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| 2002年5月時点の情報を掲載しています。
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  昨年の象徴的な出来事、同時多発テロ。あの直後IT関連への投資は止まっていましたが、10月末ぐらいから世界中でリカバリーやセキュリティへの意識が急速に高まりました。具体的には、これまで大企業の情報管理責任者が考えるものとされていたネットワークセキュリティやデータ保全問題が、テロ以降は各部門や各支店などでも問題視されはじめ、営業所長クラスも自分の部署の顧客データ保全に関心を持つという状況が生まれています。 2002年、世界中の情報管理責任者に対して、何に投資しますかと質問したところ、1番がセキュリティ、２番がディザスタトレラント（耐災害性）でした。去年までのERP、SCM、CRM等から傾向が変わったと報告されています。今はここがビジネスチャンス。ですから、私どももストレージやサーバなどに力を入れています｡  そこで今、BP事業部様や販売店様に売っていただきたいものは大きく二つです。ひとつはIAサーバ。今迄にも随分販売していただいていますが、この市場はまだまだ伸びます。もうひとつはストレージ。このビジネスは昨年までNAS（Network Attached Storage）やSAN(Storage Area Network)など戦略的な言葉が先行していましたが、今年からは販売店様が扱えるコンセプトと共にお客様の理解も深まってきました。そして「能書きやコンセプトはいいから具体的な提案が欲しい」といわれる時代に入ったのです。私どもは世界No.1のストレージベンダーとして大塚商会BP事業部様と共に、今年は販売店様にストレージを売るインフラや技術情報の提供、販売支援、教育などの各種仕組みを多角的に行ってまいります。  私どもはパートナーさんとの関係を、お互いなくてはならない存在、同じ立場だと考えています。パートナーさんが困っている時、お互い必要不可欠な存在だと考えればパートナーさんの問題も自分の問題として考えられるからです。 また、他ベンダーに比べて協業がうまく機能している理由として、ｅコマースの事業をパートナーさんと一緒に立ち上げている点も大きいと思います。他社ではパートナービジネスと直販ビジネスがぶつかりますが、当社ではほとんどありません。円滑な協業の結果、当社の直販やｅコマースのビジネスを足がかりにパートナーさんがエンドユーザーにくい込んでいくという例も多くなってきました。パートナーさんが安心して付き合えるベンダーになったのではないかと思います。 ボリュームビジネスで一番重要なのはスピードとフレキシビリティです。色々なルールを作り決めごとをしてもお客様のニーズは刻々と変化しています。常にパートナーさんと同じ目線でスピーディーに変化に対応して行くことが大事だと考えています。  厳しい市場環境ですが、私どもとBP事業部様は市場にあった商品、サービス、ソリューションを結集していきますので、ぜひ一緒にやっていただきたいと思います｡ 今、ハードウェアでは差別化しにくい時代だといわれ、PCは確かに価格競争になっています。しかし、IAサーバとストレージ、この組み合わせで提案していただければ完全にハードウェアだけで差別化できます。お客様にきちんとお話しいただければ、この分野でコンパックに勝てる競合ベンダーは今のところありません。このように製品だけで圧倒的な差別化が出来る製品を販売できるのは今後1年間ぐらいです。すぐに競合が追いついてきますからね（笑）。恐らく競合他社もMSA1000のような製品を年末頃には出してくるでしょう｡ ビジネスチャンスは、今が旬。プライスパフォーマンスも高く、他社とも差別化ができる提案しやすいストレージ製品で販売店様がどこまで先行できるかが勝負です。頑張ってまいりましょう。 |
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