株式会社大塚商会 代表取締役社長 大塚 裕司

マルチベンダーの強みを最大限に生かし、オフィスをまるごと支援する取り組みや課題解決型のビジネスに磨きをかけていきます。その中で、特にAIを活用した新しいビジネスが大きく進展する可能性があります。パートナーの皆さまと一丸となって、中堅・中小企業様のAI活用とDX推進を積極的にご支援することで、パートナー様のビジネスの発展に寄与してまいります。

お客様の声に耳を傾け、お客様が気づかれていないニーズを掘り起こす

2022年は、「お客様に寄り添い、DX・全商材で共に成長する」というスローガンを掲げて出発しました。大塚商会が数年前から注力してきたオフィスをまるごと支援する施策は、マルチベンダーである大塚商会の強みを最大限に生かせるように思います。

長引くコロナ禍の中にあって、大塚商会はお客様のお困りごとを解決するソリューション販売に注力する取り組みを継続してきました。その中で改めて実感したことは、これからのビジネスでは、単品売りの価格勝負では生き残れないということです。例えば、コピー機を提案して断られたら価格を引き下げて再提案するのではなく、お客様の声に耳を傾け、お客様が気づかれていないニーズを掘り起こす。本当に必要とされているソリューションを探して提案することで、お客様との信頼関係が深まります。たとえ小さなお困りごとでも、故障やトラブルを解消することで、次のビジネスにつながります。その結果、PCやサーバーのリプレースのタイミングで、オフィス製品をまるごとご支援することが可能になります。

大塚商会は、コピー機の販売からスタートした会社です。オフィスの業務フローについては、ペーパーレス化や電子契約などを含め、ずっと関わってきました。どこよりも多くのノウハウを蓄積しているので、中堅・中小企業様のオフィス文書のデジタル化は、お任せください。そして、パートナー様と協力することでお客様のDXを推進していくことが重要な役目だと考えています。

お客様に必要な商品やサービスを提案するには、豊富な商品知識と、それらを調達できる商流が必要です。大塚商会は、豊富なリソースとサポートノウハウを有しています。パートナーの皆さまは、それらをぜひご活用ください。

AIを活用した新しいビジネスで中堅・中小企業のDX化を促進

パートナー様とのビジネスは、「モノ売り」から課題解決型の「コト売り」へシフトする取り組みが定着しています。
その中で、2023年はAIを活用したビジネスを加速させていきます。その一つが、「dotData AI分析サービス」です。大塚商会が米国dotData, Inc.と戦略アライアンスを締結し、中堅・中小企業様のAI活用とDX推進をご支援します。大塚商会が保有する「dotData」の実行環境を利用するため、お客様の環境にAIのシステムやソフトウェアを導入する必要はありません。専任のIT管理者がいなくても気軽に活用できます。

その他にも大塚商会は、取り扱う商材の幅が非常に広く、しかも、どこのメーカーにも依存していないため、ご要望に応じた製品を提供できます。かつてのコピー機販売中心の時代から、PC・サーバーといったハードや周辺機器、サブスクリプションサービス、それらを導入するためのSI技術、そしてサポート体制の拡充、さらに文具や生活用品にいたるまでのオフィスサプライなど、商材の幅を拡充してきました。オフィスに必要なあらゆる製品を取りそろえ、生産性向上と経費削減をまるごと支援できることが強みです。

中小企業様のDX化はこれからです。現在、お取引のあるお客様は、大塚商会が提供する商品やサービスを単品で利用されているケースが多くあります。そのお客様に幅広い商材を提供することで、パートナー様のビジネスは自ずと加速していきます。

大塚商会は、「電気・ガス・水道・大塚商会」と言われるような社会に必要不可欠な存在になるべく成長していきたいと考えています。パートナーと共にお客様に寄り添い、オフィスの課題をまるごと解決するためのソリューションを拡充してまいります。

本年もパートナー様のご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。