3Dプリンター特集

一昔前まで、3Dプリンターは「夢のような製品」だった。何もないところから3次元でモノが出来上がっていく様は、SFの世界の出来事のようで、これがどのように企業や世の中に浸透していくのか検討もつかない時代はつい最近のことだ。しかし、今や3Dプリンターは既存の事業やサービスに新たな付加価値を提案するビジネスユースの製品として、その地位を確立しつつある。建築・製造分野では既にモデルハウスの模型や、スマホケースなどのアクセサリー、工業部品の出力が実用化し、医療分野では薬や臓器を印刷するといった驚きの活用法も検討されているという。今後ますます広がりを見せる3Dプリンターの特長を捉え、お客様に幅広い分野への提案をしていただけるよう、BP事業部おすすめの3Dプリンターを紹介する。

BP事業部おすすめ!3Dプリンター一覧

UP 3D Printerシリーズ
イメージを自在に立体化できるデスクトップ3Dプリンター

『UP 3D Printer』シリーズは、アメリカのテクノロジー系DIY工作専門雑誌「Make:」の3Dプリンター特集にて「消費者による使いやすさ第一位」を獲得した、デスクトップ3Dプリンターだ。『UP mini』は狭いスペースでも設置が可能な小型機、『UP Plus2』は、オートキャリブレーション機能を搭載し、ノズル高の自動測定もできる唯一の3Dプリンターだ。個人ユースから企業・教育機関まで幅広い使用をカバーする。

MakerBot Replicatorシリーズ
エントリーレベルからプロフェッショナル向けシステムまで
広範な3Dプリンティングを提供

『MakerBot Replicator』シリーズは、アメリカMakerbot社製のデスクトップ3Dプリンター。USB/イーサネット接続に対応し、従来機からプリントボリュームやプリント速度を向上させた第5世代スタンダードモデル『Replicator』をはじめ、筐体をコンパクトにし、省スペースでの印刷ができる『Replicator Mini』、プリントヘッドを2基搭載し、ABS樹脂印刷に対応した『Replicator 2X』、シリーズ最大の造形エリアを備え、大量印刷が可能な最高位モデル『Replicator Z18』といった、多様な環境に提案できる製品群となっている。

monoFab ARM-10
イメージを自在に立体化できるデスクトップ3Dプリンター

ローランドディーシー社製の光造形方式を採用した国産デスクトップ3Dプリンター。アクリル系樹脂を硬化させた半透明な仕上がりが特長で、内部構造の把握に最適な模型を生成する。プロジェクターから投影された像を元に造形していくので、複数の造形物データを投射し、一度に製作することも可能。樹脂消費を抑える設計で、コストパフォーマンスに優れた機種だ。サポート材除去のためのキットも同梱されている。

CubeProシリーズ
高速、安価でプロ仕様のパーソナル3Dプリンター

個人向けとしては最大級の造形エリアを誇る、アメリカ3D systems社製のPJP(Plastic Jet Printing)方式3Dプリンター。『CubePro』、『CubePro Duo』、『CubePro Trio』の3ラインアップからなり、それぞれプリントヘッド数が1、2、3個でのバリエーション違いとなっている。特に『CubePro』の印刷領域はシリーズ最大の275×265×240mm、積層ピッチも最小の0.07mmで、大きな造形物を細部にわたって印刷することができる。従来機からの飛躍も遂げており、ABS樹脂、PLA樹脂に加え、新たにナイロン樹脂印刷にも対応した進化版。

Cube
アイデアを形に!!Cube®が実現します!

コンパクトでキュートなデザインが特徴の、パーソナル3Dプリンター。『CubePro』シリーズ同様、アメリカ3D systems社製で、タッチパネルでの簡単操作を実現している。シルバー、ホワイト、マゼンタ、ブルー、グリーンの全5色が用意されており、どんな景観にも適したカラーを選択できる。造形部分がむき出しの構造で、印刷動作を間近で見ることができるので、文教分野での授業への導入など、幅広い活用を検討したい機種だ。

CubeXシリーズ
より早く、より美しく、より使いやすくなった3Dプリンター

ラスベガスで毎年開催される、世界最大の家電見本市「International CES」で、2013年のベスト・オブ・CESに輝いた3Dプリンター。特長は、クラス最大級の造形エリアを実現しながら、コンパクトに収まった筐体。バスケットボール大の造形が可能な3Dプリンターが、これまで設置できなかったスペースにも導入を検討できる本体サイズとなっている。カートリッジ式マテリアルなので、素材の着脱や供給が容易に行えるモデルだ。

Value 3DMagiXシリーズ
手軽に導入できるエントリーモデルから、高精細ハードプラスチックパーツ出力まで。あらゆるニーズに高信頼性で応える。

製図関連機器の老舗国産ブランド、ムトーエンジニアリング製のパーソナル向け3Dプリンター。パーソナル向けとしては最大造形エリア300×300×300mmを擁する『MF-2000』が特徴的だが、小型・低価格帯もラインアップされており、条件に合わせて設置を提案できるシリーズだ。国産メーカーならではの日本語対応ソフトウェア、専用カスタマーセンターの用意など、安心して使い続けられるサポートが充実している。

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