ビジネスパートナー事業部 執行役員 事業部長 村上 勇雄

情報提供の場を増やしながらパートナー様の支援体制を強化

2022年は、コロナ禍の半導体不足の影響でPC・サーバーが品薄状態になり、前半は厳しい状況が続きました。秋口から徐々に業績が回復してきましたが、台数はそれほど伸びていないのが実態でした。

その一方で、大塚商会がいち早く準備を進めてきたソリューションが軌道に乗り、パートナー様のビジネスにも着実に浸透してきました。電子帳簿保存法やクラウドビジネスのパートナー様向けのソリューションが実を結びつつあります。

また、2022年の春先は、新型コロナウイルスの感染防止策として行動制限を余儀なくされました。現在も感染者は増加傾向にあるので、決して油断はできない状況ですが、2023年は、リアルな対面によるパートナー様の支援体制をより一層強化したいと考えています。例えば、個別のパートナー様の案件に営業同行したり、新製品や新サービスの勉強会を開いたり、各種展示会のお手伝いをするなど、このコロナ禍の2年間にやりたくてもできなかったことに注力します。それによって、パートナー様への情報提供の場が大きく広がります。

サーバーのリプレースやAIを活用したビジネスに注力

2023年は、Windows Server 2012のサポートが10月に終了するため、サーバーのリプレースの需要が予想されています。

サーバーのリプレースについては、オンプレミスとクラウドの活用、そしてハイブリッドへの移行先があるので、いずれの選択肢にも柔軟に対応できる体制を整えておく必要があります。パートナー様が商機を逃すことのないように、計画的に在庫やサービス体制を拡充しながら万全な準備を進めていきます。

同時に、AIを活用したビジネスも大きく進展します。そのコアになるソリューションが、大塚商会が注力している「dotData AI分析サービス」です。これにより、中堅・中小企業のお客様も需要予測などが容易に行えるようになります。そこで、まずは、パートナー様自身が実際に使ってみて、その効果をエンドユーザー様にお伝えすることで、ビジネスチャンスが広がります。既に興味を持たれて導入検討されているパートナー様も増えつつあります。

2023年の市況がどのように変化しようとも、常に新しいことにチャレンジしていかなければ活路は見出せません。本年もパートナー様のお力を借りながら共に成長できるように尽力していきます。昨年に引き続き、お引き立てくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。