樋口:我々は、実際のところ全世界的な基本方針として、オープンなシステムを提供しようという事と、パートナーシップの重視を高らかに謳っています。そこで、ちょっと話が変わってしまうのですが、米国では「Do
it yourself」と言いますか、自分で買ってきて自分で作る、というのが市場として凄く大きくて、お店もそういうふうに対応しているんですね。ですから、海外に関しては文化的にそういう傾向があって、中小企業のお客様でも割とダイレクトに流れやすいという事があるのではないでしょうか。ただ、日本市場はそうではなくて、お客様は「ちょっと、なんとか頼む」と言ってプロに任せる。そういった要望が強いので、直販で機械を売るだけというビジネスは、もうどこかで考え直さなくてはいけないでしょうね。