今月の顔〜January〜

ー CAD製品に携わったご経験とオートデスク製品の販売状況について、お教えいただけないでしょうか。

中島 課長代理(以下、中島): CAD製品の販売に携わるようになって約10年になります。オートデスク製品の販売では、AutoCAD LTが多く、Inventor LTのSuite製品や、MAYA LTにも力を入れたいと思っています。営業活動としましては、CAD製品だけでなく、エンドユーザ様のご要望に応じて、CADのシステム案件に合わせた製品をご提案しています。この点で大塚商会はマルチベンダー対応ですので、製品に制約されない柔軟な提案ができます。CAD製品とハードを同じ窓口から提案できるディストリビュータは少ないと聞いていますので、パートナー様には、このメリットをご活用いただきたいですね。

蟹江 主任(以下、蟹江): 以前は、PCやモニタなど、IT機器全般をパートナー様にご案内していました。8年前からCAD製品も取り扱うようになり、CADの世界では、大判プリンタやモニタなどに対するエンドユーザ様の要求がかなり高いと感じたことを覚えています。現在は、ハードや周辺機器とともにオートデスク製品をご提案しています。多くのエンドユーザ様の決算が近づくこの時期は、アップグレードに対するお問い合わせが増えています。できるだけ時間的な余裕がなくなる前に、新しいバージョンをいちはやく導入できるサブスクリプションをご提案するようにしています。

ー CADビジネスのクロスセリングについてお教えください。

中島: 現在では、2次元のCAD製品は、ノートPCでも快適に動くようになりましたが、三次元造形の処理を効率よく行うためには、PCにパワーが求められます。そこで最適なワークステーションの選択やメモリの増設、そしてグラフィック性能の拡張といった提案が必要となります。また、図面データなどの成果物を安全に保管するためのバックアップシステムや情報共有のためのネットワークも必要不可欠です。CAD製品はもちろんですが、その他の部分で、エンドユーザ様の業務を快適にする方策をパートナー様と一緒に考えることが、パートナー様のビジネスの拡大に貢献できると考えています。

蟹江: 私が担当しているパートナー様向けには、CAD製品と一緒にハードを導入する機会はあまりないのですが、今年は、4月のWindows XPのサポート終了と消費税増税を見越したクライアントPCの入れ替え時にオートデスク製品をアップグレードするといった案件が多いですね。その際、ミドルレンジのオートデスク製品であれは、通常のPCでも問題ないのですが、グラフィック性能に優れたNVIDIAの「Quadro」などハイエンドのビデオカードを利用するには、ワークステーションが必要です。大塚商会なら、ワークステーションを中心に、ハイエンドのグラフィックシステム、大判プリンタからロール紙にいたるまでをご提案できます。エンドユーザ様が希望される製品をいつでも出せるようにご用意しています。

ー 最後にパートナー様にお伝えしたいメッセージをお願いいたします。

中島: 2013年は、Windows 8を搭載したUltrabookやタブレットの進歩を実感した年でした。ハードウェアの性能が向上することで、無駄な処理待ちの時間を低減でき、業務効率の向上が図れます。同時にオートデスク製品もクラウドや3Dスキャンをはじめとするさまざまな最新技術を取り込みながら、エンドユーザ様のワークフローを改善できるソリューションとして進化しています。今後もパートナー様とともに、よりよいCADの業務環境をご提案できるよう、精一杯ご支援いたしますので、よろしくお願いいたします。

蟹江: パートナー様がお困りごとを相談された際には、ぜひ、お声がけをください。ハード、ソフト、そして周辺機器のベンダー様と大塚商会の強い協力関係は、パートナー様に必ずメリットとなります。また、不慣れな分野の提案を求められた場合にこそ、我々にご相談をいただければ、パートナー様はエンドユーザ様に、手間なく最適なソリューションをご提供いただけます。ハード、ソフト共に、高度な案件に対しても、担当営業の豊富な知識や経験に加えて、担当営業を支える大勢の専門スタッフが積極的にサポートいたしますのでご安心ください。