今から5年程前に、このような電子メール配信システムを構築すると1,000万円くらいの費用がかかっていた。そうなると、大企業ならまだしも、中小規模の企業ではそれだけの投資をすることは難しいので、電子メール配信システムをASPで利用するケースが多かった。ところが、ASPのサービスは、件数に応じて料金が加算されるため、配信件数が多くなるとむしろコスト高になってしまうケースもある。しかも、顧客のメールアドレスが外部(ASP)に出てしまうので、顧客情報漏洩のリスクも伴う。実際、顧客データがASPから漏れてしまった事件も発生している。その点、『Mail2u』を導入すれば、そうした問題も解消される。
『Mail2u』は、Linux版とSolaris版があるが、Linux版の方が安価で、例えばライセンス価格は最大宛先件数5000件で40万円と非常にリーズナブルな価格設定になっている。
大塚商会では、『Mail2u』を搭載したLinuxアプライアンスサーバ『Mail2u for EasyNetBOX』も提供しており、ノーザンライツのLinuxサーバ2台と『Mail2u』(最大宛先件数5000件)を含め、価格は113万6,000円。情報漏洩対策とメールマーケティングが可能になる電子メール配信システムを低コストで簡単に構築できるので、エンドユーザーにとっては魅力あるソリューションといえるだろう。