大塚商会の販売最前線からお届けするセールスノウハウマガジン「BPNavigator」のWEB版です。
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2002年5月時点の情報を掲載しています。
ストレージ・ソリューションがIT産業の大きなビジネスチャンスとして拡大している。
ガートナーグループでは、2004年までに$14,726ミリオンにまで市場が成長するという予測を出している。この成長予測の背景には、ストレージを取り巻く新しい技術革新とソリューションの提案がある。それは、小規模な企業からエンタープライズレベルの大規模運営まで、広いスケーラビリティと高い可用性を持つものだ。ストレージ・ソリューションを理解して提案することは、あらゆるIT産業にとって今、大きなビジネスの突破口となっている。
ストレージ・ソリューションを提案するためには、その基本的な技術の進化を理解しておく必要がある。ストレージ技術の進化は、そのまま対象となる顧客企業へのソリューション提案の基礎知識となる。そこで、代表的なストレージ技術についてまとめてみた。
● テープバックアップ
ストレージ・ソリューションの基本は、「企業の情報資産を安全かつ確実に保護する」こと。そのために、もっとも基本的なストレージ機器はテープバックアップ装置になる。テープバックアップによるデータの保護は、最新型のストレージ・システムでも利用されている。ハードディスクや光記録メディアに比べて、圧倒的にコストパフォーマンスに優れたテープバックアップは、昔も今も、そしてこれからもデータ保護の主流だ。
しかし、テープバックアップというストレージ・ソリューションは、あくまで「予備を取る」という目的にしか利用できない。万が一の障害などに対する保険のようなものだ。〈図1〉
● ファイルサーバ
複数台のPCをLANで活用するようになれば、まずはファイルサーバという用途でのストレージが必要になる。ファイルサーバによるストレージの基本は、データベースや電子メール、データファイルなどを個々のクライアントからネットワークを経由して保存することにある。データの記録速度という面においては、やはりハードディスクに勝るデバイスはない。そのハードディスクの速度と信頼性を高めるために、RAIDやホットスワップなどの技術が用いられている。そして、ファイルサーバのデータを保護する目的で、SCSIかATAでテープバックアップ装置を接続するケースが多い。
ファイルサーバとテープバックアップおいてもらいたい。
先進的なITベンダーの多くが、充実したストレージ製品を取り揃えている。各社の用意しているストレージ・ソリューションを製品別に理解することで、本論で解説する企業分類(P15以降参照)と合わせて、顧客に対する最適な提案を導き出せるだろう。
日本ヒューレット・パッカード株式会社
バックアップの次世代標準を担う「ultrium(ウルトリウム)」
「ultrium」テープフォーマットは、HP、IBM、Seagete各社の共同開発によるオープンな規格。最新のストレージ技術を集約して開発された新世代の"レガシーフリー"テクノロジーである。200GBのデータを最大2時間でバックアップできる「ultrium230」に加えて、省スペース型エントリモデルや20ドライブ700メディアの大規模システムまで、スケーラビリティのある製品ファミリを構成している。HPのIAサーバ製品は、タワー型から大型のラックマウントまで、企業のストレージ用途に合わせて、スケーラビリティのあるシステム構築が可能だ。
「大容量化に伴って、データ転送のスピードにも高速化が求められています。「Ultrium」は、従来ハイエンドサーバで利用されることが多かったDLT8000製品に比べて約2.5倍の高速化を実現しています。これは、ローエンド・ハイエンドにかかわらずストレージ容量が劇的に増加する環境においてバックアップの画期的なイノベーションです。弊社はこのUltrium製品をエントリレベルからエンタプライズ向けの大型機まで多彩なラインナップを構成し、あらゆるバックアップニーズにUltriumを提供できる製品構成を整えています。
例えば、最初はエントリモデルの「ultrium215」から導入をはじめても、容量が増えてきたらより高速な「ultrium230」ドライブ、オートローダそしてライブラリへと規模やニーズに合わせて製品が選択できます。最初は小規模なサーバを立てていても、会社の規模が成長するに応じていつか統合しなければいけないという話が出てくるはずです。そういったことも考えた場合、数あるフォーマットの中で既に大容量バックアップの主流になっている「ultrium」を早期に導入することには十分意味があると思います」
続きは本紙でご覧下さい。
■図1
■ 最新テクノロジを搭載した「hp servers」IAサーバ新製品ラインアップ
■
hp surestore ultrium215i/e
200GB(圧縮時最大容量)を転送スピード15MB/secでリードライト。
次世代テープテクノロジLTO Ultrium/規格の高速、高信頼性、大容量テープドライブ(ハーフハイト内蔵型モデル/外付け型モデル)
※「ultrium230」シリーズは転送スピードが30MB/sec
標準小売価格 690,000円/730,000円
菅澤 由恭
ビジネスカスタマ事業統括本部
ストレージマーケティング
チャネルビジネス担当
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