そのヴイエムウェアの新しい提案のひとつが「ESX 3i」だ。これは、仮想化ソフトウェアのサイズを32Mバイトとし、USBフラッシュメモリなどのデバイスからブートすることで仮想化環境が利用できるというもの。万が一ハードウェア障害が起きたとしても、USBフラッシュメモリを差し直すだけで仮想環境を継続して利用できることになる。扱いも容易であるため、市場を広げる起爆剤としての期待も高い。
「ESX 3i/3.5」の登場により、ライセンス体系も若干変更されている。利用できる機能によって、「ESX Server 3i」「VI F o u n d a t i o n( 旧S t a r t e r )」「V IStandard」「VI Enterprise」を用意した。さらに、「VI Foundation」「VI Standard」「VI Enterprise」のプラットフォームとして「ESX Server 3i」「ESX Server 3.5」を選ぶことができる。ライセンス体系の変更によって顧客企業の選択肢の幅を大きく広げ、よりニーズにマッチしたソリューションを提供できることになる。また、有償でエディションのアップグレードにも対応しており、小規模システムや部門などからのスモールスタートを可能とした。