2012年5月28日発行
「修正された図面をもらったけど、どこが変更されたのかわからない」といった悩みを抱えている人も多いのではないだろうか。オーシャンブリッジのファイルビューア『Brava Desktop』は、ファイル比較機能など他のビューアにはない便利でユニークな機能を実装し、ファイルを閲覧する際の課題を解消する。CADはもちろん、TIFFやPDFにも対応しているので、アイデア次第でさまざまな用途で効果をもたらす。
株式会社オーシャンブリッジ
エーディビジョン 営業部
高野 裕己氏
TIFF、AutoCAD(DWG)、PDF、CSFなどさまざまなデータに対応した高速・高精度ファイルビューア『Brava』シリーズは、表示と印刷に特化した『Brava Desktop Light』とファイル比較機能などが付加された『Brava Desktop』の2種類がある。
その共通した優れた特徴の一つは、高速な起動と軽快な動作にある。ほぼ一瞬で起動し、画面のスクロールや拡大・縮小、ページめくり、前後のファイルへの移動など快適な操作性を実現し、大判・長尺図面も含めた多種多様なファイルを、マニュアルいらずの直観的なユーザインターフェースでストレスを感じることなく閲覧できる。
また、他のビューアソフトで大判・長尺図面を閲覧する場合、画面をスクロールするのがわずらわしく感じることがあるが、『Brava』シリーズは、1枚の画面を縮小して全体像を確認しながら閲覧でき、さらにベクトルデータを読み込んでいるので、虫めがねで拡大しても画面がぼやけることなくきれいに表示される。この点も多くのユーザから支持されているポイントだ。
さらに図面の長さや面積などを計測できる機能やキーワード検索機能、表示レイヤ選択機能、指定範囲の画像コピー機能など、CADビューアとして活用できる豊富な機能を備えている。
対応ファイルに応じた柔軟なライセンス体系を用意し、低コストで気軽に活用できる点も魅力の一つ。例えば、TIFFのみの対応ならば、6,120円/1クライアント(Brava Desktop Lightは25クライアントから)で導入できる。
「大判・長尺図面も高速に表示できるので図面閲覧時の業務効率を向上します。またAPIを標準で実装しているので、最近は自社のWebサービスなどに組み込んでご提案するパートナー様も増えています」とI-ディビジョン 営業部の高野 裕己氏は語る。
株式会社オーシャンブリッジ
エーディビジョン マーケティング部 リーダー
三谷 安世氏
『Brava Desktop』には、2つのファイルを画面上で重ね合わせるだけで、変更箇所を一目で確認できる便利なファイル比較機能が搭載されている。例えば、設計現場などでは、CADデータの変更箇所を確認するために、元データと最新データをわざわざ紙に出力して見比べている人も多いが、この機能を使えば印刷コストも省ける。図面だけではなく、それに付随した部品一覧表などのテキストの変更箇所も比較できるので大変便利である。
もう一つの大きな特徴は、ファイルにマークアップ(朱書き)することで図面の修正指示などが簡単に行えることだ。例えば、図面の受け入れ検査では、修正指示を記入した付箋がはがれてしまって確認もれが生じるケースがよくあるが、そうしたミスも未然に防げる。また、修正指示をメールに記載してやりとりする場合、ファイルとメールの本文を両方見ながら作業を進めなければならないが、マークアップ機能を使えばその手間も省ける。
「マークアップは注釈用のレイヤに書き込まれるので、オリジナルのデータに手を加えずに済むことも、エンドユーザ様から評価されているポイントです」とI -ディビジョン マーケティング部 リーダーの三谷 安世氏は語る。
『Brava Desktop』は、製造業や建設業をはじめとしたさまざまな業種において全世界で400万ユーザに利用されている豊富な導入実績があり、無償のビューアとは異なり、常にエンドユーザ様の意見を取り入れながら進化を続けている。グローバル対応なので、国内拠点では日本語版、海外拠点では英語版を使ってコミュニケーションを取っている企業も多いという。
「デモを見た人は、『こんなに便利になるのか』と口を揃えて感心します。その意味では、エンドユーザ様に必ず喜ばれる製品だと自負しています。まずは2週間使用できる体験版で操作性やメリットを実感してもらい、有償版の販売へつなげていただきたいです。パートナー様向けの販促用ツールも準備しているので、ぜひ活用してください」と高野氏は語る。