟空の七十二変化の術のように、固定観念にとらわれることなく必要に応じて姿を変え、ユーザーの挑戦を支える存在であり続けたいという同社の思いが込められているという。

『ZW3D WuKong』の強化のポイントは、『ZW3D 2026』の操作感を踏襲した上で、機能の大幅強化を実現した点にある。まず挙げられるのは、プラットフォームの刷新に伴う安定性向上とパラメトリックデータ差異計算の高速化である。さらに、2枚を1枚の板を曲げたように接続する「板金接続」、既存の設計情報を自動展開する「参照パターン」、UV曲面の細かな微調整を可能にする「ウェイト制御」、仕切り線一つで勾配が設定できる「同一曲面での個別設定機能」、自動製図機能の一層の高速化などの機能強化が図られている。『ZW3D WuKong』はこの5月に中国国内で一部グレードが先行リリースされ、9月30日にすべてのグレードが世界展開される予定だ。

幅広い製品ラインナップが用意されている『ZW3D』だが、一般には「Lite」「Std」「Pro」が主要な選択肢になる。特に「Lite」と「Std」のどちらを選ぶべきか悩むお客様も多いようだが、3Dモデル参照が主要目的なら「Lite」、設計まで行うなら「Std」というのが基本的な考え方になる。また3DCADの運用は教育コストも課題の一つである。教育はCADベンダーが有償で開催する講習会等を利用することが一般的だ。『ZW3D』は学習ツール「Show-n-Tell」が組み込まれて、インタラクティブな学習が行える点も重要なポイントになるだろう。

大塚商会経由の申し込みでトライアル期間が最長60日に延長

 電話相談窓口を開設し、ホームページからの問い合わせにも1、2日をめどに回答を行う同社のパートナー支援体制も注目したい。ウェビナーによる製品紹介や教育プラットフォーム拡充にも今後力を入れるという。

 7月10日までは『ZWCAD 2027』既存ユーザーを対象に、メンテナンスパック契約(2万1,000円)を半額で提供するリリース前キャンペーンを開催。特に認証ドングル紛失時にライセンス再発行、ドングル再発行に約5万円の費用が生じるハードウェア認証を選択するユーザー様にとってメリットは大きいはずだ。

 ZWSOFT Japanは『ZWCAD』『ZW3D』ともに30日間のトライアル版を提供しているが、大塚商会を経由することでトライアル期間が60日間に延長されることも注目したいポイントだ。

 30日と60日という2通りのトライアル期間の成果を比較すると、後者の成約率が高くなることは過去データ分析からも判明している。実案件への対応を通し、より深い評価が可能になることがその要因とみられているが、トライアル期間延長はパートナー様、エンドユーザー様の双方に大きなメリットがあることは間違いない。気軽にZWSOFTの相談窓口や大塚商会BP事業部の担当営業に声掛けし、ぜひこのチャンスを生かしていただきたい。