株式会社バッファロー
「AirStation ProWAPM-1166D」
バッファローが今秋発売する「エアステーション プロ(AirStation Pro)WAPM-1166Dは、最新無線LAN規格「11ac」に対応した管理機能搭載のWi-Fiアクセスポイントだ。一般的な法人向けネットワーク製品は高価で設定や運用が難しいと印象をもたれているが、コンシューマ市場で培ったシンプルな操作、また、容易な管理者用ソフトに対応し、集中管理がしやすい。現在、市場のトレンドとなっているオフィスや校内の無線化にともないアクセスポイント導入を検討する企業や学校をターゲットとする。この製品について、株式会社バッファロー BBSビジネスユニット長 富山 強氏とBBSビジネスユニット BBSマーケティンググループ 鷲野 哲也氏に伺った。

BBSビジネスユニット長
富山 強氏
富山氏タブレットやスマートフォンを導入する企業が増えています。法人の場合、無線LANは広いフロアでの利用となったり、接続する端末の数が多くなりますから、アクセスポイントは一台ではなく複数台のアクセスポイントがあることが当たり前になります。専任の管理者ではなく、他の業務を担当しながら兼務で管理を担当する方も多いと思います。そのため当社の管理ソフトは、シンプルな使いやすさを重視しています。大規模なアクセスポイント管理機器用ソフトはグラフィカルなものが多いですが、それに比べると当社の管理ソフトは一見そっけない画面に見えるかもしれません。しかし、兼務でネットワーク管理をしているような方でも直感的ですぐに利用できるものとなっています。
また、新製品が対応した通信規格11acは、通信高速化のための規格です。「帯域幅拡大」「変調信号の多値化」「MIMO方式の拡張」により、従来規格の11nと比べ、規格値で最大約1.9倍の高速化を実現します。
鷲野氏電源に関してはACアダプターに加え、PoEスイッチにも対応しています。PoEスイッチを利用することで、電源工事の必要なくネットワーク機器、スイッチを敷設することができ、コスト削 減にもつながります。予算が少ないという場合にも適していると思います。ネットワークを全製品バッファローブランドでそろえていただくと、管理画面から一括で設定を行い、さらに管理が容易になるというメリットが生まれます。

BBSビジネスユニット
BBSマーケティンググループ
鷲野 哲也氏

富山氏エアコンが効いていない真夏の体育館や教室の天井に設置されるというお客様からのニーズがあり、動作可能な温度を50度までとして、過酷な環境でも動作する仕様です。
鷲野氏法人で利用する場合、管理のしやすさが特徴といいましたが、ハードウェアでもPoEも802.3afに対応しました。これは、802.3at対応のPoEスイッチが比較的高価なこと、また、802.3afは消費電力が少なく、常時稼働することを前提として考えると電気代も考慮しなくてはいけない。機能とハードウェアもお客様目線で設計しています。
富山氏販売店の皆さんには、管理機能が使いやすく、学校など専任の管理者がいない環境であっても導入しやすいことを認識していただければと思います。評価機も用意していますので、現場に持ち込んで確認していただくことも可能です。管理のしやすさをお客様も含め、実感してください。