日本ヒューレット・パッカード株式会社

担当者が語る、日本ヒューレット・パッカードの
ハイパーコンバージドインフラとは

システム基盤をシンプルにできるハイパーコンバージドインフラ(HCI)。「HPE HC250/HC380」の特長や強みについて、日本ヒューレット・パッカードの担当者に伺った。

サーバー、仮想化ソフト、共有ストレージ、監視・管理機能をセットで提供
日本ヒューレット・パッカード株式会社
データセンター・ハイブリッドクラウド事業統括
DCHC製品統括本部 サーバー製品本部
ソフトウェアデファインドデータセンターグループカテゴリーマネージャー
梁瀬 東子氏

ハイパーコンバージドインフラは、ITリテラシーの高い企業向けの特別な製品のような印象がありますが、実は全く逆なのです。もちろんITリテラシーの高い企業に導入いただいても威力を発揮しますが、IT担当者が少人数で、最新技術を追いかけるのは難しい企業の方にこそ、導入していただくとメリットが大きい製品なのです。

そもそもハイパーコンバージドインフラとは何なのかというと、サーバー筐体に、サーバー4台分、仮想化ソフトウェア、共有ストレージ、監視・管理機能が統合された、1台で4役を担った製品なのです。こんなことが可能になった理由は、最近のCPUやメモリーの性能が向上したからです。性能が上がった結果、「使われていないリソース」が増えていきます。そこで、使われていなかったリソースを有効活用してみたところ、ソフトウェア・デファインド技術によって、1台のサーバーに複数の機能を持たせることができるようになりました。

1台に複数機能を持たせることで、さまざまなメリットが生まれます。例えば、サーバーやストレージを組み合わせて利用するときよりも、はるかに手軽にセッティングができます。特にこの製品には、セルフセットアップウィザードを搭載しており、必要事項を入力するだけで初期構築や拡張作業を自動実行します。セットアップにかかる時間は15分から30分程度と大幅に短縮できます。オンプレミス製品なのですが、クラウドを利用するような感覚で利用できるのです。

クラウドを利用するような感覚で、短時間で導入・増設が可能
仮想化に加え、ストレージ機器や管理基盤も統合。(注)HC380の場合は4U〜。
※この資料はメーカー様にいただいたものを掲載しています。

従来のサーバーの技術進化に加え、クラウドの良さも取り入れた製品でもあります。「クラウド=手軽で安価」というイメージがありますが、ハイパーコンバージド製品なら、オンプレミスであってもコストを抑えることができて手軽という、クラウド同様のメリットが享受できるのです。HC380には「セルフサービスポータル」という機能があり、自動販売機でドリンクを買うような感覚で、仮想サーバーを構築することができます。

お客様の中には、クラウドからハイパーコンバージド製品に切り替えた企業様もいらっしゃいます。当初はパブリッククラウドを利用する予定だったそうですが、試算した結果、当社のハイパーコンバージド製品を利用すれば3年間のコストが半額程度に抑えられると分かったからです。クラウドを検討しているお客様は、あらためて比較検討していただきたいですね。

Microsoft Azureを利用したBCP対策も可能
マイクロソフトのクラウドヘバックアップも可能。(注)Azureのアカウント情報を入力するだけで簡単に設定できます。この機能を利用するにはAzureとの契約が別途必要です。
※この資料はメーカー様にいただいたものを掲載しています。

他社からもハイパーコンバージド製品が登場していますが、サーバー、ストレージ、管理ソフトの全てを一つのベンダーで提供しているのはHPEだけです。一つのベンダーで提供できることで、トラブルが起こった際にも、当社側でトラブルの切り分けができます。統合製品はトラブルが起こった際に不安があるというユーザー様の声にも対応することができることも強みです。

仮想化ソフトについては、ヴイエムウェアとマイクロソフトの両方を提供していますが、両社ともにHPEと強固な関係があることも大きな強みです。例えばマイクロソフトのHyper-Vを利用される場合には、セットアップツールを提供しています。マイクロソフト製品は、セットアップするコンポーネントの数が多いので、ベテランのエンジニアでもセットアップに1日、2日かかることも多いのですが、このツールを利用すれば3時間程度で完了することができます。複雑で手間のかかっていた作業が、簡単にミスなく進めることができます。また、クラウドのMicrosoft Azureをバックアップ先として利用する機能も提供しており、Azureにデータを置くことでBCP対策も可能になります。

サーバーの見直しを検討する際には、ハイパーコンバージドインフラを、ぜひご提案ください。

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