
これまで、ファクス、メール、電話などそれぞれ使い分けられていた連絡手段を、統合して利用する「ユニファイドコミュニケーション」に注目が集まり始めている。新しいワークスタイルを可能にし、企業の競争力の向上させるためには、効率的で濃密なコミュニケーションの実現が不可欠なのだ。

ブラザー販売株式会社
OmniJoin
国内のビデオ会議(Web、音声を含む)の市場は、2012年の約420億円(推定)から、クラウドやビデオチャットなどを含めたユニファイドコミュニケーション市場として、2020年には8,000億円規模にまで成長するとの予測がある。また、電話に代わる社内コミュニケーションのプラットフォームとして、ユニファイドコミュニケーションの導入を検討している企業もあるという。ユニファイドコミュニケーションを手軽に導入できるサービスも各社から提供されている。その一つがブラザーのWeb会議システム『OmniJoin(オムニジョイン)』だ。TV会議のクオリティに、資料の共有や編集機能が加えられた『OmniJoin』の活用シーンは幅広い。
最も基本的な活用方法は、遠隔会議システムとしての利用だ。複数の拠点がある場合や、広範囲を担当する営業員がいる場合には、移動時間やコストを節約できるだけでなく、メールや電話よりも濃密なコミュニケーションを実現できる。また、共有した資料を編集する機能を利用すれば、文書作成・修正も効率的に行える。
言葉だけのコミュニケーションでは伝わりにくい場合でも、映像を利用すれば、すぐに理解できるという例は少なくない。さらにデスクトップを共有できる『OmniJoin』であれば、PCの操作方法の説明なども簡単に行える。そのほかにも、オンラインセミナーとその後の質疑応答に利用するなど、『OmniJoin』は従来の業務の効率化だけでなく、新しいビジネススタイルやサービスを生み出す可能性も秘めているのだ。

ヤマハ株式会社
YVC-1000
ユニファイドコミュニケーションにおいて、発言が聞き取りにくいのはストレスになるばかりでなく、会議進行の妨げになってしまうため、クリアな音声を実現することは重要な要素の一つである。それを実現するのがヤマハのマイクスピーカーシステム『YVC-1000』だ。同製品は、マイクとスピーカーを分離することで、映像と音声の一体化とクリアな音声コミュニケーションを実現している。ユニファイドコミュニケーションの採用の際には、音声品質もチェックすることが重要だ。『OmniJoin』と併用して、自然で快適な会議を行っていただきたい。