大塚商会の販売最前線からお届けするセールスノウハウマガジン「BPNavigator」のWEB版です。
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2010年5月時点の情報を掲載しています。
ジグザグ気温が続いた2010年の春。お花見の後に雪が降るとは驚きました。ジグザグ傾向は世界金融不安と歩調を合わせるように下降線をたどりましたが、一部にデフレ経済は底を打ったとする発表も出始めています。いよいよ経済も熱気を帯びてくるのではないでしょうか。マイクロソフトやAppleが次々と、話題の新製品を提案する風に乗り遅れてはなりません。さあ、右上がりの業績に向けて疾駆しましょう !
○デジタル機器をシームレスに接続【正解→3】
家庭内のPC、周辺機器、AV機器、電話、家電製品などの機器をネットワークを通じてシームレスに接続し、相互に機能を提供するための技術仕様がUPnP(Universal Plug and Play)です。IPネットワーク上で使われるプロトコルと考えて良いでしょう。もとはマイクロソフトが提案しました。インターネットの標準的技術を基盤に、ネットワークに接続するだけで複雑な操作や設定作業の必要なく機能を使えるようになります。イーサネットもサポートしていますし、HomePNAやHomeRFといった、小規模企業向けのLAN用規格にも対応しています。
○対応機器でパフォーマンスアップ【正解→1】
Serial ATA2で採用された、Serial ATAネイティブのインターフェース仕様がAHCI(Advanced Host Controller Interface)です。Serial ATA2は、Serial ATAの潜在力を引き出すために、Serial ATA専用のインターフェース仕様AHCIを用意しています。AHCIを採用したことで、ネイティブコマンドキューイング(NCQ)やホットプラグなどの機能を活用できるようになります。注意が必要なのは、AHCIの利用では、PC本体のチップセットやOSのドライバ、HDDなどのSerial ATA機器のすべてをAHCI対応にする必要があることです。
○実行速度とも言い換えられる【正解→1】
ブロードバンド回線やルータの速度を表わすときに使われる言葉にスループットがあります。単純に「速さ」と置き換えて考えても差し支えありません。実効速度を表わすときにこの用語を使うSEもいます。留意しておきたいのは、必ずしもユーザーが実際に使ったときの速度と一致していない点です。PCが単位時間内に処理できる命令の数や、通信回線の単位時間あたりの実効転送量などがスループットです。末端同士の実質的な通信速度(理論値からプロトコルのオーバーヘッドなどを差し引いた実効速度)の意味で使用されています。
○今後は動画表示の標準規格に【正解→2】
高解像度のデジタルテレビ放送(HDTV)のうち、走査線1,080本以上の方式がフルHD。通常は1,920×1,080ピクセルの解像度を意味します。最近のPCは、液晶画面表示にフルHD対応が当然になりはじめています。地デジ放送の映像信号は、既存のアナログテレビと同じ走査線525本の方式(SDTV)と、720本、1,080本の方式(HDTV)があります。1,080本の方式のフルHDなら、本来の最高画質を楽しめます。大画面テレビやDVD/HDDレコーダーなども、フルHD対応が一般化するはずです。デジタルビデオカメラもフルHD動画で記録する時代になり始めていますね。
○専用ケーブルで速度を確保【正解→2】
PCに外付けHDDなどを接続するためのSerial ATA(SATA)インターフェースの一種にeSATAがあります。誤接続を防ぐため、内蔵機器向けの通常のSerial ATAとは端子の形状などを変え、専用ケーブルなどを使います。電源を落とさずに機器の接続や切り離しができるホットプラグに対応しています。転送方式や転送速度などはSerialATAに準拠し、最高で150MB/sの通信ができます。外付けHDDはUSB 2.0などで接続されていましたが、USB 2.0の最大転送速度は60MB/sで、最近の機器からは見劣りしていました。
○HTMLをXMLに適合させる言語【正解→2】
Webページを記述するHTMLを、XMLに適合するように定義し直したマークアップ言語がXHTMLです。W3Cが仕様の策定をしています。HTMLはXMLの親に相当するSGMLの派生言語で、We bブラウザメーカー主導で独特の拡張をさせてきましたが、HTMLはXMLとの整合性で不都合なケースが発生するようになりました。その不満点を調整し、既存のブラウザに対応しつつ、XMLに準拠させた言語仕様としてXHTMLが作成されました。オンラインでのデータ送受信にXMLを使用するようになり、HTML文書もXML処理系で扱える環境を整える必要があったのです。
t e x t × G e n s e i S h i m a k a w a 【島川言成】
PC黎明期は秋葉原の有名量販店幹部、PC成長期は国内機械翻訳ベンチャー管理職及び外資系音声認識・合成企業、国内マーケティング部長、セキュリティベンチャー企業社外取締役。PC成熟期は専門学校講師。硬軟自在なIT業界の活写に数多くのファンを持つ。寄稿及び著書多数。
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